ファンド比較、運用状況、決算

【国内リート(J-REIT)インデックスファンドの評価】2019年人気(資金流出入額)ランキング、運用成績の比較。

投稿日:2019年10月24日 更新日:

東証REIT指数との連動を目指す国内リートインデックスファンドについて、純資産総額、資金流出入額、運用成績(騰落率、ベンチマークとの乖離)を調査します。

*原則3~6カ月毎に更新します。

[最終更新日:2019.10.24]2019年9月末日時点の情報に更新
消費税10%表記に変更。

先ず、各ファンドの純資産総額、及び月次資金流出入額から人気のファンドを調べます。

さらに、各ファンドにより実質コスト(信託報酬+α)は異なりますが、それがちゃんとファンド騰落率に反映されているか、そしてベンチマークとの乖離(トラッキングエラー)を確認します。

*本記事は2019年9月末日時点の情報に基づき記載しています。

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国内リート インデックスファンドの最近のニュース

NewseMAXIS Slim 国内リートインデックス 2019.10.31新規設定

 

NewsSmart-i Jリート 2期目決算結果公表

 

比較した国内リート(J-REIT)インデックスファンド、その信託報酬・実質コスト・純資産総額

比較したファンド、及び、その信託報酬・実質コスト、設定日、2019年9月末日時点の純資産総額を下表にまとめます。(信託報酬の低い順に並べてあります)

*DC専用ファンド、ETFは参考値扱い。(表中グレーの行のファンド)

ファンド信託報酬
(実質コスト)
設定日純資産総額(億円)
ダイワ上場投信-東証REIT指数[ETF:1488]0.1705%
(0.206%)
2016/10/241,142
eMAXIS Slim国内リートインデックス0.1870%
(決算前)
2019/10/31---
Smart-i Jリートインデックス0.1870%
(0.228%)
2017/8/2924.5
たわらノーロード国内リート0.2750%
(0.279%)
2015/12/1885.0
<購入・換金手数料なし>ニッセイJリートインデックスファンド0.2750%
(0.276%)
2013/6/28149.9
三井住友・DC日本リートインデックスファンド0.2750%
(0.341%)
2016/9/2325.8
DCニッセイJ-REITインデックスファンドA0.2750%
(0.284%)
2016/10/2142.9
iFree J-REITインデックス0.3190%
(0.325%)
2016/9/83.7
NEXT FUNDS 東証REIT指数連動型上場投信[ETF:1343]0.3520%
(0.383%)
2008/9/173,426
eMAXIS 国内リートインデックス0.4400%
(0.445%)
2009/10/28155.5
野村インデックスファンド・J-REIT[Funds-i]0.4400%
(0.445%)
2010/11/2678.0
SMT J-REITインデックス・オープン0.4400%
(0.449%)
2008/1/9260.4

*参考データとして比較するDCニッセイJ-REITインデックスファンドAは、SBI証券(オリジナルプラン)マネックス証券個人型確定拠出年金(iDeCo)で取扱っています。

信託報酬最安値はSmart-i Jリートインデックス。2位以下を大きく引き離してのトップです。初回決算では実質コストが0.358%(消費税8%)と信託報酬以外のコストが非常に高くなっていましたが、2回目の決算では0.228%(消費税10%)まで下がり実質コストでも最安値です。ただ純資産総額が未だ25億円と大きくありません。

2019.10.30、eMAXIS SlimシリーズにeMAXIS Slim 国内リートインデックスが新規設定されます。信託報酬はSmart-iと同じ、同率で最安値となります。

純資産総額トップはSMT J-REITインデックス・オープン。設定から10年以上の歴史のあるファンドです。

最新の信託報酬・実質コスト等は下記記事を参照して下さい。


資金流出入額 [国内リート(J-REIT)インデックスファンド 人気ランキング]

直近3カ月(2019年7~9月)の月次資金流出入額合計(*)、及び2019年の累計(1~9月の9ヶ月間の合計)を見てみます。

直近3カ月の資金流出入額の大きい順にならべてあります。

どのファンドが多く購入されているかの人気ランキングになりますが、純資産が増える事は、それだけ安定した運用にもつながりますし、繰上償還のリスクも減ります。

ただの人気ランキングとしてではなく、ファンド選択の重要な指標の一つとしてみて下さい。

(*)月次資金流出入額は、日々の純資産総額の増減額に騰落率を考慮して算出。
例えば、3月5日の日次資金流出入額は
(3月5日の純資産総額) - (3月4日の純資産総額) x (日次騰落率 + 1)で計算し、
これを1カ月分足して月次資金流出入額としています。

国内REITインデックスファンド 資金流出入額
直近3カ月(2019年7~9月)2019年累計
順位ファンド(億円)順位(億円)
1<購入・換金手数料なし>ニッセイJリートインデックスファンド25.0233.7
2たわらノーロード国内リート18.3136.3
3eMAXIS 国内リートインデックス14.5420.6
4SMT J-REITインデックス・オープン11.4331.4
5Smart-i Jリートインデックス10.2515.0
6野村インデックスファンド・J-REIT[Funds-i]8.575.8
7三井住友・DC日本リートインデックスファンド5.7612.2
8iFree J-REITインデックス0.58-0.3
参考DCニッセイJ-REITインデックスファンドA13.2参考25.5

直近3カ月の1位は<購入・換金手数料なし>ニッセイJリートインデックスファンド、2019年累計の1位はたわらノーロード国内リート

そして、決して低コストとは言えないeMAXISSMTも結構売れています。

信託報酬最安値のSmart-i Jリートインデックスは直近3カ月、2019年累計とも5位とまだ人気がありません。

今後は新規設定されるeMAXIS Slimが上位に食い込んでくると推測しますが、どうなるでしょう?

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リターンの比較。実質コスト(信託報酬+α)が騰落率に反映されているか? ベンチマークとの乖離(トラッキングエラー)は?

2019年9月末時点の各ファンドの騰落率を見てみます。

*騰落率は各ファンドの基準価額から「しんたろう」が独自に計算した結果です。
*実質コストに対する騰落率を見ていきますが、期中に信託報酬の変更があったファンドは、その期間に応じて按分した実質コストを用います。
*ETFの騰落率は分配金再投資時で分配金の課税は考慮していません。

騰落率とコストの関係は、理想的にはインデックス騰落率から決まる傾き、切片の直線になります。

国内リートの場合、配当が出ると、それに課税される事無くファンドの資産となりますので、配当込指数がインデックス騰落率となります。(ここではたわらノーロード月報記載の値をインデックス騰落率として使用します)

 

3カ月・1年騰落率

実質コストに対して3カ月、及び1年騰落率をプロットします。

国内リートインデックスファンド(J-REIT)

国内リートインデックスファンド(J-REIT)

図中茶色の点線が配当込指数。グレーの点線は傾き=-(1+インデックス騰落率)、切片=インデックス騰落率の直線です。コスト要因以外でのベンチマークとの乖離(トラッキングエラー)が無ければ、この線上にのる筈です。

3カ月、1年騰落率ともFunds-ieMAXISがプラス側に、<購入・換金手数料なし>ニッセイDCニッセイがマイナス側に乖離しているように見えます。Funds-ieMAXISは上方乖離していることが多いのですが、何か理由があるのでしょうか?

ベンチマークとの乖離が少ないファンドの中では、信託報酬・実質コスト最安値のSmart-iの騰落率が最も高くなっています。

 

まとめ & おすすめファンド

以上、国内REIT(リート)インデックスファンドについて、純資産総額、資金流出入額、騰落率、さらにベンチマークとの乖離を評価しました。

信託報酬・実質コスト最安値はSmart-i Jリートインデックス

資金流入が比較的大きく、信託報酬・実質コストも比較的低いのがたわらノーロード国内リート

設定が古く純資産総額も比較的大きいFunds-ieMAXIS、さらに<購入・換金手数料なし>ニッセイDCニッセイはベンチマークとの乖離が大きくなっています。

 

国内リート(J-REIT)インデックスのおすすめファンド

本サイトが選ぶ現時点でのおすすめファンドは、

信託報酬で圧倒的に他社を凌駕し、2期目決算で実質コストも下がり運用も安定してきた

Smart-i Jリートインデックス

ただ未だ資金流入が少なく純資産総額が小さいのが難点。現時点では販売会社が5社に限られています(2019.7時点)。もっと多くの金融機関で扱うようになれば、より純資産も増え、安定した運用にもつながると思うのですが・・・。

資金流入・純資産総額を重視する方は、信託報酬ではSmart-iには及ばないものの比較的低く運用も安定している

たわらノーロード国内リート

この2本をおすすめのファンドとします。

そして2019年10月31日に設定されるeMAXIS Slim 国内リートインデックスにも注目です。

*「おすすめ」というのは必ず利益が出るという意味ではありません。他の類似ファンドに比べ、同等以上の成績を残すであろうと管理人の主観・推測で選んだものです。最終的なファンドの選択はご自身の判断で行ってください。

Smart-i Jリートインデックスわらノーロード 国内リート、両方を取扱っている金融機関は下記の5ネット証券のみとなります。(2019.10時点)

販売会社 SBI証券楽天証券 マネックス証券岡三オンライン証券松井証券

尚、国内リート・インデックスファンドはつみたてNISAでは購入できません。つみたてNISAで国内リートに投資したい場合はバランスファンドを購入する事になります。

また、個人型確定拠出年金(iDeCo)Smart-i Jリートインデックスを取り扱っているのはりそな銀行たわらノーロード 国内リートを取扱っているのは松井証券 iDeCoイオン銀行のiDeCoです。

尚、国内リートではETFも充実しています。東証REIT指数との連動を目指すETFについては下記記事を参照して下さい。

 

他のアセットクラスの最新の情報・結果は下記記事を参照して下さい。

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