ファンド比較、運用状況、決算

【米国株式 NYダウ・インデックスファンドの評価・比較】おすすめの投資信託は?人気ランキング、運用成績の比較

投稿日:2021年7月5日 更新日:

米国株式 NYダウ(ダウ・ジョーンズ工業株価平均)との連動を目指すインデックスファンドについて純資産総額、資金流出入額、運用成績(ベンチマークとの乖離)を調査します。

*原則1~3カ月毎に更新します。

[最終更新日:2021.7.5]2021.6末時点の情報に更新。

*本記事は原則2021年6月末日時点の情報に基づき記載しています。

ベンチマークとの乖離は、月報・運用報告書に記載されていますが、その値を他社のファンドと比較する事は出来ません。各社、同じベンチマークでも、配当込・除く、配当課税有無、円換算レートなどの影響でベンチマーク騰落率がファンドにより異なるからです。そこで、 本サイトでは騰落率とコストの関係からベンチマークとの乖離を評価していきます。

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比較した米国株式 NYダウ(ダウ・ジョーンズ工業株価平均)・インデックスファンドの信託報酬・純資産総額

比較したファンド、及び、その信託報酬・実質コスト、2021年6月末時点の純資産総額を下表にまとめます。(信託報酬の低い順に並べてあります)

*全て為替ヘッジ無。
*信託報酬は税込み。

ファンド信託報酬
(実質コスト)
設定日純資産総額
(億円)
PayPay投信 NYダウインデックス0.1980%
(決算前)
2021/3/82.2
NZAM・ベータ・NYダウ0.2310%
(0.508%)
2020/3/126.1
iFree NYダウ・インデックス0.2475%
(0.276%)
2016/9/8267.2
たわらノーロード NYダウ0.2475%
(0.303%)
2017/3/2147.6
SMT ダウ・ジョーンズ インデックスオープン0.5500%
(0.571%)
2013/11/19181.8
eMAXIS NYダウインデックス0.6600%
(0.687%)
2013/8/7238.7
日興インデックスファンドNYダウ30(アメリカ株式)0.6820%
(0.805%)
2014/3/3131.4

 

NYダウとの連動を目指すインデックスファンドで信託報酬最安値は、2021.3.8に設定されたばかりのPayPay投信 NYダウインデックスの0.1980%。

これに続くのがNZAM・ベータ・NYダウ 0.2310%、但し、実質コストは0.508%と信託報酬以外のコストが高くなっています。

そして、iFree NYダウ インデックスたわらノーロードNYダウの0.2475%。
信託報酬以外のコストが高かったたわらノーロードですが、2020.10の決算で実質コストが0.382%から0.303%まで下がりました。

純資産総額トップはiFree NYダウ インデックス。古参のeMAXIS NYダウインデックスより大きな純資産です。

 

最新の信託報酬・実質コスト等は下記記事を参照して下さい。

 

米国株式の各指数について詳しく知りたい方は下記記事をご覧ください。

 

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資金流出入額 【米国株式 NYダウインデックスファンド・人気ランキング】

2021年4~6月の概算の月次資金流出入額(*)3カ月合計、及び2021年累計(1~6月)を見てみます。

2021年4~6月の資金流出入額が大きい順にならべてあります。

どのファンドが多く購入されているかの人気ランキングになりますが、純資産が増える事は、それだけ安定した運用にもつながりますし、繰上償還のリスクも減ります。

ただの人気ランキングとしてではなく、ファンド選択の重要な指標の一つとしてみて下さい。

(*)月次資金流出入額は、日々の純資産総額の増減額に騰落率を考慮して算出。
例えば、3月5日の日次資金流出入額は
(3月5日の純資産総額) - (3月4日の純資産総額) x (日次騰落率 + 1)で計算し、
これを1カ月分足して月次資金流出入額としています。

米国株式 NYダウ インデックスファンド資金流出入額
2021年4~6月2021年累計
順位ファンド(億円)順位(億円)
1eMAXIS NYダウインデックス19.6121.0
2iFree NYダウ・インデックス15.1220.5
3SMT ダウ・ジョーンズ インデックスオープン4.87-12.7
4たわらノーロード NYダウ3.942.8
5日興インデックスファンドNYダウ30(アメリカ株式)3.334.0
6PayPay投信 NYダウインデックス1.052.1
7NZAM・ベータ・NYダウ0.260.4

1位はeMAXIS NYダウインデックス

決して低コストではありませんが、NYダウ・インデックスファンドの中では唯一つみたてNISAで購入できるファンドです。

2位に比較的低コストのiFree NYダウインデックスが入っています。

3位以下のファンドはあまり売れていません。

信託報酬最安値のPayPay投信NYダウインデックスや、信託報酬2位のNZAM・ベータも3カ月で1億以下です。

 

主なNYダウ・インデックスファンドの資金流出入額比較

NYダウ連動型の主なインデックスファンドの資金流出入額を比較したのが下図。

米国株式(NYダウ)インデックスファンド 人気ランキング(資金流出入額)

月毎に資金流出入額が大きく変わる傾向があるNYダウですが、コロナショックで株価が急落した2020年3月は巨額の資金流入がありました。

ただ、その後資金流入は減り、特に2020年8月、11月は多くのファンドが大きな資金流出となっています。

資金流入・流出とも多いのが、決して低コストとは言えないSMTeMAXIS

NYダウへの投資はこういった古参ファンドが中心で、低コストのiFree NYダウインデックスたわらノーロードNZAM・ベータ・NYダウ、また2021年3月に設定された信託報酬最安値のPayPay投信NYダウインデックスも未だ大きな資金流入はありません。

 

NYダウインデックスのリターン比較。実質コスト(信託報酬+α)が騰落率に反映されているか?ベンチマークとの乖離は?

NYダウの騰落率(年率リターン)比較 ~ドルベースでの長期間の比較~

NYダウのドルベースでのパフォーマンスを下表にまとめます。

また、S&P500とも比較します。

2021.6末日時点の直近10年間のドルベースでの年率リターン、リスク、シャープレシオです。

*指数値(ネット)を使用
*シャープレシオは無リスク資産のリターン0で計算

直近10年間のリターン・リスク(ドルベース)
インデックス(ネット)年率
リターン
年率
リスク
シャープ
レシオ
NYダウ16.3%17.6%0.93
S&P50017.9%17.3%1.03

*データ引用:米国 S&P Dow Jones Indices

この10年間では若干S&P500が勝っていますが、NYダウも16.3%と非常に大きなリターンです。

尚、各米国株式指数の詳細、パフォーマンス比較は下記記事をご覧ください。
参考記事米国株式(アメリカ株)インデックスファンド、そのベンチマーク(指数)を解説、比較。

 

NYダウ / S&P500 の騰落率(年率リターン)比較 ~円ベースでの比較~

次に円ベースでのリターンを比較する為に実際のファンドのデータを見てみます。

*参考までに先進国株式(MSCI KOKUSAI、SMTグローバル株式)のデーも記載。
*1年以上の騰落率は年率で表記

[スマホの方は横にスクルールしてご覧ください]

2021.6末時点のリターン
インデックス
(ファンド)
3カ月
騰落率
6カ月
騰落率
1年
騰落率
3年
騰落率
5年
騰落率
NYダウ
(eMAXIS)
3.8%21.3%38.9%
13.7%17.3%
S&P500
(iシェアーズ)
8.3%23.2%45.1%
17.7%18.6%
MSCI KOKUSAI
(SMT)
8.0%22.3%45.4%15.6% 16.9% 

直近5年では、

S&P500 >= NYダウ >= 先進国株式

の順に騰落率が高くなっています。

3年以内だと、NYダウS&P500との差がさらに広がり、また先進国株式にも負けています。

勿論、今後もこの成績が続くかどうかはわかりませんが。

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ベンチマークとの乖離

NYダウとの連動を目指す各インデックスファンドのベンチマークとの乖離を調べます。

騰落率と実質コストの関係から乖離を評価します。

*騰落率は各ファンドの基準価額から管理人が独自に計算した結果。
*ベンチマーク値(NYダウ)もプロット。米国S&P Dow Jones Indices社サイトのデータを引用、さらに三菱UFJ銀行の為替レートを使って管理人が独自に円換算。
*実質コストに対する騰落率を見ていきますが、期中に信託報酬の変更があったファンドは、その期間に応じて按分した実質コストを用います。(期中平均コストは基準価額の変動を考慮せず)

騰落率とコストの関係は、理想的には配当課税を適切に考慮したインデックス(指数)騰落率(これを「真のインデックス」と定義)から決まる傾き、切片の直線になります。ただ、外国株式の場合、「真のインデックス」騰落率がわかりませんので、管理人の主観で図中グレーの点線を引き「真のインデックス」(推定値)をピンクの星印で示しています。
*S&P社は配当課税を考慮したネット指数も出していますが、配当課税は日本に対して適切なものではありません。経験上、「真のインデックス」は配当課税を考慮しないグロスとネットの中間にあると思われます。

(注)本評価では、多くのファンドがベンチマークとの乖離がないであろうとの仮定・前提のもと、この「多くのファンド」から外れた騰落率を示すものを「乖離」と判定します。評価方法やインデックスの詳細については下記記事をご覧ください。

 

NYダウ連動型インデックスファンドのベンチマークとの乖離

1年騰落率

2021.6末日時点の1年騰落率と実質コストの関係を見てみます。

米国株式(NYダウ)インデックスファンドの評価・評価

概ね各ファンド、そのコストに応じた騰落率となっています。即ち、コスト要因以外でのベンチマークとの乖離がない運用になっているという事です。

そして騰落率トップは順当に実質コスト最安値のiFree NYダウインデックスたわらノーロード NYダウ

ただ、NZAM・ベータ・NYダウは、コストでは説明できないマイナス乖離が発生しているようです。

 

3カ月騰落率 (PayPay投信NYダウインデックスの運用状況は?)

設定から1年未満のPayPay投信NYダウインデックス、及び直近の運用成績という事で、2021.6末日時点の3カ月騰落率を見てみます。

米国株式(NYダウ)インデックスファンドの評価・評価

PayPay投信NYダウインデックスは未だ大きなマイナス乖離、もしくは信託報酬以外のコストが非常に大きくなっていると思われます。

その他のファンドは、NZAM・ベータ・NYダウに若干のマイナス乖離が見られる以外は問題ありません。

 

おすすめの米国株式 NYダウ・インデックスファンド(投資信託)は?

(注)「おすすめ」というのは必ず利益が出るという意味ではありません。他の類似ファンドに比べ、同等以上の成績を残すであろうと管理人の主観・推測で選んだものです。最終的なファンドの選択はご自身の判断で行ってください。

iFree NYダウ・インデックス

設定から5年近く、順調に純資産を伸ばしている事、そして低いコストに応じた高い騰落率になっている事から「おすすめ」としました。

また、たわらノーロード NYダウも実質コストが下がり、iFreeとパフォーマンス的には大きな差はありません。

尚、つみたてNISAにNYダウに投資したい方は、コスト的には割高になりますがeMAXIS NYダウインデックスの一択です。

 

販売会社

ここで取り上げたNYダウ・インデックスファンドは主に下記ネット証券を中心に販売されています。

*「つみたてNISA」で購入できるのはeMAXISのみです。

SBI証券
投資信託保有で毎月Tポイントがもらえます。さらにTポイントで投資信託を購入する事も出来ます。
三井住友カードで投信積立が出来ます。還元率0.5%、2021.12.10まではキャンペーンで1.5%。(ゴールド、プラチナカードはさらに還元率アップ)。
*三井住友カード(NL/ナンバーレス)なら年間費無料。
公式サイト SBI証券三井住友カード(NL)

楽天証券
投資信託保有で毎月楽天ポイントがもらえます。さらに楽天ポイントで投資信託を購入する事も出来ます。また、楽天カード(クレジットカード)で投資信託を積立購入する事が出来ます(上限5万円/月)。勿論ポイント還元があり事実上1%割引で購入出来るようなものです。
公式サイト楽天証券楽天カード

SMBC日興証券(ダイレクトコース)
eMAXIS NYダウインデックスのみを取扱い(ダイレクトコースのみ)。
(つみたてNISAでも購入可能)
国内株式を定額(100円~)、買付手数料無料(100万円以下)で買付・積立出来、さらにdポイントも使えるキンカブ・日興フロッギーも魅力の証券会社。
公式サイトSMBC日興証券

マネックス証券
マネックスカードによる投信積立今冬開始予定。マネックスカードは既に発行を開始しキャンペーン実施中!
参考記事マネックスカード、2021.10.31まで還元率アップ(3%)等のキャンペーン実施中。

松井証券
松井証券は、複数の投資信託を積立する際、設定したポートフォリオ(配分比率)になるよう自動的に購入商品・金額を調整してくれる「リバランス積立」が魅力(無料で利用可能)。
公式サイト松井証券

その他のネット証券
auカブコム証券岡三オンライン証券等。

また、個人型確定拠出年金(iDeCo)では、iFreeをSBI証券(セレクトプラン)松井証券、たわらノーロードをマネックス証券 iDeCoが取り扱っています。

 

 

 

他のアセットクラスの最新の情報・結果は下記記事を参照して下さい。

先進国株式インデックスファンド

新興国株式インデックスファンド

米国株式(S&P500/CRSP USトータル・マーケット)インデックスファンド

米国株式(NYダウ)インデックスファンド(本記事)

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