ファンド紹介・解説

eMAXIS NASDAQ100インデックスの評価・評判・人気。~iFreeNEXT NASDAQ100とどちらを選ぶ?~

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米国株式、NASDAQ(ナスダック)上場銘柄のうち時価総額上位100(除く金融)から構成されるNASDAQ100指数との連動を目指すインデックスファンドeMAXIS NASDAQ100インデックスについて解説します。

[最終更新日:2021.11.10]全て最新の情報に更新。
*本記事は原則2021.10末日時点の情報に基づき記載しています。

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eMAXIS NASDAQ100インデックスの基本情報

eMAXISシリーズは、三菱UFJ国際投信が運用するインデックスファンド・シリーズで、「幅広い品揃え」と「低く設定された信託報酬」を特徴とします。2017年2月のeMAIXS Slimシリーズ登場により、信託報酬は割高となってしまいましたが、eMAXIS Slimにはラインアップされていないインデックスも多く「幅広い品揃え」という点では未だ価値ある存在です。

今回解説するのは、米国株式 NASDAQ100との連動を目指して運用するeMAXIS NASDAQ100インデックス

先ず、eMAXIS NASDAQ100インデックスの基本情報をまとめます。

運用会社三菱UFJ国際投信
設定日2021年1月29日
運用形態インデックスファンド
投資形態ファミリーファンド
ベンチマークNASDAQ100(配当込み・ネット?)
購入時手数料
信託財産留保額
信託報酬(税込)0.440% 
実質コスト(決算前)
純資産総額 245.2億円(2021.10.29時点)
(マザーファンド) 純資産総額 (決算前)
分配金実績
つみたてNISA対象外
SBI証券ポイント還元年率0.10%
(対象投資信託1,000万円以上保有で0.20%)
楽天証券ポイント還元年率0.048%
マネックス証券ポイント還元年率0.080%

 

eMAXIS Slimシリーズではありません

三菱UFJ国際投信の低コスト・インデックスファンドには、eMAXISシリーズ、つみたてんとうシリーズ、eMAXIS Slimシリーズとありますが、本ファンドはeMAXISシリーズのファンドです。

「常に最低水準の運用コストを目指す」eMAXIS Slimシリーズではありませんし、また、eMAXIS SlimシリーズにはNASDAQ100との連動を目指すファンドは存在しません。

 

投資対象

ベンチマークNASDAQ100[配当込み]で、米国NASDAQ市場に上場している金融を除いた上位100銘柄の株式に投資します。

ベンチマークは配当を含みますが、それが税引前(グロス)、税引後(ネット)かは未だ分かりません。ただ、他のeMAXIS/eMAXIS Slimシリーズのファンドが基本的にネットを採用している事から、本ファンドもネットの可能性が高いと推測します。

*インデックスファンドのベンチマークは[除く配当]と[税引前配当込/グロス]、[税引後配当込/ネット]の3種類ありますが、ベンチマークの配当除く・含むは運用成績に直接関係するものではありません(少なくとも過去においては)。但し、運用報告書などに記載されているベンチマークとの乖離を見る時は注意が必要です。詳細は下記記事を参照して下さい。

 

マザーファンド

eMAXIS NASDAQ100インデックスファミリーファンド方式でマザーファンドを介して米国株式に投資します。

eMAXIS NASDAQ100インデックス

画像引用:eMAXIS NASDAQ100インデックス 交付目論見書

「NASDAQ100インデックスマザーファンド」は信託契約締結日が2021年1月29日であり、eMAXIS NASDAQ100インデックスの設定と同時に新設されたマザーファンドと思われます。

尚、本マザーファンドは、eMAXIS NASDAQ100インデックスより後に設定されたETF、MAXIS ナスダック100上場投信【2631】でも使用されています。

 

投資銘柄

投資している銘柄は下表のようになります。(組入上位10銘柄)

eMAXIS NASDAQ100インデックス

画像引用:eMAXIS NASDAQ100インデックス 月次レポート(2021/9)

Apple、Microsoft、Amazon、Alphabet(Google)、Facebook、Teslaといった日本でも有名な企業が上位を占めています。所謂、ハイテク株が多いのがNASDAQ100の特徴です。

尚、前述のようにマザーファンドも新設ですが、ETFを介して投資するのではなく、直接、現物株を保有しているようです。

 

手数料(信託報酬、実質コストなど)

eMAXIS NASDAQ100インデックスの信託報酬は0.440%(税込)

未だ設定されたばかりですので、実質コストはわかりません。

勿論、購入時手数料無料(ノーロード)、信託財産留保額は無です。

 

受益者還元型信託報酬

eMAXIS NASDAQ100インデックスは下表のように純資産総額に応じて信託報酬率が変わる受益者還元型信託報酬を採用しています。

純資産総額信託報酬(税込)
500億円未満の部分0.440%
500億円以上1,000億円未満の部分0.429%
1,000億円以上の部分0.418%

設定されたばかりですので、最初の受益者還元型信託報酬が採用される500億円到達は2022年以降でしょう。

 

他社 NASADAQ100インデックスファンドとの信託報酬・実質コスト比較

他社のNASDAQ100インデックスファンドと信託報酬・実質コストを比較します。

尚、ファンド名の下に設定日を記載しています。

(注)下表は基本的に最新の情報に随時更新しています。よって記事中の記載と異なる場合がありますが、その際は下表の値が最新の情報となります。

 ファンド
[設定日]
信託報酬
[実質コスト]
純資産総額
(億円)
[2021.10.29時点]
1PayPay投信NASDAQ100インデックス
[2021.6.29]
0.4180%
[決算前]
4.9
2eMAXIS NASDAQ100インデックス
[2021.1.29]
0.4400%
[決算前]
245.2
2NZAM・ベータNASDAQ100
[2020.3.12]
0.4400%
[1.671%]
19.3
4インデックスファンドNASDAQ100(アメリカ株式)
[2020.8.31]
0.4840%
[0.654%]
161.7
5iFreeNEXT NASDAQ100インデックス
[2018.8.31]
0.4950%
[0.533%]
410.0

NASDAQ100をベンチマークとするファンドでは、eMAXIS NASDAQ100インデックス信託報酬は、NZAM・ベータと並び2位。最安値のPayPay投信 NASDAQ100インデックスに比べ0.022ポイント高くなっています。

尚、NZAM・ベータは初回決算で実質コストが非常に高くなっており、PayPay投信は未だ殆ど運用実績がありません。

 

信託報酬の変更履歴

eMAXIS NASDAQ100インデックスは、未だ信託報酬を引下げた実績はありません。

eMAXIS NASDAQ100インデックスの信託報酬変更履歴
引下げ日信託報酬(税込)備考
2021/1/29
 0.440%新規設定。
?????? 

前述のようにeMAXIS Slimシリーズではありませんので、そう頻繁な引き下げは期待できないと予測します。

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eMAXIS NASDAQ100インデックスの運用状況(評価・人気)

資金流出入額 & 純資産総額 (評判・人気は?)

月次資金流出入額純資産総額からeMAXIS NASDAQ100インデックスの売れ行き・人気を見てみます。

(*)月次資金流出入額は、日々の純資産総額の増減額に騰落率を考慮して算出した概算値になります。

eMAXIS NASDAQ100インデックスの人気・評判

月により資金流入額に大きな変動がありますが、それでも月10~35億と大きな資金流入が続いています。

NASDAQ100インデックスファンドの中ではiFreeNEXTと人気を二分しており、直近6カ月ではeMAXISが資金流入額でややリードしています。

純資産総額も設定から9カ月で245億円と順調に増えています。

 

運用状況は?

インデックスファンドではベンチマークとの乖離が小さい事がファンド評価の重要な要素です。そして、乖離がなければ、そのコストに応じた騰落率になる筈です。

*ベンチマークは同じNASDAQ100でも配当込・除くなどファンドにより異なりますが、実際の運用は両者で変わらない事から、配当込で配当課税を適切に考慮したインデックスを、ここではベンチマークと定義します。

下図は2021年10月末日時点の実質コスト(/2)に対する6ケ月騰落率を複数のファンド(ETFを含む)でプロットしたものです。

*設定月(2021年2月)は大きくプラス乖離しましたが、下図にはこの2月は含まれていません。

米国ETF Invesco QQQのデータもプロットします。
*QQQは分配金10%課税後再投資した場合の終値での円換算騰落率。(終値は米国Yahoo Finance、分配金は米国Invesco社サイト、為替レートは三菱UFJ銀行公表のTTMを引用)

グレーの点線が、傾き=-(1+ベンチマークの騰落率)、切片=ベンチマークの騰落率です。ベンチマークとの乖離がなければこの点線上に乗る筈です。
*配当込みで米国源泉徴収税率を適切に考慮したベンチマークの正確な値は分かりませんので、多くのファンドがコスト要因以外での乖離がないであろうとの仮定の下、管理人の主観で決めています。

*図中△は東証ETF、◇は米国ETF QQQ

eMAXIS NASDAQ100インデックスの評価

*基本的にはグラフの左側(コストが低い)、上側(騰落率が高い)にあり、そしてグレーの点線上にある(乖離が少ない)ファンドが優秀なファンドという事になります。

各ファンド、ETFは概ねグレーの点線上にのっていますが、これはコスト要因以外でのベンチマークとの乖離がない事を意味します。

その中で、eMAXIS NASDAQ100インデックスは若干マイナス側に乖離しているように見えますが、これは実質コストではなく、信託報酬でプロットしている影響でしょう。

eMAXISの騰落率はiFreeNEXT NASDAQ100インデックスと概ね同等ですので、実質コストも同等に近い値になると推測します。

*2021.10末時点の1カ月、3カ月騰落率では僅かですがeMAXISが上回っています。

 

eMAXIS NASDAQ100インデックスの分配金

eMAXIS NASDAQ100インデックスは未だ設定・運用が開始されたばかりですが、今後、分配金を出す可能性は低いと推測します。

これから資産を築いていこうとする資産形成期においては分配金を出さない投資信託の方が有利です。
分配金を出すか否かは運用会社が決定しますが、本ファンドは「信託財産の成長を優先とし、原則として分配を抑制する」方針です。
勿論、保有する株式から出た配当はファンドの資産となり、基準価額の上昇につながります。

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まとめ ~iFreeNEXTとどちらを選ぶ?~

eMAXIS NASDAQ100インデックスは、NASDAQ100との連動を目指すインデックスファンドで、ライバルとなるiFreeNEXTより低い信託報酬で設定されました。

設定から9ヶ月ですが、既に大きな資金流入があり早くも人気を集めています。

また運用(ベンチマークとの乖離)も安定してきたように見えます。

ただ、初回決算前で実質コストが未だわかりません。おそらくiFreeNEXTと同等になると推測しますが、

今までの運用実績を重視するならiFreeNEXT NASDAQ100インデックス

今後、低いコストに応じた高い騰落率になると思う方はeMAXIS NASDAQ100インデックスという選択になるでしょう。

*継続して運用結果を観察し、随時、本記事を更新していきます。

 

販売会社

eMAXIS NASDAQ100インデックスは下記の金融機関で購入出来ます。

SBI証券
投資信託保有で毎月TポイントまたはPontaポイントがもらえます。さらにT or Pontaポイントで投資信託を購入する事も出来ます。
三井住友カードで投信積立が出来ます。還元率0.5%、2021.12.10まではキャンペーンで1.5%。(ゴールド、プラチナカードはさらに還元率アップ)。
*三井住友カード(NL/ナンバーレス)なら年間費無料。
公式サイト SBI証券三井住友カード(NL)

楽天証券
投資信託保有で毎月楽天ポイントがもらえます。さらに楽天ポイントで投資信託を購入する事も出来ます。また、楽天カード(クレジットカード)で投資信託を積立購入する事が出来ます(上限5万円/月)。勿論ポイント還元があり事実上1%割引で購入出来るようなものです。
公式サイト楽天証券楽天カード

マネックス証券
マネックスカードによる投信積立今冬(2022.1以降)開始予定。
公式サイトマネックス証券
参考記事マネックスカード(クレジットカード)、投信積立決済サービス開始予定(2022年1月以降)!

その他のネット証券
auカブコム証券等。

尚、NASDAQ100はつみたてNISAの指定インデックスではない為、つみたてNISAでは購入できません。

 

他のNASDAQ100インデックスファンド、及び東証上場ETF、さらに米国ETF QQQとの比較は下記記事を参照して下さい。

 

インデックスファンドの信託報酬、実質コスト、純資産総額の一覧は下記記事を参照して下さい。

 

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