ファンド紹介・解説

iFree 外国株式インデックス(為替ヘッジなし)の評価・評判・人気。~比較的低コストの先進国株式インデックスファンド~

投稿日:2020年12月16日 更新日:

iFree 外国株式インデックス(為替ヘッジなし)

日本を除く先進国の株式に投資するインデックスファンドiFree 外国株式インデックス(為替ヘッジなし)について解説します。

尚、iFree 外国株式インデックスには為替ヘッジ有無の2本のファンドがありますが、ここで取りあげるのは為替ヘッジなしの方です。

[最終更新日:2021.2.26]実質コスト等2020.11の決算結果を反映。
[2020.12.16]全て最新情報に更新。
本記事は原則2020.11末日時点の情報に基づき記載しています。

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iFree 外国株式インデックス(為替ヘッジなし)の基本情報

iFreeシリーズは、大和アセットマネジメントが運用するインデックスファンド・シリーズです。「低水準の運用管理費用」と「豊富な商品ラインアップ」をコンセプトに、「投資(investment)、もっと自由(Free)に」の思いを込めてネーミングしたとの事。  (iFree公式サイトより抜粋・編集して引用)

今回解説するのは、先進国の株式に投資するiFree 外国株式インデックス(為替ヘッジなし)

先ず、iFree 外国株式インデックス(為替ヘッジなし)の基本情報をまとめます。

運用会社大和アセットマネジメント
設定日2016年9月8日
運用形態インデックスファンド
投資形態ファミリーファンド
ベンチマークMSCI KOKUSAI(配当除く)
購入時手数料
信託財産留保額
信託報酬(税込)0.2090% 
実質コスト0.246%(*)
純資産総額 60.4億円(2020.11.30時点)
(マザーファンド) 純資産総額 1623億円(2020.11.30時点)
分配金実績
つみたてNISA対象商品
SBI証券ポイント還元年率0.05%
楽天証券ポイント還元年率0.048%

(*)実質コストは2020.11.30決算より

 

投資対象

ベンチマークMSCI KOKUSAI(コクサイ)[配当除く]で、日本を除く先進国の株式に投資します。

*インデックスファンドのベンチマークは[除く配当]と[税引前配当込/グロス]、[税引後配当込/ネット]の3種類ありますが、ベンチマークの配当除く・含むは運用成績に直接関係するものではありません(少なくとも過去においては)。但し、運用報告書などに記載されているベンチマークとの乖離を見る時は注意が必要です。詳細は下記記事を参照して下さい。
参考記事インデックスファンドのベンチマーク(除く配当/プライス、配当込/グロス・ネット)と乖離の評価方法。

 

投資国

投資する国、比率は下図のようになります。

iFree 外国株式インデックス(為替ヘッジなし)

画像引用:iFree 外国株式インデックス(為替ヘッジなし) 月次レポート(2020/11)

先進国といっても米国が約72%を占めます。

詳細は下記記事を参照して下さい。
参考記事【外国株式インデックスファンド】各インデックス(指数)、そして先進国、新興国ってどこの国? 

 

投資銘柄

投資している銘柄は下表のようになります。(組入上位10銘柄)

iFree 外国株式インデックス(為替ヘッジなし)

画像引用:iFree 外国株式インデックス(為替ヘッジなし) 月次レポート(2020/11)

上位10銘柄は全て米国企業で、アップル、マイクロソフト、アマゾン、フェイスブック、アルファベット(Googleの持ち株会社)など日本でも良く知られた企業が上位になっています。

尚、2位に入っている"S&P500 E-MINI FUT 202012"は米国S&P500指数の先物取引です。

 

手数料(信託報酬、実質コストなど)

iFree 外国株式インデックスは2017/10/2に信託報酬引下げを行い、現時点の信託報酬は0.2090%(税込)

実質コストは0.246%(税込)(但し、実質コストは固定されたものではなく毎年変動します)

勿論、購入時手数料無料(ノーロード)、信託財産留保額は無です。

*実質コストは信託報酬以外のコストに全て消費税がかかると仮定して、消費税8%から10%に換算した概算値です。

 

他社 先進国株式インデックスファンドとの信託報酬・実質コスト比較

他社の低コスト・先進国株式インデックスファンドと信託報酬・実質コストを比較します。

尚、SBI・先進国株式インデックス・ファンドだけはベンチマークが異なりFTSE ディベロップド・オールキャップ・インデックス、他は全てMSCI KOKUSAIをベンチマークとするファンドです。

(注)下表は基本的に最新の情報に随時更新しています。よって記事中の記載と異なる場合がありますが、その際は下表の値が最新の情報となります。

*野村スリーゼロ先進国株式投信は野村證券・つみたてNISA限定商品ですので参考ファンド扱いとしています。

 ファンド信託報酬実質コスト
--野村スリーゼロ先進国株式投信0%
(2030年まで)
0.039%
--SBI・先進国株式インデックス・ファンド
[FTSE]
0.1022%0.135%
1eMAXIS Slim 先進国株式インデックス0.1023%0.147%
1<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックス0.1023%0.154%
3たわらノーロード先進国株式0.10989%0.153%
4iFree外国株式インデックス0.2090%0.246%
4i-SMTグローバル株式インデックス0.2090%0.251%
6(三菱UFJ)つみたて先進国株式0.2200%0.290%
6Smart-i先進国株式インデックス0.2200%0.336%

*実質コストは信託報酬以外のコストに全て消費税がかかると仮定して、消費税8%から10%に換算した概算値です。

MSCI KOKUSAIをベンチマークとするファンドではiFree 外国株式インデックス信託報酬は4位、最安値のeMAXIS Slim先進国株式インデックス<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスに比べ0.107%高くなっています。

また実質コストでも4位。

 

信託報酬の変更履歴

iFree 外国株式インデックスは、過去に1回信託報酬引下げを行った実績があります。

iFree 外国株式インデックス(為替ヘッジなし)の信託報酬変更履歴
引下げ日信託報酬(税込)備考
2016/9/8
 0.2268%新規設定。
設定時は<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式やたわらノーロード先進国を抜いて最低水準の信託報酬。
2017/10/20.2052%引下げ発表時は最低水準の信託報酬。
2019/10/10.2090%消費税増税(8%-->10%)
?????? 

設定時、及び2017年10月の引下げ発表時は信託報酬で最安値の座を獲得しました。ただ2018年1月にeMAXIS Slimが驚異的な引下げを行ってからは大きく差をつけられています。今後、これに対抗すべく信託報酬引下げを行うか否かに注目です。

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iFree 外国株式インデックス(為替ヘッジなし)の運用状況

資金流出入額 & 純資産総額 (評判・人気は?)

月次資金流出入額純資産総額からiFree 外国株式インデックスの売れ行き・人気を見てみます。

(*)月次資金流出入額は、日々の純資産総額の増減額に騰落率を考慮して算出した概算値になります。

iFree 外国株式インデックス(為替ヘッジなし)の人気・評判

2020年に入り多少増えてきましたが、それでも毎月1.5~2.5億程度の資金流入にとどまっています。

eMAXIS Slim 先進国株式インデックス<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスは毎月数十億の資金流入がありますので、この2強と比較すると大きく見劣りします。

純資産総額も60億円(2020.11.30時点)と伸び悩んでおり、マザーファンドも1,340億程度です。

 

運用状況は?

インデックスファンドではベンチマークとの乖離が小さい事がファンド評価の重要な要素です。そして、乖離がなければ、そのコストに応じた騰落率になる筈です。

*ベンチマークは同じMSCI KOKUSAIでも配当込・除くなどファンドにより異なりますが、実際の運用は両者で変わらない事から、配当込で配当課税を適切に考慮したインデックスを、ここではベンチマークと定義します。

下図は2020年11月末日時点の実質コストに対する1年騰落率を複数のファンドでプロットしたものです。

iFree 外国株式インデックス(為替ヘッジなし)の評価

グラフの左側(コストが低い)、上側(騰落率が高い)にあり、そしてグレーの点線上にある(乖離が少ない)ファンドが優秀なファンドという事になります。
*多くのファンドがコスト起因以外でのベンチマークとの乖離はないだろうという前提で評価。

iFree 外国株式インデックスは、この1年間騰落率ではベンチマークとの乖離が殆どなく、そのコストに応じた高い騰落率を示しています。

ただ、eMAXIS Slim 先進国株式インデックス<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスたわらノーロード先進国株式には、そのコスト分騰落率で負けています。

 

まとめ

iFree 外国株式インデックス(為替ヘッジなし)は、設定当初、及び2017年末の引下げ発表時は最低水準の信託報酬でしたが、その後のeMAXIS Slim 先進国株式インデックス<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスたわらノーロード先進国株式の大幅な引き下げに(今のところ)対抗措置を発表しておらず、コスト的には大きな差がついてしまいました。

運用自体は問題ないだけに信託報酬の引下げを期待したいところ。

また、純資産総額も未だ十分と言える規模になっていませんが、コスト的に優位に立つ事が出来れば、販売会社が多いだけに次第に資金流入も増えていく事でしょう。

 

販売会社

iFree 外国株式インデックスは下記の金融機関で購入出来ます。

SBI証券
投資信託保有で毎月Tポイントがもらえます。さらにTポイントで投資信託を購入する事も出来ます。
(つみたてNISAでも購入可能)
公式サイト SBI証券

楽天証券
投資信託保有で毎月楽天ポイントがもらえます。さらに楽天ポイントで投資信託を購入する事も出来ます。また、楽天カード(クレジットカード)で投資信託を積立購入する事が出来ます(上限5万円/月)。勿論ポイント還元があり事実上1%割引で購入出来るようなものです。
(つみたてNISAでも購入可能)
公式サイト楽天証券楽天カード

SMBC日興証券(ダイレクトコース)
大手店頭証券で唯一超低コストファンドを取扱い(ダイレクトコースのみ)。
国内株式を定額(100円~)、買付手数料無料(100万円以下)で買付・積立出来、さらにdポイントも使えるキンカブ・日興フロッギーも魅力の証券会社。
(つみたてNISAでも購入可能)
公式サイトSMBC日興証券

松井証券
松井証券は、複数の投資信託を積立する際、設定したポートフォリオ(配分比率)になるよう自動的に購入商品・金額を調整してくれる「リバランス積立」が魅力(無料で利用可能)。
(つみたてNISAでも購入可能、但しリバランス積立はつみたてNISAでは非対応)
公式サイト松井証券

その他のネット証券
マネックス証券岡三オンライン証券auカブコム証券GMOクリック証券等。

勿論、つみたてNISA対象のファンドです。(上記金融機関でもつみたてNISAを取扱っていない場合があります)

さらに、多くの地方銀行等で購入出来ます。

 

ライバルとなるファンド

eMAXIS Slim 先進国株式インデックス

<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド

iFree 外国株式インデックス(為替ヘッジなし) (本記事)

i-SMTグローバル株式インデックス 

たわらノーロード 先進国株式

つみたて先進国株式

野村スリーゼロ先進国株式投信

 

他の先進国株式インデックスファンドとの比較、最新の人気・運用状況は下記記事を参照して下さい。

 

インデックスファンドの信託報酬、実質コスト、純資産総額の一覧は下記記事を参照して下さい。

 

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