ファンド紹介・解説

【インデックスファンド評価・解説】つみたて日本株式(TOPIX)。(三菱UFJ国際投信 つみたてんとうシリーズ)

投稿日:2020年4月15日 更新日:

 

つみたて日本株式(TOPIX)

国内株式に投資するインデックスファンドつみたて日本株式(TOPIX)について解説します。

尚、つみたてんとうシリーズには日経平均株価との連動を目指す「つみたて日本株式(日経平均)」もありますが、ここで取り上げるのはTOPIXの方です。

スポンサーリンク

[最終更新日:2020.4.15]初版。
本記事は基本的に2020年3月末日時点の情報に基づき記載しています。

 

つみたて日本株式(TOPIX)の基本情報

つみたて日本株式(TOPIX)は三菱UFJ国際投信が運用するインデックスファンド「つみたてんとうシリーズ」の一つです。eMAXISやeMAXIS Slimシリーズとは、基本的に同じマザーファンドで運用する姉妹ファンド。eMAXIS Slimが原則ネット証券・銀行専用商品なのに対し、つみたてんとうシリーズは、「つみたてNISA」を主なターゲットとし、最寄りの金融機関で相談できるファンドとして2017年8月に設定されました。現在9本のファンドから構成されています。コスト(信託報酬)はeMAXISよりは低く、eMAXIS Slimよりは高くなっています。
参考記事三菱UFJ国際投信 インデックスファンド「つみたてんとうシリーズ」運用開始。

今回解説するのは、国内株式に投資し、TOPIXとの連動を目指すつみたて日本株式(TOPIX)

先ず、つみたて日本株式(TOPIX)の基本情報をまとめます。

運用会社三菱UFJ国際投信
設定日2017年8月16日
運用形態インデックスファンド
投資形態ファミリーファンド
ベンチマークTOPIX(配当込み)
購入時手数料
信託財産留保額
信託報酬(税込)0.1980%
実質コスト0.202%
純資産総額 58.43億円(2020.4.14時点)
(マザーファンド) 純資産総額 2,450億円(2019.3.25時点)
分配金実績
つみたてNISA対象商品
SBI証券ポイント還元年率0.05%
楽天証券ポイント還元年率0.048%

 

投資対象

ベンチマークTOPIX[配当込み]で東証一部に上場する国内株式に投資します。

*2019.7.1よりベンチマークが除く配当から、配当込みに変更となりました。
参考記事三菱UFJ国際投信 eMAXIS Slimなどのベンチマークを配当込指数に変更。

*インデックスファンドのベンチマークは[除く配当]と[税引前配当込/グロス]、[税引後配当込/ネット]の3種類ありますが、ベンチマークの配当除く・含むは(過去においては)運用成績に関係有りません。但し、運用報告書などに記載されているベンチマークとの乖離を見る時は注意が必要です。詳細は下記記事を参照して下さい。
参考記事インデックスファンドのベンチマーク(除く配当/プライス、配当込/グロス・ネット)と乖離の評価方法。

 

マザーファンド

つみたて日本株式(TOPIX)ファミリーファンド方式で、下記マザーファンドに投資します。

つみたて日本株式(TOPIX)

画像引用:つみたて日本株式(TOPIX) 交付目論見書

TOPIXマザーファンドは「eMAXIS TOPIXインデックス」やeMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)も投資するマザーファンドで、2,450億(2019.3時点)と巨額の純資産を有します。

マザーファンドを共有するeMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)等とは姉妹ファンド、運用そのものは事実上変わらず、異なるのは後述する信託報酬や販売会社のみと言って良いでしょう。

 

投資銘柄

投資する銘柄数は2,165銘柄、TOPIXの構成銘柄数が2,159(2020.2時点)ですので、ほぼ全ての銘柄を組み入れています。

組入れ上位10銘柄は下図の通り。

つみたて日本株式(TOPIX)

画像引用:つみたて日本株式(TOPIX) 月報(2020/3)

日本を代表する企業が上位を占めていますが、1位のトヨタ自動車ですら3.6%ですので、広く分散されたポートフォリオである事が分かります。

ファーストリテイリングやソフトバンクが多くを占める日経平均株価とは大きく異なります。

国内株式を代表する指数としてTOPIX、日経平均株価がありますが、両者の違い・比較については下記の記事をご覧ください。
参考記事【国内株式インデックスファンド】TOPIX、日経平均株価どちらを選ぶ? 過去の成績を徹底比較。

 

手数料(信託報酬、実質コストなど)

つみたて日本株式(TOPIX)信託報酬0.1980%(税込)

実質コスト0.202%(税込)

勿論、購入時手数料無料(ノーロード)、信託財産留保額は無です。

*実質コストは信託報酬以外のコストに全て消費税がかかると仮定して、消費税8%から10%に換算した概算値です。

 

他社 国内株式(TOPIX)インデックスファンドとの信託報酬・実質コスト比較

他社の低コスト・国内株式(TOPIX)インデックスファンドと信託報酬・実質コストを比較します。

(注)下表は基本的に最新の情報に随時更新しています。よって記事中の記載と異なる場合がありますが、その際は下表の値が最新の情報となります。

 ファンド信託報酬実質コスト
1eMAXIS Slim国内株式(TOPIX)0.1540%0.160%
1<購入・換金手数料なし>ニッセイTOPIXインデックスファンド0.1540%0.157%
1iFree TOPIXインデックス0.1540%0.162%
1Smart-i TOPIXインデックス0.1540%0.180%
5三井住友・DCつみたてNISA・日本株インデックスファンド0.1760%0.186%
6たわらノーロードTOPIX0.1870%0.190%
6i-SMT TOPIXインデックス0.1870%0.193%
8(三菱UFJ)つみたて日本株式(TOPIX)0.1980%0.202%

*実質コストは信託報酬以外のコストに全て消費税がかかると仮定して、消費税8%から10%に換算した概算値です。

つみたて日本株式(TOPIX)は8位と最下位。

最安値のeMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)とは信託報酬で0.044%の差があります。

ただ、上表では低コストのファンドのみリストアップしていますので、全体から見るとつみたて日本株式(TOPIX)も十分低コストの部類です。

 

信託報酬の変更履歴

つみたて日本株式(TOPIX)は、2017年8月に設定された後、まだ信託報酬引下げの実績はありません。

つみたて日本株式(TOPIX)の信託報酬変更履歴
引下げ日信託報酬(税込)備考
2017/8/16
 0.1944%新規設定。設定時はeMAXIS Slimと同じで最低水準。
2019/10/1 0.1980%消費税増税(8%-->10%)
??????% 

設定当初はeMAXIS Slimと同じ信託報酬で、他社を含めて最低水準のレベルでした。しかし、その後、eMAXIS Slim<購入・換金手数料なし>ニッセイが複数回の引下げを行い、今では大きな差がついてしまいました。

スポンサーリンク

つみたて日本株式(TOPIX)の運用状況

資金流出入額 & 純資産総額 (評判・人気は?)

月次資金流出入額純資産総額からつみたて日本株式(TOPIX)の売れ行き・人気を見てみます。

(*)月次資金流出入額は、日々の純資産総額の増減額に騰落率を考慮して算出した概算値になります。

つみたて日本株式(TOPIX)

つみたてNISAが始まった2018年当初は多くの資金が集まっていましたが、その後は月によってバラバラ、資金流出の月も多くあります。

決して安定した人気があるとは言えないようです。

(もしくは短期で売買する方もいるのかな?)

 

運用状況は?

インデックスファンドではベンチマークとの乖離が小さい事がファンド評価の重要な要素です。そして、乖離がなければ、そのコストに応じた騰落率になる筈です。

*ベンチマークは同じTOPIXでも配当込・除くなどファンドにより異なりますが、実際の運用は両者で変わらない事から、配当込インデックスを、ここではベンチマークと定義します。

下図は、2020年3月末日時点の実質コストに対する1年騰落率を複数のファンドでプロットしたものです。

つみたて日本株式(TOPIX)

グラフの左側(コストが低い)、上側(騰落率が高い)にあり、そしてグレーの点線上にある(乖離が少ない)ファンドが優秀なファンドという事になります。
*多くのファンドがコスト起因以外でのベンチマークとの乖離はないだろうという前提で評価。

つみたて日本株式(TOPIX)は、eMAXIS Slimと同じ巨大なマザーファンドで運用している事もあり、ベンチマークとの乖離がない安定した運用で、そのコストに応じた騰落率となっています。

ただ、信託報酬・実質コストが低いeMAXIS Slim等には騰落率で負けています。

(上図の評価期間ではマイナスの騰落率になっていますので、低コストのeMAXIS Slimの方が損失を少しでも抑えられたという事です)

 

まとめ

つみたて日本株式(TOPIX)は、比較的低コスト、そして安定した運用と、国内株式(TOPIX)に投資するインデックスファンドとして間違った選択ではありません。

ただ、より低コストのeMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)で運用すれば、さらに高いリターンを得ることが出来ます。(株価低迷時でも損失が小さくなる)

つみたて日本株式(TOPIX)と姉妹ファンドとも言えるeMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)は中身は基本的に同じもの、値段(コスト=信託報酬)と販売会社が違うだけです。

もし、つみたて日本株式(TOPIX)だけしか取扱っていない金融機関(多くは銀行や店頭証券)で取引されているのであれば、eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)等の超低コストファンドを扱っているネット証券に変更されては如何でしょう。

つみたてNISAの口座も毎年変更する事が出来ます。

 

販売会社

つみたて日本株式(TOPIX)は、SBI証券楽天証券松井証券マネックス証券等の主要ネット証券、

さらに多くの銀行、店頭証券で購入出来ます。

一方、上記ネット証券であればeMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)も取扱っています。

どちらを選択すべきかは言うまでもないでしょう。

SBI証券
投資信託保有で毎月Tポイントがもらえます。さらにTポイントで投資信託を購入する事も出来ます。
(つみたてNISAでも購入可能)
公式サイト SBI証券

楽天証券
投資信託保有で毎月楽天ポイントがもらえます。さらに楽天ポイントで投資信託を購入する事も出来ます。また、楽天カード(クレジットカード)で投資信託を積立購入する事が出来ます(上限5万円/月)。勿論ポイント還元があり事実上1%割引で購入出来るようなものです。
(つみたてNISAでも購入可能)
公式サイト楽天証券楽天カード

松井証券
松井証券は、複数の投資信託を積立する際、設定したポートフォリオ(配分比率)になるよう自動的に購入商品・金額を調整してくれる「リバランス積立」が魅力(無料で利用可能)。
(つみたてNISAでも購入可能、但しリバランス積立はつみたてNISAでは非対応)
公式サイト松井証券

大手店頭証券
SMBC日興証券(ダイレクトコースでeMAXIS Slimを取扱い)

 

個人型確定拠出年金(iDeCo)で投資したい方は、つみたて日本株式(TOPIX)auカブコム証券で、

低コストのeMAXIS SlimSBI証券(セレクトプラン)で取り扱っています。

 

 

ライバルとなるファンド

eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)  

<購入・換金手数料なし>ニッセイTOPIXインデックス

三井住友・DCつみたてNISA・日本株インデックスファンド

iFree TOPIXインデックス

たわらノーロード TOPIX

つみたて日本株式(TOPIX)   (本記事)

 

他の国内株式(TOPIX)インデックスファンドとの比較、最新の人気・運用状況は下記記事を参照して下さい。

 

インデックスファンドの信託報酬、実質コスト、純資産総額の一覧は下記記事を参照して下さい。

 

 

スポンサーリンク

応援お願いします。
にほんブログ村 投資ブログ 資産運用へにほんブログ村 株ブログ 投資信託へにほんブログ村 その他生活ブログ 家計管理・貯蓄へ

-ファンド紹介・解説

Copyright© しんたろうのお金のはなし , 2020 All Rights Reserved.