ファンド比較、運用状況、決算

【国内リート(J-REIT)インデックスファンドの評価】2019-2020年人気(資金流出入額)ランキング、運用成績の比較。

投稿日:2020年1月13日 更新日:

東証REIT指数との連動を目指す国内リートインデックスファンドについて、純資産総額、資金流出入額、運用成績(騰落率、ベンチマークとの乖離)を調査します。

*原則3~6カ月毎に更新します。

[最終更新日:2019.1.13]2019年12月末日時点の情報に更新

先ず、各ファンドの純資産総額、及び月次資金流出入額から人気のファンドを調べます。

さらに、各ファンドにより実質コスト(信託報酬+α)は異なりますが、それがちゃんとファンド騰落率に反映されているか、そしてベンチマークとの乖離(トラッキングエラー)を確認します。

*本記事は2019年12月末日時点の情報に基づき記載しています。

スポンサーリンク

比較した国内リート(J-REIT)インデックスファンド、その信託報酬・実質コスト・純資産総額

比較したファンド、及び、その信託報酬・実質コスト、設定日、2019年12月末日時点の純資産総額を下表にまとめます。(信託報酬の低い順に並べてあります)

*DC専用ファンド、ETFは参考値扱い。(表中グレーの行のファンド)

*実質コストは信託報酬以外のコストに全て消費税がかかると仮定して8%から10%に換算した概算値です。

ファンド信託報酬
(実質コスト)
設定日純資産総額(億円)
ダイワ上場投信-東証REIT指数[ETF:1488]0.1705%
(0.206%)
2016/10/241,142
eMAXIS Slim国内リートインデックス0.1870%
(決算前)
2019/10/315.2
Smart-i Jリートインデックス0.1870%
(0.228%)
2017/8/2930.8
たわらノーロード国内リート0.2750%
(0.280%)
2015/12/1891.4
<購入・換金手数料なし>ニッセイJリートインデックスファンド0.2750%
(0.276%)
2013/6/28146.7
三井住友・DC日本リートインデックスファンド0.2750%
(0.341%)
2016/9/2328.1
DCニッセイJ-REITインデックスファンドA0.2750%
(0.284%)
2016/10/2147.4
iFree J-REITインデックス0.3190%
(0.325%)
2016/9/84.9
NEXT FUNDS 東証REIT指数連動型上場投信[ETF:1343]0.3520%
(0.382%)
2008/9/173,699
eMAXIS 国内リートインデックス0.4400%
(0.445%)
2009/10/28161.9
野村インデックスファンド・J-REIT[Funds-i]0.4400%
(0.445%)
2010/11/2684.7
SMT J-REITインデックス・オープン0.4400%
(0.449%)
2008/1/9286.6

*参考データとして比較するDCニッセイJ-REITインデックスファンドAは、SBI証券(オリジナルプラン)マネックス証券個人型確定拠出年金(iDeCo)で取扱っています。

信託報酬最安値はSmart-i JリートインデックスeMAXIS Slim国内リートインデックス。2位以下を大きく引き離してのトップです。

Smart-i Jリートインデックスは初回決算では実質コストが0.358%(消費税8%)と信託報酬以外のコストが非常に高くなっていましたが、2回目の決算では0.228%(消費税10%)まで下がり実質コストでも最安値です。ただ純資産総額は未だ31億円と大きくありません。

2019.10.30に新規設定されたばかりのeMAXIS Slim国内リートインデックス。まだ実質コストはわかりませんが、僅か2カ月で純資産総額5億となっています。

純資産総額トップはSMT J-REITインデックス・オープン。設定から10年以上の歴史のあるファンドです。

最新の信託報酬・実質コスト等は下記記事を参照して下さい。



資金流出入額 [国内リート(J-REIT)インデックスファンド 人気ランキング]

2019年10~12月の概算の月次資金流出入額(*)3カ月合計、及び2019年1年間の累計を見てみます。

10~12月の資金流出入額が大きい順にならべてあります。

どのファンドが多く購入されているかの人気ランキングになりますが、純資産が増える事は、それだけ安定した運用にもつながりますし、繰上償還のリスクも減ります。

ただの人気ランキングとしてではなく、ファンド選択の重要な指標の一つとしてみて下さい。

(*)月次資金流出入額は、日々の純資産総額の増減額に騰落率を考慮して算出。
例えば、3月5日の日次資金流出入額は
(3月5日の純資産総額) - (3月4日の純資産総額) x (日次騰落率 + 1)で計算し、
これを1カ月分足して月次資金流出入額としています。

国内リートインデックスファンド 資金流出入額
2019年10~12月2019年累計
順位ファンド(億円)順位(億円)
1SMT J-REITインデックス・オープン28.9160.3
2eMAXIS 国内リートインデックス8.1428.7
3たわらノーロード国内リート7.6244.0
4野村インデックスファンド・J-REIT[Funds-i]7.6713.4
5Smart-i Jリートインデックス7.0522.1
6eMAXIS Slim国内リートインデックス5.385.3
7三井住友・DC日本リートインデックスファンド2.6614.8
8iFree J-REITインデックス1.391.0
9<購入・換金手数料なし>ニッセイJリートインデックスファンド-1.5332.2
参考DCニッセイJ-REITインデックスファンドA5.0参考30.6

直近3カ月の1位はSMT J-REITインデックス・オープン。年間でも1位。2位以下を大きく引き離しています。

特に2019年10月、12月と10億を超す大きな資金流入がありました。

直近3カ月の2位はeMAXIS 国内リートインデックス。年間でも4位。

このように国内リートの場合、決して低コストとは言えないファンドが売れています。

(国内リートはネット証券ではなく銀行・店頭証券などで売買する方が多いのかな?)

3位に漸く比較的低コストのたわらノーロード国内リート、年間では2位。

信託報酬最安値のSmart-i Jリートインデックスは直近3カ月、2019年累計とも5位とまだ人気がありません。

そして同率最安値で新規設定されたeMAXIS Slim国内リートインデックス、上表の数字は2カ月分の数字である事を考慮すると先ず先ずのスタートでしょう。

月次で見ると12月が2位、11月が1位です。

スポンサーリンク

リターンの比較。実質コスト(信託報酬+α)が騰落率に反映されているか? ベンチマークとの乖離(トラッキングエラー)は?

2019年12月末時点の各ファンドの騰落率を見てみます。

*騰落率は各ファンドの基準価額から管理人が独自に計算した結果です。
*実質コストに対する騰落率を見ていきますが、期中に信託報酬の変更があったファンドは、その期間に応じて按分した実質コストを用います。
*ETFの騰落率は分配金再投資時で分配金の課税は考慮していません。

騰落率とコストの関係は、理想的にはインデックス騰落率から決まる傾き、切片の直線になります。

国内リートの場合、配当が出ると、それに課税される事無くファンドの資産となりますので、配当込指数がインデックス騰落率となります。
*配当込み指数は日本取引所グループより引用。

 

3カ月・1年騰落率

実質コストに対して3カ月、及び1年騰落率をプロットします。

国内リートインデックスファンド

国内リートインデックスファンド

図中茶色の点線が配当込指数。グレーの点線は傾き=-(1+インデックス騰落率)、切片=インデックス騰落率の直線です。コスト要因以外でのベンチマークとの乖離(トラッキングエラー)が無ければ、この線上にのる筈です。

国内リートの場合、騰落率とコストの相関が弱く、ベンチマークと正確に連動しているのは参考データとしてプロットしたETF2本ぐらいで、他のファンドは大なり小なりベンチマークとの乖離が生じているようです。

特に乖離が大きいのが<購入・換金手数料なし>ニッセイDCニッセイFunds-i

三井住友・DCも乖離しています。

比較的乖離が小さいと思われるのはiFreeSMT

eMAXISも乖離が小さい方ではありますが、ちょっとプラス側に乖離しているように見えます。

信託報酬最安値のSmart-iは1年で見ると問題なさそうですが、3カ月では大きく乖離しています。

尚、同率で信託報酬最安値のeMAXIS Slimは、設定から2カ月しか経っていない為、上図ではプロットしていません。

設定から2カ月の運用状況については下記記事を参照して下さい。

 

まとめ & おすすめファンド

以上、国内REIT(リート)インデックスファンドについて、純資産総額、資金流出入額、騰落率、さらにベンチマークとの乖離を評価しました。

信託報酬・実質コスト最安値はSmart-i JリートインデックスeMAXIS Slim国内リートインデックス

資金流入が大きく、信託報酬・実質コストも比較的低いのがたわらノーロード国内リート

Funds-i<購入・換金手数料なし>ニッセイDCニッセイはベンチマークとの乖離が大きくなっています。

 

国内リート(J-REIT)インデックスのおすすめファンド

本サイトが選ぶ現時点でのおすすめファンドは、

信託報酬で圧倒的に他社を凌駕し、2期目決算で実質コストも下がった、

Smart-i Jリートインデックス

ただ、未だ資金流入・純資産総額が小さく、運用にも若干の不安があります。現時点では販売会社が5社に限られています(2020.1時点)。もっと多くの金融機関で扱うようになれば、より純資産も増え、安定した運用にもつながると思うのですが・・・。

資金流入・純資産総額を重視する方は、信託報酬ではSmart-iには及ばないものの比較的低い

たわらノーロード国内リート

そして2019年10月31日に設定された

eMAXIS Slim国内リートインデックス

にも注目です。未だ設定から2カ月ですが、概ね運用も安定しているように見えます。

この3本をおすすめのファンドとします。

*「おすすめ」というのは必ず利益が出るという意味ではありません。他の類似ファンドに比べ、同等以上の成績を残すであろうと管理人の主観・推測で選んだものです。最終的なファンドの選択はご自身の判断で行ってください。

Smart-i Jリートインデックスわらノーロード 国内リートeMAXIS Slim国内リートインデックス、全てを取扱っている金融機関は下記の3ネット証券のみとなります。(2020.1時点)

販売会社 SBI証券楽天証券 マネックス証券

尚、国内リート・インデックスファンドはつみたてNISAでは購入できません。つみたてNISAで国内リートに投資したい場合はバランスファンドを購入する事になります。

また、個人型確定拠出年金(iDeCo)Smart-i Jリートインデックスを取り扱っているのはりそな銀行たわらノーロード 国内リートを取扱っているのは松井証券 iDeCoイオン銀行のiDeCoです。

国内リートではETFも充実しています。東証REIT指数との連動を目指すETFについては下記記事を参照して下さい。

 

他のアセットクラスの最新の情報・結果は下記記事を参照して下さい。

先進国株式インデックスファンド

新興国株式インデックスファンド

米国株式インデックスファンド

全世界株式インデックスファンド

国内株式(TOPIX)インデックスファンド

国内株式(日経平均株価)インデックスファンド

国内株式(JPX日経インデックス400)インデックスファンド

国内株式(JPX日経中小型株指数)インデックスファンド

先進国債券インデックスファンド

新興国債券インデックスファンド

国内債券インデックスファンド

先進国REITインデックスファンド 

国内REITインデックスファンド (本記事)

 

スポンサーリンク

応援お願いします。
にほんブログ村 投資ブログ 資産運用へにほんブログ村 株ブログ 投資信託へにほんブログ村 その他生活ブログ 家計管理・貯蓄へ

-ファンド比較、運用状況、決算

Copyright© しんたろうのお金のはなし , 2020 All Rights Reserved.