ファンド比較、運用状況、決算

【国内リート(J-REIT)インデックスファンドの評価・比較】おすすめの投資信託は?人気ランキング、運用成績の比較。

投稿日:2021年6月8日 更新日:

東証REIT指数との連動を目指す国内リートインデックスファンドについて、純資産総額、資金流出入額、運用成績(騰落率、ベンチマークとの乖離)を調査します。

[最終更新日:2021.6.8]2021年5月末日時点の情報に更新

先ず、各ファンドの純資産総額、及び月次資金流出入額から人気のファンドを調べます。

さらに、各ファンドにより実質コスト(信託報酬+α)は異なりますが、それがちゃんとファンド騰落率に反映されているか、そしてベンチマークとの乖離を確認します。

*本記事は2021年5月末日時点の情報に基づき記載しています。

*原則3~6カ月毎に更新します。

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比較した国内リート(J-REIT)インデックスファンド、その信託報酬・実質コスト・純資産総額

比較したファンド、及び、その信託報酬・実質コスト、設定日、2021年5月末日時点の純資産総額を下表にまとめます。(信託報酬の低い順に並べてあります)

*DC専用ファンド、ETFは参考値扱い。(表中グレーの行のファンド)

*実質コストは信託報酬以外のコストに全て消費税がかかると仮定して8%から10%に換算した概算値です。

ファンド信託報酬
(実質コスト)
設定日純資産総額(億円)
NEXT FUNDS 東証REIT指数連動型上場投信[ETF:1343]0.1705%
(0.196%)
2008/9/174,167
ダイワ上場投信-東証REIT指数[ETF:1488]0.1705%
(0.201%)
2016/10/241,751
eMAXIS Slim国内リートインデックス0.1870%
(0.198%)
2019/10/3175.0
Smart-i Jリートインデックス0.1870%
(0.204%)
2017/8/2937.1
NZAM・ベータ 日本REIT0.2640%
(0.277%)
2020/3/120.2
たわらノーロード国内リート0.2750%
(0.281%)
2015/12/18107.1
<購入・換金手数料なし>ニッセイJリートインデックスファンド0.2750%
(0.277%)
2013/6/28154.7
三井住友・DC日本リートインデックスファンド0.2750%
(0.322%)
2016/9/2343.4
DCニッセイJ-REITインデックスファンドA0.2750%
(0.283%)
2016/10/2149.5
iFree J-REITインデックス0.3190%
(0.327%)
2016/9/813.9
eMAXIS 国内リートインデックス0.4400%
(0.449%)
2009/10/28154.6
野村インデックスファンド・J-REIT[Funds-i]0.4400%
(0.445%)
2010/11/2692.6
SMT J-REITインデックス・オープン0.4400%
(0.450%)
2008/1/9354.7

*参考データとして比較するDCニッセイJ-REITインデックスファンドAは、SBI証券(オリジナルプラン)マネックス証券個人型確定拠出年金(iDeCo)で取扱っています。

信託報酬最安値はSmart-i JリートインデックスeMAXIS Slim国内リートインデックス。3位以下を大きく引き離しての同率トップです。

Smart-i Jリートインデックスは初回決算では実質コストが0.358%(消費税8%)と信託報酬以外のコストが非常に高くなっていましたが、2回目決算で0.228%(消費税10%)、3回目決算では0.204%(消費税10%)まで下がり実質コストとしても問題なくなりました。

一方、信託報酬同率首位のeMAXIS Slim国内リートインデックスは初回決算にもかかわらず、(半年程度の決算期間を年率に換算した参考値ながら)実質コスト0.198%と、若干Smart-i より勝っています。

また、純資産総額も設定が2年遅れのeMAXIS SlimSmart-i を既に追い越しています。

信託報酬3位は農林中金全共連アセットマネジメントのNZAM・ベータ 日本REIT。ただ、未だ殆ど売れていません。

純資産総額トップはSMT J-REITインデックス・オープン。設定から10年以上の歴史あるファンドです。

最新の信託報酬・実質コスト等は下記記事を参照して下さい。


ETF 1343は2020.2.13に信託報酬引下げを行いました。詳細は下記ページをご覧ください。

 

資金流出入額 [国内リート(J-REIT)インデックスファンド 人気ランキング]

2021年1~5月の概算の月次資金流出入額(*)5カ月合計、及び2020年1年間合計を見てみます。

2021年(1~5月)の資金流出入額が大きい順にならべてあります。

どのファンドが多く購入されているかの人気ランキングになりますが、純資産が増える事は、それだけ安定した運用にもつながりますし、繰上償還のリスクも減ります。

ただの人気ランキングとしてではなく、ファンド選択の重要な指標の一つとしてみて下さい。

(*)月次資金流出入額は、日々の純資産総額の増減額に騰落率を考慮して算出。
例えば、3月5日の日次資金流出入額は
(3月5日の純資産総額) - (3月4日の純資産総額) x (日次騰落率 + 1)で計算し、
これを1カ月分足して月次資金流出入額としています。

国内リートインデックスファンド 資金流出入額
2021年1~5月2020年
順位ファンド(億円)順位(億円)
1eMAXIS Slim国内リートインデックス20.7237.6
2iFree J-REITインデックス7.090.9
3三井住友・DC日本リートインデックスファンド4.337.8
4たわらノーロード国内リート2.847.8
5Smart-i Jリートインデックス1.062.4
6<購入・換金手数料なし>ニッセイJリートインデックスファンド0.280.9
7野村インデックスファンド・J-REIT[Funds-i]0.172.4
8NZAM・ベータ 日本REIT0.0100.0
9SMT J-REITインデックス・オープン-6.8152.2
10eMAXIS 国内リートインデックス-20.757.2
参考DCニッセイJ-REITインデックスファンドA0.9参考-0.6

2021年(1~5月)の1位は信託報酬・実質コスト最安値のeMAXIS Slim国内リートインデックス

2位のiFree J-REITインデックスには大きな差をつけています。

信託報酬でeMAXIS Slimと並び同率最安値のSmart-i Jリートインデックスは5位とふるいません。

尚、信託報酬は高めながらも2020年はトップだったSMT J-REITインデックス・オープン、2021年(1~5月)は資金流出で9位に沈んでいます。

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リターンの比較。実質コスト(信託報酬+α)が騰落率に反映されているか? ベンチマークとの乖離は?

2021年5月末時点の各ファンドの騰落率を見てみます。

*騰落率は各ファンドの基準価額から管理人が独自に計算した結果です。
*騰落率は全て分配金再投資時(分配金課税無)の基準価額より計算。

*実質コストに対する騰落率を見ていきますが、期中に信託報酬の変更があったファンドは、その期間に応じて按分した実質コストを用います。

騰落率とコストの関係は、理想的には配当課税を適切に考慮したインデックス(指数)騰落率(これを「真のインデックス」と定義)から決まる傾き、切片の直線になります。国内リートの場合、配当が出ると、それに課税される事無くファンドの資産に入りますので、配当込指数が「真のインデックス騰落率」となります。

図中、茶色の横線は配当込指数の値です。そして、グレーの点線が傾きが-(1+インデックス騰落率)、切片(コストが0の時)がインデックス騰落率(=配当込指数)の直線です。

*配当込み指数値は日本取引所グループ・サイトより引用。

 

6カ月騰落率

実質コスト(/2)に対して6カ月騰落率をプロットします。

国内リートインデックスファンドの騰落率(利回り)比較

<購入・換金手数料なし>ニッセイ(及びDCニッセイ)が大きなマイナス乖離を起こしています。

一方、Funds-iはプラス側に乖離しているように見えます。

その他のファンドは概ね乖離がない運用になっていると言って良いでしょう。

 

1年騰落率

次に1年騰落率です。

国内リートインデックスファンドの騰落率(利回り)比較

1年でも6カ月同様、<購入・換金手数料なし>ニッセイ(及びDCニッセイ)Funds-iに乖離が見られます。

一方、信託報酬最安値のeMAXIS SlimSmart-i は、ETF2本とならび、コスト要因以外でのベンチマークとの乖離がない運用になっており、騰落率も、その低いコストに応じた高い値になっています。

尚、(今回の評価では比較的乖離が小さくなっていますが、今まで評価してきた経験上)国内リートは全般的に各ファンド、ベンチマークとの乖離という点で苦労しているようです。(eMAXIS Slimでさえも2020.3には大きな乖離を起こした事があります)

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まとめ & 国内リートのおすすめファンド(投資信託)は?

以上、国内REIT(リート)インデックスファンドについて、純資産総額、資金流出入額、騰落率、さらにベンチマークとの乖離を評価しました。

信託報酬最安値はSmart-i JリートインデックスeMAXIS Slim国内リートインデックスの2本。

売れているのはeMAXIS Slim国内リートインデックス

そして、ファンドによっては(コスト要因以外での)ベンチマークとの大きな乖離を起こしています。

 

国内リート(J-REIT)インデックスのおすすめファンド

本サイトが選ぶ現時点でのおすすめファンドは、

信託報酬・実質コスト最安値、資金流入も多く純資産総額も順調に伸びており、最近はベンチマークとの乖離も小さい運用となっている

eMAXIS Slim国内リートインデックス

*「おすすめ」というのは必ず利益が出るという意味ではありません。他の類似ファンドに比べ、同等以上の成績を残すであろうと管理人の主観・推測で選んだものです。最終的なファンドの選択はご自身の判断で行ってください。

 

販売会社

eMAXIS Slim国内リートインデックスは主にネット証券で取り扱っています。

SBI証券
投資信託保有で毎月Tポイントがもらえます。さらにTポイントで投資信託を購入する事も出来ます。
三井住友カードで投信積立が出来ます。還元率0.5%、2021.12.10まではキャンペーンで1.5%。(ゴールド、プラチナカードはさらに還元率アップ)。
*三井住友カード(NL/ナンバーレス)なら年間費無料。
公式サイト SBI証券三井住友カード(NL)

楽天証券
投資信託保有で毎月楽天ポイントがもらえます。さらに楽天ポイントで投資信託を購入する事も出来ます。また、楽天カード(クレジットカード)で投資信託を積立購入する事が出来ます(上限5万円/月)。勿論ポイント還元があり事実上1%割引で購入出来るようなものです。
公式サイト楽天証券楽天カード

SMBC日興証券(ダイレクトコース)
大手店頭証券で唯一eMAXIS Slimシリーズを取扱い(ダイレクトコースのみ)。
国内株式を定額(100円~)、買付手数料無料(100万円以下)で買付・積立出来、さらにdポイントも使えるキンカブ・日興フロッギーも魅力の証券会社。
公式サイトSMBC日興証券

マネックス証券
マネックスカードによる投信積立今冬開始予定。マネックスカードは既に発行を開始しキャンペーン実施中!
参考記事マネックスカード、2021.10.31まで還元率アップ(3%)等のキャンペーン実施中。

松井証券
松井証券は、複数の投資信託を積立する際、設定したポートフォリオ(配分比率)になるよう自動的に購入商品・金額を調整してくれる「リバランス積立」が魅力(無料で利用可能)。
公式サイト松井証券

その他のネット証券
auカブコム証券岡三オンライン証券等。

尚、国内リート・インデックスファンドはつみたてNISAでは購入できません。つみたてNISAで国内リートに投資したい場合はバランスファンドを購入する事になります。

また、個人型確定拠出年金(iDeCo)では、唯一松井証券が取り扱っています。

公式サイト松井証券 iDeCo

国内リートではETFも充実しています。東証REIT指数との連動を目指すETFについては下記記事を参照して下さい。

 

他のアセットクラスの最新の情報・結果は下記記事を参照して下さい。

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