ファンド比較、運用状況、決算

【国内リート(J-REIT)インデックスファンドの評価】2020年人気(資金流出入額)ランキング、運用成績の比較。

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東証REIT指数との連動を目指す国内リートインデックスファンドについて、純資産総額、資金流出入額、運用成績(騰落率、ベンチマークとの乖離)を調査します。

*原則3~6カ月毎に更新します。

[最終更新日:2020.4.14]2020年3月末日時点の情報に更新

先ず、各ファンドの純資産総額、及び月次資金流出入額から人気のファンドを調べます。

さらに、各ファンドにより実質コスト(信託報酬+α)は異なりますが、それがちゃんとファンド騰落率に反映されているか、そしてベンチマークとの乖離(トラッキングエラー)を確認します。

*本記事は2020年3月末日時点の情報に基づき記載しています。

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比較した国内リート(J-REIT)インデックスファンド、その信託報酬・実質コスト・純資産総額

比較したファンド、及び、その信託報酬・実質コスト、設定日、2020年3月末日時点の純資産総額を下表にまとめます。(信託報酬の低い順に並べてあります)

*DC専用ファンド、ETFは参考値扱い。(表中グレーの行のファンド)

*実質コストは信託報酬以外のコストに全て消費税がかかると仮定して8%から10%に換算した概算値です。

ファンド信託報酬
(実質コスト)
設定日純資産総額(億円)
NEXT FUNDS 東証REIT指数連動型上場投信[ETF:1343]0.1705%
(0.200%)
2008/9/172,922
ダイワ上場投信-東証REIT指数[ETF:1488]0.1705%
(0.205%)
2016/10/24990
eMAXIS Slim国内リートインデックス0.1870%
(決算前)
2019/10/3110.8
Smart-i Jリートインデックス0.1870%
(0.228%)
2017/8/2920.0
NZAM・ベータ 日本REIT0.2640%
(決算前)
2020/3/120.1
たわらノーロード国内リート0.2750%
(0.280%)
2015/12/1865.4
<購入・換金手数料なし>ニッセイJリートインデックスファンド0.2750%
(0.276%)
2013/6/28104.6
三井住友・DC日本リートインデックスファンド0.2750%
(0.341%)
2016/9/2322.2
DCニッセイJ-REITインデックスファンドA0.2750%
(0.284%)
2016/10/2133.3
iFree J-REITインデックス0.3190%
(0.325%)
2016/9/83.4
eMAXIS 国内リートインデックス0.4400%
(0.446%)
2009/10/28134.0
野村インデックスファンド・J-REIT[Funds-i]0.4400%
(0.445%)
2010/11/2663.5
SMT J-REITインデックス・オープン0.4400%
(0.449%)
2008/1/9225.2

*参考データとして比較するDCニッセイJ-REITインデックスファンドAは、SBI証券(オリジナルプラン)マネックス証券個人型確定拠出年金(iDeCo)で取扱っています。

信託報酬最安値はSmart-i JリートインデックスeMAXIS Slim国内リートインデックス。2位以下を大きく引き離してのトップです。

Smart-i Jリートインデックスは初回決算では実質コストが0.358%(消費税8%)と信託報酬以外のコストが非常に高くなっていましたが、2回目の決算では0.228%(消費税10%)まで下がり実質コストでも最安値です。ただ純資産総額は未だ20億円と大きくありません。

2019.10.30に新規設定されたばかりのeMAXIS Slim国内リートインデックス。まだ実質コストはわかりませんが、設定から5カ月で純資産総額10億となっています。

尚、農林中金全共連アセットマネジメントからNZAM・ベータ 日本REITが新規設定されました。信託報酬はSmart-ieMAXIS Slimには負けるものの3位と比較的低コストです。

純資産総額トップはSMT J-REITインデックス・オープン。設定から10年以上の歴史あるファンドです。

最新の信託報酬・実質コスト等は下記記事を参照して下さい。


資金流出入額 [国内リート(J-REIT)インデックスファンド 人気ランキング]

2020年1~3月の概算の月次資金流出入額(*)3カ月合計、及び2020年1年間の累計を見てみます。

1~3月の資金流出入額が大きい順にならべてあります。

どのファンドが多く購入されているかの人気ランキングになりますが、純資産が増える事は、それだけ安定した運用にもつながりますし、繰上償還のリスクも減ります。

ただの人気ランキングとしてではなく、ファンド選択の重要な指標の一つとしてみて下さい。

(*)月次資金流出入額は、日々の純資産総額の増減額に騰落率を考慮して算出。
例えば、3月5日の日次資金流出入額は
(3月5日の純資産総額) - (3月4日の純資産総額) x (日次騰落率 + 1)で計算し、
これを1カ月分足して月次資金流出入額としています。

国内リートインデックスファンド 資金流出入額
2020年1~3月2019年累計
順位ファンド(億円)順位(億円)
1eMAXIS 国内リートインデックス13.4428.7
2SMT J-REITインデックス・オープン9.1160.3
3eMAXIS Slim国内リートインデックス7.985.3
4三井住友・DC日本リートインデックスファンド1.2614.8
5NZAM・ベータ 日本REIT0.0------
6iFree J-REITインデックス-0.491.0
7野村インデックスファンド・J-REIT[Funds-i]-2.1713.4
8たわらノーロード国内リート-3.6244.0
9Smart-i Jリートインデックス-4.2522.1
10<購入・換金手数料なし>ニッセイJリートインデックスファンド-8.8332.2
参考DCニッセイJ-REITインデックスファンドA-3.1参考30.6

直近3カ月の1位はeMAXIS 国内リートインデックス。2019年は2位。

2位はSMT J-REITインデックス・オープン。2019年は1位です。

(ここには記載していませんが月次でみると)両ファンドとも2020年3月に10億を超える大きな資金を集めています。

信託報酬最安値のeMAXIS Slim国内リートインデックスが漸く3位。それでも3月だけで見ると資金流出となっています。

同率で信託報酬最安値のSmart-i Jリートインデックスは直近3カ月 9位、2019年累計で5位とまだ人気がありません。

このように国内リートの場合、決して低コストとは言えないファンドが売れています。

国内リートに多く投資する方は、先進国株式や米国株式中心に投資する層とは異なる客層で、ネット証券ではなく銀行・店頭証券で取引する方が多いと推測します。

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リターンの比較。実質コスト(信託報酬+α)が騰落率に反映されているか? ベンチマークとの乖離(トラッキングエラー)は?

2020年3月末時点の各ファンドの騰落率を見てみます。

*騰落率は各ファンドの基準価額から管理人が独自に計算した結果です。
*実質コストに対する騰落率を見ていきますが、期中に信託報酬の変更があったファンドは、その期間に応じて按分した実質コストを用います。
*ETFの騰落率は分配金再投資時で分配金の課税は考慮していません。

騰落率とコストの関係は、理想的にはインデックス騰落率から決まる傾き、切片の直線になります。

国内リートの場合、配当が出ると、それに課税される事無くファンドの資産となりますので、配当込指数がインデックス騰落率となります。
*配当込み指数は日本取引所グループより引用。

図中茶色の点線が配当込指数。グレーの点線は傾き=-(1+インデックス騰落率)、切片=インデックス騰落率の直線です。コスト要因以外でのベンチマークとの乖離(トラッキングエラー)が無ければ、この線上にのる筈です。

(注)ETF 1343は2020.2.13に現在の信託報酬に引下げを行ったばかりですので、下記騰落率には引下げ分が殆ど反映されていません。

 

3カ月騰落率

実質コストに対して3カ月騰落率をプロットします。

国内リートインデックスファンド

各ファンドの騰落率はバラバラ。

3カ月で約-25%と急落した相場の中でベンチマークとの大きな乖離が生じています。

その中で比較的乖離が小さいのがETF 2本と、iFree三井住友・DC

一方、eMAXIS Slimたわらノーロードは大きなマイナス乖離、<購入・換金手数料なし>ニッセイDCニッセイはプラス乖離を起こしています。

 

1年騰落率

次に1年騰落率です。

国内リートインデックスファンド

1年になると騰落率とコストの相関がかなり強くなってきます。(これは、コスト要因以外でのベンチマークとの乖離が小さくなっていることを意味します)

ただ、それでも、たわらノーロードが大きなマイナス乖離、<購入・換金手数料なし>ニッセイDCニッセイFunds-iが大きなプラス乖離を起こしています。

*信託報酬最安値のeMAXIS Slimは設定から5カ月しか経っていない為、上図ではプロットしていません。

 

まとめ & おすすめファンド

以上、国内REIT(リート)インデックスファンドについて、純資産総額、資金流出入額、騰落率、さらにベンチマークとの乖離を評価しました。

信託報酬最安値はSmart-i JリートインデックスeMAXIS Slim国内リートインデックスの2本。

しかし、売れているのはeMAXISSMTなどの比較的コストの高いファンド。

そして、急落した相場の中で多くのファンドが(コスト要因以外での)ベンチマークとの乖離が生じています。

 

国内リート(J-REIT)インデックスのおすすめファンド

本サイトが選ぶ現時点でのおすすめファンドは、

保留

 

信託報酬最安値の、

eMAXIS Slim国内リートインデックス

Smart-i Jリートインデックス

の2本をお勧めとしたいところですが、今期はベンチマークとの大きな乖離が生じています。

*管理人はベンチマークの乖離もやがて収まると期待してeMAXIS Slim、そしてETF 1343に投資しています。
*「おすすめ」というのは必ず利益が出るという意味ではありません。他の類似ファンドに比べ、同等以上の成績を残すであろうと管理人の主観・推測で選んだものです。最終的なファンドの選択はご自身の判断で行ってください。

販売会社

eMAXIS Slim国内リートインデックスSmart-i Jリートインデックスは主にネット証券で取り扱っています。

SBI証券
投資信託保有で毎月Tポイントがもらえます。さらにTポイントで投資信託を購入する事も出来ます。
(つみたてNISAでも購入可能)
公式サイト SBI証券

楽天証券
投資信託保有で毎月楽天スーパーポイントがもらえます。さらに楽天スーパーポイントで投資信託を購入する事も出来ます。また、楽天カード(クレジットカード)で投資信託を積立購入する事が出来ます(上限5万円/月)。勿論ポイント還元があり事実上1%割引で購入出来るようなものです。
(つみたてNISAでも購入可能)
公式サイト楽天証券楽天カード

松井証券
松井証券は、複数の投資信託を積立する際、設定したポートフォリオ(配分比率)になるよう自動的に購入商品・金額を調整してくれる「リバランス積立」が魅力(無料で利用可能)。
(つみたてNISAでも購入可能、但しリバランス積立はつみたてNISAでは非対応)
公式サイト松井証券

その他のネット証券
マネックス証券岡三オンライン証券等。

大手店頭証券
SMBC日興証券(ダイレクトコースのみeMAXIS Slimを取扱い)

尚、国内リート・インデックスファンドはつみたてNISAでは購入できません。つみたてNISAで国内リートに投資したい場合はバランスファンドを購入する事になります。

また、個人型確定拠出年金(iDeCo)Smart-i Jリートインデックスを取り扱っているのはりそな銀行eMAXIS Slim国内リートは未だiDeCOでの取扱いはありません。

国内リートではETFも充実しています。東証REIT指数との連動を目指すETFについては下記記事を参照して下さい。

 

他のアセットクラスの最新の情報・結果は下記記事を参照して下さい。

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