ファンド紹介・解説

【インデックスファンド評価・解説】たわらノーロード 先進国債券<為替ヘッジあり>。

投稿日:2020年5月28日 更新日:

先進国債券に投資し、FTSE世界国債インデックス(除く日本)との連動を目指すインデックスファンドたわらノーロード 先進国債券<為替ヘッジあり>について解説します。

[最終更新日:2020.5.28]初版。
本記事は原則2020.4末日時点の情報に基づき記載しています。

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たわらノーロード 先進国債券<為替ヘッジあり>の基本情報

たわらノーロードシリーズは、アセットマネジメントOneが運用するインデックスファンド・シリーズです。親しみのある、分かりやすい、コツコツと蓄えるといったコンセプトから、「豊か、蓄える」というイメージがある、穀物を包み保存する"たわら"とネーミングしたとの事。  (アセットマネジメントOne公式サイトより抜粋・編集して引用)

今回解説するのは先進国債券に投資するたわらノーロード 先進国債券<為替ヘッジあり>

*本記事は為替ヘッジありの先進国債券です。たわらノーロードには為替ヘッジを行わないたわらノーロード先進国債券もありますが、これについては下記記事を参照して下さい。

先ずたわらノーロード 先進国債券<為替ヘッジあり>の基本情報をまとめます。

運用会社アセットマネジメントOne
設定日2016年10月3日
運用形態インデックスファンド
投資形態ファミリーファンド
ベンチマークFTSE世界国債インデックス(除く日本)
購入時手数料
信託財産留保額
信託報酬(税込)0.2200%
実質コスト0.233%
純資産総額 70.56億円(2020.5.27時点)
(マザーファンド) 純資産総額 4548.58億円(2019.6.24時点)
分配金実績
つみたてNISA---
SBI証券ポイント還元年率0.05%
楽天証券ポイント還元年率0.048%

 

投資対象

ベンチマークFTSE世界国債インデックス(除く日本)で先進国の債券に投資します。

*FTSE世界国債インデックス(除く日本)は日本を除く21カ国から構成される先進国債券の時価総額加重型指数です。

FTSE世界国債インデックス

 

マザーファンド

たわらノーロード 先進国債券<為替ヘッジあり>ファミリーファンド方式で、下記マザーファンドに投資します。

たわらノーロード 先進国債券<為替ヘッジあり>

画像引用:たわらノーロード 先進国債券<為替ヘッジあり>交付目論見書

為替フルヘッジ外国債券パッシブ・ファンド・マザーファンドは、純資産総額4500億円(2019.6時点)と巨額の資産を有し、低コスト・先進国債券インデックスファンド(為替ヘッジ有)としては最大規模のマザーファンドで、為替ヘッジ無たわらノーロード先進国債券のマザーよりも大きくなっています。

勿論、たわらノーロード・シリーズのみならず、機関投資家向けファンドなど多くのベビーファンドで使われています。

 

投資国

投資国・通貨構成比率は下記のようになります。

たわらノーロード 先進国債券<為替ヘッジあり>

画像引用:たわらノーロード 先進国債券<為替ヘッジあり>月次レポート(2020.04)

米国がほぼ半分、その他は欧州・カナダ・オーストラリアなどが占めます。

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手数料(信託報酬、実質コストなど)

たわらノーロード 先進国債券<為替ヘッジあり>信託報酬0.2200%(税込)

為替ヘッジ無のたわらノーロード先進国債券の信託報酬が0.1870%ですので、0.033%高くなっています。

実質コスト0.233%

勿論、購入時手数料無料(ノーロード)、信託財産留保額は無です。

*実質コストは信託報酬以外のコストに全て消費税がかかると仮定して、消費税8%から10%に換算した概算値です。

 

他社先進国債券インデックスファンド(為替ヘッジ有)との信託報酬・実質コスト比較

FTSE世界国債インデックス(除く日本)をベンチマークとする他社の低コスト・インデックスファンド(為替ヘッジ有)と信託報酬・実質コストを比較します。

(注)下表は基本的に最新の情報に随時更新しています。よって記事中の記載と異なる場合がありますが、その際は下表の値が最新の情報となります。

 ファンド信託報酬実質コスト
1Smart-i先進国債券インデックス(為替ヘッジあり)0.1870%0.217%
2たわらノーロード先進国債券<為替ヘッジあり>0.2200%0.233%
3SMTグローバル債券インデックス・オープン(為替ヘッジあり)0.5500%0.577%
4Funds-i 外国債券・為替ヘッジ型0.6050%0.623%
5eMAXIS 先進国債券インデックス(為替ヘッジあり)0.6600%0.675%

*実質コストは信託報酬以外のコストに全て消費税がかかると仮定して、消費税8%から10%に換算した概算値。

たわらノーロード 先進国債券<為替ヘッジあり>信託報酬は、Smart-i先進国債券インデックス(為替ヘッジあり)に次いで2位。Smart-iとの差は信託報酬で0.033%ですが、実質コストでは0.016%と小さくなります。

尚、3位以降とは大きな差がついており、為替ヘッジ有の先進国債券インデックスファンドは、たわらノーロードSmart-iの2強と言っても良いでしょう。

eMAXIS Slim、<購入・換金手数料なし>ニッセイ、iFreeなどの低コスト・インデックスファンドシリーズが為替ヘッジ有先進国債券に参入していない事もあり、低コスト競争は激しくありません。

 

信託報酬の変更履歴

たわらノーロード 先進国債券<為替ヘッジあり>は未だ信託報酬引下げの実績はありません。

たわらノーロード 先進国債券<為替ヘッジあり> 信託報酬変更履歴
引下げ日信託報酬(税込)備考
2016/10/3
 0.2160%新規設定
2019/10/1
 0.2200%消費税増税(8%-->10%)
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せめて最安値のSmart-iに対抗した信託報酬引下げを期待したいところです。

 

為替ヘッジ

本ファンドは名称の通り、為替ヘッジを行います。

為替ヘッジを行う事で、為替変動のリスクを除外できますが、一方で為替ヘッジにはコストもかかります。
*このコストは信託報酬や実質コストには見えてきません。

先進国債券クラスでは、為替ヘッジ有無の両方がラインアップされていますが、この両者の違い、特性は下記記事を参考にして下さい。

 

たわらノーロード 先進国債券<為替ヘッジあり>の運用状況

資金流出入額 & 純資産総額 (評判・人気は?)

月次資金流出入額純資産総額からたわらノーロード 先進国債券<為替ヘッジあり>の売れ行き・人気を見てみます。

(*)月次資金流出入額は、日々の純資産総額の増減額に騰落率を考慮して算出した概算値

たわらノーロード 先進国債券<為替ヘッジあり>

為替ヘッジ有の先進国債券では最も売れているファンドで(管理人調べ)、毎月1~2億程度の資金流入が比較的安定して続いています。

純資産総額も68.9億円(2020.4末時点)と、このクラスとしては比較的大きくなっています。

 

運用状況は?

インデックスファンドでは、ベンチマークとの乖離が小さい事がファンド評価の重要な要素です。そして、乖離がなければ、そのコストに応じた騰落率になる筈です。

下図は2020年4月末日時点の実質コストに対する1年騰落率を複数のファンドでプロットしたものです。

たわらノーロード 先進国債券<為替ヘッジあり>

グレーの点線は、コストが0の時ベンチマーク騰落率と一致し、ベンチマーク騰落率から決まる傾きの直線です。
グラフの左側(コストが低い)、上側(騰落率が高い)にあり、そしてグレーの点線上にある(乖離が少ない)ファンドが優秀なファンドという事になります。

たわらノーロード 先進国債券<為替ヘッジあり>はグレーの点線より下方に位置し、ベンチマークに対して大きくマイナス乖離している事がわかります。

ただ、それでもコストの低さで騰落率トップを維持しています。

 

2020年2月時点の1年騰落率

参考までに2020年2月末日時点の1年騰落率を見てみます。

たわらノーロード 先進国債券<為替ヘッジあり>

この時点では概ねグレーの点線上にのっており、ベンチマークとの(コスト要因以外での)乖離が殆どなかったと推測されます。

即ち、2020年4月の1年騰落率で観測されたマイナス乖離は2020年3~4月に発生しており、ここでは示しませんが、日次騰落率の他ファンドとの比較から、2020年3月の特定の日に大きな乖離を起こしている事がわかっています。

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まとめ

たわらノーロード 先進国債券<為替ヘッジあり>は、為替ヘッジ有先進国債券インデックスファンドの中で、最安値ではないものの比較的低コストで、最も売れているファンドの一つです。

残念ながら2020年3月に大きなマイナス乖離を起こしてしまいましたが、それでもコストの低さで騰落率はトップを維持しています(2020.4の1年騰落率)

為替ヘッジ有の先進国債券に投資したい方にとって、有力な選択肢となるファンドです。

ライバルとして信託報酬で勝るSmart-i 先進国債券インデックス(為替ヘッジあり)がありますが、実績や人気(資金流入額)を優先するならたわらノーロード 先進国債券<為替ヘッジあり>となるでしょう。

 

販売会社

たわらノーロード 先進国債券<為替ヘッジあり>は下記の金融機関等で購入出来ます。

SBI証券
投資信託保有で毎月Tポイントがもらえます。さらにTポイントで投資信託を購入する事も出来ます。
公式サイト SBI証券

楽天証券
投資信託保有で毎月楽天ポイントがもらえます。さらに楽天ポイントで投資信託を購入する事も出来ます。また、楽天カード(クレジットカード)で投資信託を積立購入する事が出来ます(上限5万円/月)。勿論ポイント還元があり事実上1%割引で購入出来るようなものです。
公式サイト楽天証券楽天カード

SMBC日興証券(ダイレクトコース)
大手店頭証券で唯一たわらノーロード シリーズを取扱い(ダイレクトコースのみ)。
国内株式を定額(100円~)、買付手数料無料(100万円以下)で買付・積立出来、さらにdポイントも使えるキンカブ・日興フロッギーや個人向け国債キャッシュバック・キャンペーンも魅力の証券会社。
公式サイトSMBC日興証券

松井証券
松井証券は、複数の投資信託を積立する際、設定したポートフォリオ(配分比率)になるよう自動的に購入商品・金額を調整してくれる「リバランス積立」が魅力(無料で利用可能)。
公式サイト松井証券

その他の販売会社
マネックス証券auカブコム証券岡三オンライン証券など

個人型確定拠出年金(iDeCo)で取扱っているのは、

尚、先進国債券インデックスファンドはつみたてNISA対象外です。つみたてNISAで先進国債券に投資したい方はバランスファンドを購入する事になります。

 

ライバルとなるファンド

Smart-i 先進国債券インデックス(為替ヘッジあり)

たわらノーロード 先進国債券<為替ヘッジあり>  (本記事)

 

他の先進国債券インデックスファンドとの比較、最新の人気・運用状況は下記記事を参照して下さい。

 

インデックスファンドの信託報酬、実質コスト、純資産総額の一覧は下記記事を参照して下さい。

 

 

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