ファンド比較、運用状況、決算

【国内株式(JPX日経インデックス400)インデックスファンドの評価】2019年人気(資金流出入額)ランキング、運用成績の比較。

投稿日:2019年10月25日 更新日:

JPX日経インデックス400との連動を目指す国内株式インデックスファンドについて、純資産総額、資金流出入額、運用成績(騰落率、ベンチマークとの乖離)を調査します。

*原則3~6カ月毎に更新します。

[最終更新日:2019.10.25]2019年9月末日時点の情報に更新
消費税10%表記に変更。

*本記事は原則2019年9月末日時点の情報に基づき記載しています。

先ず、各ファンドの純資産総額、及び、月次資金流出入額から人気のファンドを調べます。

さらに、各ファンドにより実質コスト(信託報酬+α)は異なりますが、それがちゃんとファンド騰落率に反映されているか、そしてベンチマークとの乖離(トラッキングエラー)を確認します。

尚、ベンチマークとの乖離、各社、決算時の運用報告書や月報に記載されていますが、これを信じてはいけません。同じJPX日経インデックス400といっても各社のベンチマークは配当込・除くと2種類有り、そのベンチマーク騰落率が異なるからです。
参考記事【インデックスファンド】運用報告書でのベンチマークとの乖離の見方、乖離0だから単純に素晴らしいファンドとは言えません。

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JPX日経インデックス400とは? 日経平均株価、TOPIXと比較。

JPX日経インデックス400は日本取引所グループ、東京証券取引所、日本経済新聞社が共同で算出している国内株式を対象とした時価総額加重型指数です。

東証一部、二部、マザーズ、JASDAQに上場している企業で、過去3期の債務超過、営業赤字、最終赤字、整理銘柄の銘柄を除外した後、流動性(売買代金)、時価総額、ROEなどを基準にスクリーニングした400銘柄から構成されます。

 

構成銘柄(組入れ上位10銘柄)

[スマホの方は横にスクロールしてご覧ください]

JPX日経インデックス400日経平均TOPIX
ソニー1.6%ファースト
リテイリング
10.7%トヨタ自動車3.5%
トヨタ自動車1.5%ソフトバンクG4.3%ソニー1.9%
三菱UFJ FG1.5%東京エレクトロン3.4%三菱UFJ FG1.6%
キーエンス1.5%ファナック3.4%日本電信電話1.5%
日本電信電話1.5%KDDI2.8%ソフトバンクG1.5%
三井住友FG1.4%ダイキン工業2.4%キーエンス1.4%
武田薬品1.4%テルモ2.3%武田薬品1.4%
本田技研1.3%京セラ2.2%三井住友FG1.1%
任天堂1.3%信越化学工業1.9%本田技研工業1.0%
KDDI1.3%ファミリーマート1.8%任天堂1.0%

*データ引用:eMAXISシリーズ各ファンドの月報(2019.9)記載のベンチマーク構成比。JPX日経インデックス400はファンドの構成比。

JPX日経インデックス400の上位10銘柄中9銘柄がTOPIXの上位10銘柄に入っているように、同じ時価総額加重型指数という事で両者はかなり類似した指数と推測されます。

一方、平均株価指数である日経平均株価JPX日経インデックス400は、上位10銘柄、構成比とも大きく違います。

 

比較した国内株式(JPX日経インデックス400)インデックスファンド

比較したファンド、及び、その信託報酬・実質コスト、及び2019年9月末時点の純資産総額を下表にまとめます。(信託報酬の低い順に並べてあります)

*信託報酬・実質コストは税込み(消費税10%)
*DC専用ファンドは参考値扱い

JPX日経インデックス400インデックスファンド 信託報酬、実質コスト・純資産総額
ファンド信託報酬
(実質コスト)
設定日純資産総額(億円)
<購入・換金手数料なし>ニッセイJPX日経400インデックスファンド0.2145%
(0.243%)
2015/1/2915.0
iFree JPX日経400インデックス0.2145%
(0.232%)
2016/9/87.3
野村DC・JPX日経400ファンド0.2750%
(0.288%)
2015/4/276.0
SMT JPX日経インデックス400・オープン0.4070%
(0.418%)
2014/1/2184.8
eMAXIS JPX日経400インデックス0.4400%
(0.455%)
2014/4/164.6
野村インデックスファンド・JPX日経400[Funds-i]0.4400%
(0.453%)
2014/3/783.3

信託報酬は<購入・換金手数料なし>ニッセイiFreeが同率で最安値です。

純資産総額が大きいのは、決して低コストとは言えないSMTeMAXISFunds-iの3本。低コストの<購入・換金手数料なし>ニッセイは15億、iFreeは7億とあまり大きくありません。

 

*インデックスファンドの信託報酬・実質コスト・純資産総額は下記記事にまとめてあります。

 

資金流出入額 [国内株式(JPX日経インデックス400)インデックスファンド・人気ランキング]

直近3カ月(2019年7~9月)の月次資金流出入額合計(*)、及び2019年の累計(1~9月の9カ月間の合計)を見てみます。

直近3カ月月の資金流出入額の大きい順にならべてあります。

どのファンドが多く購入されているかの人気ランキングになりますが、純資産が増える事は、それだけ安定した運用にもつながりますし、繰上償還のリスクも減ります。

ただの人気ランキングとしてではなく、ファンド選択の重要な指標の一つとしてみて下さい。

(*)月次資金流出入額は、日々の純資産総額の増減額に騰落率を考慮して算出。
例えば、3月5日の日次資金流出入額は
(3月5日の純資産総額) - (3月4日の純資産総額) x (日次騰落率 + 1)で計算し、
これを1カ月分足して月次資金流出入額としています。

JPX日経インデックス400インデックスファンド 資金流出入額
直近3カ月(2019年7~9月)2019年累計
順位ファンド(億円)順位(億円)
1<購入・換金手数料なし>ニッセイJPX日経400インデックスファンド0.832.0
2iFree JPX日経400インデックス0.312.2
3SMT JPX日経インデックス400・オープン0.022.1
4野村インデックスファンド・JPX日経400[Funds-i]-3.04-2.6
5eMAXIS JPX日経400インデックス-3.55-5.6
参考野村DC・JPX日経400ファンド0.4参考1.2

直近3カ月の1位は<購入・換金手数料なし>ニッセイ

ただ2019年累計ではiFreeSMT<購入・換金手数料なし>ニッセイの3本がほぼ同額です。

総じてJPX日経インデックス400との連動を目指すインデックスファンドは、あまり売れていません。

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リターンの比較。実質コスト(信託報酬+α)が騰落率に反映されているか?ベンチマークとの乖離(トラッキングエラー)は?

2019年9月末時点の各ファンドの騰落率を見てみます。

*騰落率は各ファンドの基準価額から管理人が独自に計算した結果です。
*騰落率は全て分配金再投資時(分配金課税無)の基準価額より計算。

*実質コストに対する騰落率を見ていきますが、期中に信託報酬の変更があったファンドは、その期間に応じて按分した実質コストを用います。

騰落率とコストの関係は、理想的には(配当課税を適切に考慮した)インデックス騰落率から決まる傾き、切片の直線になります。国内株式の場合、配当が出ると、それに課税される事無くファンド内に入りますので、配当込指数がインデックス騰落率となります。

ここではインデックス騰落率としてJPX日経インデックス400(配当込)を用います。
*JPX日経インデックス400に関する著作権ならびに「日経」および「指数」の表示に対する知的財産権、その他一切の権利はすべて日本経済新聞社、日本取引所グループ、東京証券取引所に帰属しています。データは日経平均プロフィルより引用。

 

1年騰落率

2019年9月末日時点の1年騰落率を見てみます。各ファンドの実質コストに対してファンド騰落率をプロットしています。

*この評価の精度は概ね0.01%です。

図中茶色の横線は配当込指数の値、配当込指数から決まる騰落率とコストの関係をグレーの点線で示しています。

国内株式(JPX日経インデックス400)インデックスファンド

<購入・換金手数料なし>ニッセイが明らかにマイナス乖離しているのが分かります。

他の5本はコストに応じた騰落率となっており、コスト要因以外でのベンチマークとの乖離がない安定した運用になっています。そして、騰落率が最も高いのはコスト最安値のiFree JPX日経400インデックス、順当な結果です。

 

JPX日経インデックス400と日経平均株価、TOPIXとの比較

JPX日経インデックス400を国内株式の代表的指数である日経平均株価TOPIXと比較してみます。

*全てiFreeシリーズの基準価額を使用。
*シャープレシオは無リスク資産のリターンを0として計算

下表は2019年9月末日時点の3年のリターン、リスク、シャープレシオです。(全て年率換算)

3年リターン・リスク
 リターン(年率)リスク(年率)シャプレシオ
JPX日経400インデックス8.5%13.3%0.64
日経平均株価11.8%14.4%0.82
TOPIXインデックス8.5%13.3%0.64

直近3年間で見るとJPX日経インデックス400TOPIXとほぼ同等、日経平均株価よりは劣っています。

上述した構成銘柄でも分かるように、JPX日経インデックス400TOPIXとパフォーマンスでもそう変わらないようです。

 

まとめ & おすすめのJPX日経インデックス400インデックスファンド

以上、JPX日経インデックス400との連動を目指すインデックスファンドの評価・解説でした。

該当するインデックスファンドは5本だけですが、その中で本サイトが選ぶおすすめファンドは、

コストの低さ、及び、ベンチマークとの乖離もなく、そのコストの低さに応じた高い騰落率を示している事から、

iFree JPX日経400インデックス

ただ、純資産総額が小さいという懸念があります。

*「おすすめ」というのは必ず利益が出るという意味ではありません。他の類似ファンドに比べ、同等以上の成績を残すであろうと管理人の主観・推測で選んだものです。最終的なファンドの選択はご自身の判断で行ってください。

 

iFree JPX日経400インデックスは下記の金融機関で購入出来ます。

販売会社 SBI証券楽天証券 マネックス証券カブドットコム証券松井証券岡三オンライン証券GMOクリック証券など、

勿論、つみたてNISA対象のファンドです。(上記金融機関でもつみたてNISAを取扱っていない場合があります)

楽天証券なら楽天カード(クレジットカード)で投資信託を積立購入する事が出来ます。勿論ポイント還元があり事実上1%割引で購入出来るようなものです(上限5万円/月)。さらに、そのポイントで投資信託を購入する事も出来ます。
公式サイト楽天カード

 

また、iFree JPX日経400インデックス個人型確定拠出年金(iDeCo)ではマネックス証券 iDeCoで購入出来ます。

参考データとして取り上げた野村DC・JPX日経400ファンド確定拠出年金専用ファンドでSBI証券 iDeCo(オリジナルプラン)で取り扱っています。

 

国内株式であればSMBC日興証券のキンカブ、日興フロッギーを利用して1銘柄500円からの買付・積立てが可能です(しかも100万円まで買付手数料無料)。TOPIXやJPX日経インデックス400といった既存のインデックスではなく、自分自身で広く分散したポートフォリオを作る事も可能です。詳細は下記記事を参照して下さい。

 

他のアセットクラスの最新の情報・結果は下記記事を参照して下さい。

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