ファンド紹介・解説

【インデックスファンド評価・解説】iFree TOPIXインデックス。

投稿日:2019年5月24日 更新日:

国内の株式に投資し、TOPIXとの連動を目指すインデックスファンドiFree TOPIXインデックスについて解説します。

[最終更新日:2019.11.19]2019/9決算の結果を反映(実質コストは変更無)
[2019.9.18]消費税10%表記に変更。
[2019.8.26]ライバルファンドのつみたて日本株式の実質コスト更新。
[2019.8.6]ライバルファンドのeMAXIS Slim、Smart-iの実質コスト更新。
[2019.5.24]初版。本記事は原則2019年5月24日時点の情報に基づき記載しています。

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iFree TOPIXインデックスの基本情報

iFreeシリーズは、大和投資信託が運用するインデックスファンド・シリーズです。「低水準の運用管理費用」と「豊富な商品ラインアップ」をコンセプトに、「投資(investment)、もっと自由(Free)に」の思いを込めてネーミングしたとの事。  (iFree公式サイトより抜粋・編集して引用)

今回解説するのは、国内の株式に投資するiFree TOPIXインデックス

先ず、iFree TOPIXインデックスの基本情報をまとめます。

運用会社大和投資信託
設定日2016年9月8日
運用形態インデックスファンド
投資形態ファミリーファンド
ベンチマークTOPIX(配当除く)
購入時手数料(販売会社が独自に設定)
信託財産留保額
信託報酬(税込)0.1540% 
実質コスト0.162%
純資産総額 10.29億円(2019.5.23時点)
(マザーファンド) 純資産総額 1448.64億円(2019.9.19時点)
分配金実績
つみたてNISA対象商品
SBI証券ポイント還元年率0.05%
楽天証券ポイント還元年率0.048%

 

投資対象

ベンチマークTOPIX[除く配当]で、国内の株式に投資します。

*インデックスファンドのベンチマークは[除く配当]と[配当込]の2種類ありますが、[除く配当]だからといって(過去において)運用成績が劣るという事はありません。詳細は下記記事を参照して下さい。
参考記事インデックスファンドのベンチマーク、配当込、配当除くで実際の運用成績は異なるか?

ただ、運用報告書などに記載されているベンチマークとの乖離を見る時は注意して下さい。ベンチマークが配当を含んでいませんので、通常はファンドの方が騰落率が高くなります。
参考記事【インデックスファンド】運用報告書でのベンチマークとの乖離の見方、乖離0だから単純に素晴らしいファンドとは言えません。

 

マザーファンド

iFree TOPIXインデックスは、ファミリーファンド方式で、下記マザーファンドに投資します。

iFree TOPIXインデックス

画像引用:iFree TOPIXインデックス交付目論見書

トピックス・インデックス・マザーファンドは、1498億円(2018.9.19時点)と巨額のマザーファンドで、ライバルのeMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)には負けますが、<購入・換金手数料なし>ニッセイTOPIXインデックスファンドマザーファンドより大きな純資産を有しています。

 

投資銘柄

投資している銘柄数は2109(2019.4末時点)、TOPIX構成銘柄の殆どを保有している事になります。

組入上位10銘柄は下表。

iFree TOPIXインデックス

画像引用:iFree TOPIXインデックス 月次レポート(2019/4)

日本を代表する企業が上位を占めていますが、1位のトヨタ自動車でも 3.3%にすぎず、日経平均株価に比べ広く分散されている事がわかります。

国内株式を代表する指数としてTOPIX、日経平均株価がありますが、両者の違い・比較については下記の記事をご覧ください。
参考記事【国内株式インデックスファンド】TOPIX、日経平均株価どちらを選ぶ? 過去の成績を徹底比較。

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手数料(信託報酬、実質コストなど)

iFree TOPIXインデックスの最大の魅力は何と言っても信託報酬の低さ。

国内株式(TOPIX)インデックスファンドとしてはeMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)<購入・換金手数料なし>ニッセイTOPIXインデックスファンドと並びトップ(最安値)の0.1540%(税込)です。

実質コスト0.162%(税込)

購入時手数料は、交付目論見書上は「販売会社が別に定める料率」となっていますが、現時点で徴収している販売会社は無く、事実上、無料(ノーロード)です。

信託財産留保額もありません。

*実質コストは信託報酬以外のコストに全て消費税がかかると仮定して、消費税8%から10%に換算した概算値です。

 

他社 国内株式(TOPIX)インデックスファンドとの信託報酬・実質コスト比較

TOPIXをベンチマークとする他社の低コスト・インデックスファンドと信託報酬・実質コストを比較します。

 ファンド信託報酬実質コスト
1eMAXIS Slim国内株式(TOPIX)0.1540%0.159%
1<購入・換金手数料なし>ニッセイTOPIXインデックスファンド0.1540%0.157%
1iFree TOPIXインデックス0.1540%0.162%
4Smart-i TOPIXインデックス0.1705%0.196%
5三井住友・DCつみたてNISA・日本株インデックスファンド0.1760%0.195%
6たわらノーロードTOPIX0.1870%0.189%
6i-SMT TOPIXインデックス0.1870%0.193%
8(三菱UFJ)つみたて日本株式(TOPIX)0.1980%0.202%

*実質コストは信託報酬以外のコストに全て消費税がかかると仮定して、消費税8%から10%に換算した概算値です。

iFree TOPIXインデックスの信託報酬はeMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)<購入・換金手数料なし>ニッセイTOPIXインデックスファンドと同率の最安値です。

実質コストも上記3本で殆ど差がありません。

 

信託報酬の変更履歴

iFree TOPIXインデックスは、既に3回信託報酬引下げを行ってます。

iFree TOPIXインデックスの信託報酬変更履歴
引下げ日信託報酬(税込)備考
2016/9/8
 0.2052%新規設定
2017/10/20.1836%Smart-iに対抗
2018/12/130.17172%eMAXIS Slim、<購入・換金手数料なし>ニッセイに対抗
2019/6/130.1512%eMAXIS Slimに対抗
2019/10/10.1540%消費税増税(8%-->10%)

2018年12月の信託報酬引下げで、eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)<購入・換金手数料なし>ニッセイTOPIXインデックスファンドに並びました。その後、eMAXIS Slimが2019年2月、5月と再度引下げた為、一時は引き離されましたが、2019年6月の引下げで再度同率ながら首位となります。

 

 

iFree TOPIXインデックスの運用状況

資金流出入額 & 純資産総額 (評判・人気は?)

月次資金流出入額純資産総額からiFree TOPIXインデックスの売れ行き・人気を見てみます。

(*)月次資金流出入額は、日々の純資産総額の増減額に騰落率を考慮して算出した概算値になります。

iFree TOPIXインデックス

安定した資金流入があり純資産総額も伸びてきていますが、月次資金流入額は1億以下と決して大きい額ではありません。

 

eMAXIS Slim、<購入・換金手数料なし>ニッセイ、三井住友・DCとの比較

eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)<購入・換金手数料なし>ニッセイTOPIXインデックスファンド三井住友・DCつみたてNISA・日本株インデックスファンドと資金流出入額を比較します。

iFree TOPIXインデックス

信託報酬では若干高めの三井住友・DCつみたてNISA・日本株インデックスファンドが最も売れており、iFree TOPIXインデックスはこの4本の中では最も資金流入が少なくなっています。

 

運用状況は?

インデックスファンドではベンチマークとの乖離が小さい事がファンド評価の重要な要素です。そして、乖離がなければ、そのコストに応じた騰落率になる筈です。

*ベンチマークは同じTOPIXでも配当込・除くなどファンドにより異なりますが、実際の運用は両者で変わらない事から、配当込インデックスを、ここではベンチマークと定義します。
尚、国内株式の場合、所有する銘柄から配当があっても、それに課税される事無くファンドの資産となります。

下図は2019年4月末日時点の実質コストに対する1年騰落率を複数のファンドでプロットしたものです。

iFree TOPIXインデックス

図中グレーの点線は、コストが0の時、配当込指数と一致し、ベンチマーク騰落率から決まる傾きの直線です。
グラフの左側(コストが低い)、上側(騰落率が高い)にあり、そしてグレーの点線上にある(乖離が少ない)ファンドが優秀なファンドという事になります。

iFree TOPIXインデックスは高コストのファンドに比較すると、その低いコストに応じた高い騰落率を示しています。ただ、ベンチマークに対し若干マイナス側に乖離しているようにも見えます。

尚、上図で比較した期間より最新の信託報酬は低くなっていますので、今後は、eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)<購入・換金手数料なし>ニッセイTOPIXインデックスファンドと同等の騰落率になると推測されます。

 

まとめ

iFree TOPIXインデックスは、国内株式(TOPIX)との連動を目指すインデックスファンドの中で信託報酬最安値、巨額の純資産を有するマザーファンドと、お勧めできるファンドの一つです。

また、複数回の信託報酬引下げを行うなど低コスト化にも積極的な印象を受けます。

eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)<購入・換金手数料なし>ニッセイTOPIXインデックスファンド、そしてiFree TOPIXインデックスと現時点でどれを選んでも大きな差はないでしょう。

懸念としては、資金流入額が決して多いとは言えず純資産総額も未だ小さいこと。

 

購入先

iFree TOPIXインデックスは下記の金融機関で購入出来ます。

販売会社 SBI証券楽天証券 マネックス証券カブドットコム証券松井証券岡三オンライン証券GMOクリック証券

さらに、多くの銀行で取扱っています。

楽天証券なら楽天カード(クレジットカード)で投資信託を積立購入する事が出来ます。勿論ポイント還元があり事実上1%割引で購入出来るようなものです(上限5万円/月)。さらに、そのポイントで投資信託を購入する事も出来ます。
公式サイト楽天カード

勿論、つみたてNISA対象のファンドです。(上記金融機関でもつみたてNISAを取扱っていない場合があります)

 

ライバルとなるファンド

eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX) 

<購入・換金手数料なし>ニッセイTOPIXインデックスファンド

三井住友・DCつみたてNISA・日本株インデックスファンド

iFree TOPIXインデックス   (本記事)

たわらノーロード TOPIX

 

他の国内株式(TOPIX)インデックスファンドとの比較、最新の人気・運用状況は下記記事を参照して下さい。

 

インデックスファンドの信託報酬、実質コスト、純資産総額の一覧は下記記事を参照して下さい。

 

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