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ファンド紹介・解説

楽天・S&P500インデックス・ファンドの評価・評判・人気。eMAXIS Slim米国株式との比較も!

投稿日:

米国の株式市場を代表する指数S&P500との連動を目指すインデックスファンド楽天・S&P500インデックス・ファンド(愛称:楽天・S&P500) について解説します。

[最終更新日:2024.4.6]全て最新の情報に更新。
本記事は原則2024.3末日時点の情報に基づき記載しています。

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楽天・S&P500インデックス・ファンド の基本情報

本記事で解説するのはS&P500との連動を目指し米国株式に投資する楽天・S&P500インデックス・ファンド

愛称は楽天・S&P500。

楽天+(プラス)シリーズの一つで、2023年10月27日設定と未だ運用を開始したばかりの新しいファンドです。

先ず、楽天・S&P500インデックス・ファンドの基本情報をまとめます。

運用会社楽天投信投資顧問
設定日2023年10月27日
運用形態インデックスファンド
投資形態ファミリーファンド
ベンチマークS&P500(配当?)
購入時手数料
信託財産留保額
信託報酬(税込)0.077%
実質コスト決算前
純資産総額 1,307億円(2024.3.29時点)
(マザーファンド) 純資産総額 ---億円(xxx時点)
分配金実績
NISA(つみたて投資枠)対象商品
NISA(成長投資枠)対象商品
SBI証券ポイント還元年率取扱い無
楽天証券ポイント還元年率0.028%
マネックス証券ポイント還元年率取扱い無
松井証券ポイント還元年率取扱い無

 

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投資対象

ベンチマークS&P500で米国株式に投資します。

S&P500は米国の大型株 約500銘柄から構成された時価総額加重平均型の指数で米国株式の約80%をカバーします。米国株式を代表する指数と言っても良いでしょう。

尚、ベンチマークが配当込みが否か、また配当込みだとしたら配当に対する源泉徴収税を考慮したネットか税引前のグロスか、どの指数を採用しているかは未だ分かりません。

*インデックスファンドのベンチマークは[除く配当]と[税引前配当込/グロス]、[税引後配当込/ネット]の3種類ありますが、ベンチマークの配当除く・含むは運用成績に直接関係するものではありません(少なくとも過去においては)。但し、運用報告書などに記載されているベンチマークとの乖離を見る時は注意が必要です。詳細は下記記事を参照して下さい。
参考記事インデックスファンドのベンチマーク(除く配当/プライス、配当込/グロス・ネット)と乖離の評価方法。

 

マザーファンド

楽天・S&P500インデックス・ファンドは、ファミリーファンド方式で下記マザーファンドに投資します。

楽天・S&P500インデックス・ファンド

画像引用:楽天・S&P500インデックス・ファンド交付目論見書

楽天・S&P500インデックス・マザーファンドを介して米国株式に投資します。

尚、本マザーファンドは2023.9.26に設定されたものです。

*為替ヘッジは行いません。
*投資信託財産で保有する有価証券の貸付取引を行う場合があります。

 

楽天・S&P500インデックス・ファンドの2024年2月の組入上位10銘柄

楽天・S&P500インデックス・ファンドの月次レポート2024.2の組入上位10銘柄です。

楽天・S&P500インデックス・ファンド

画像引用:楽天・S&P500インデックス・ファンド月次レポート 2024.2

組入3位のiShare Core S&P500 ETF【IVV】はS&P500に投資する米国ETF(経費率0.03%)です。 

このIVV比率、2023.11はIVVが7.8%、2023.12は19.3%、2024.1は4.0%、そして2024.2は4.7%と基本的には減少しているように見えます。

勿論、ETFの経費率 0.03% x IVV比率の費用はファンドが負担する事になります。

その他は現物株式です。

 

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手数料(信託報酬、実質コストなど)

楽天・S&P500インデックス・ファンドの最大の魅力は何と言っても圧倒的な信託報酬の低さ。

S&P500連動型のインデックスファンドとしては最低水準の0.077%(税込)です。

まだ設定されたばかりですので実質コストはわかりません。

勿論、購入時手数料無料(ノーロード)、信託財産留保額は無です。

 

他社 米国株式インデックスファンドとの信託報酬・実質コスト比較

S&P500、及びベンチマークは異なりますが米国株式に投資する他社の低コスト・インデックスファンドと比較してみます。

*ファンド名下の[]内はベンチマーク。[CRSP US]はCRSP USトータル・マーケット・インデックスの略。
*信託報酬・実質コストは税込み表記。

(注)下表は基本的に最新の情報に随時更新しています。よって記事中の記載と異なる場合がありますが、その際は下表の値が最新の情報となります。

 ファンド信託報酬実質コスト
1<購入・換金手数料なし>ニッセイ・S米国株式500
[Solactive US500]
0.05775%---
--つみたてiシェアーズ 米国株式(S&P500)インデックス
[S&P500]
[2026.5.7まで]
0.0586%
---
2ステート・ストリートS&P500インデックス・オープン
[S&P500]
0.0748%---
3楽天・S&P500インデックス・ファンド
[S&P500]
0.0770%---
4PayPay投資信託インデックス アメリカ株式
[CRSP US]
0.0806%---
5つみたてiシェアーズ 米国株式(S&P500)インデックス
[S&P500]
[2026.5.8以降]
0.09072%
---
6PayPay投信米国株式インデックス
[Morningstar US]
0.0915%0.320%
7eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
[S&P500]
0.09372%0.106%
7たわらノーロードS&P500
[S&P500]
0.09372%0.135%
7はじめてのNISA米国株式(S&P500)
[S&P500]
0.09372%---
7eMAXIS Slim 全米株式
[MSCI USA IMI]
0.09372%---
11SBI・V・S&P500インデックス
[S&P500]
0.0938%0.104%
11iシェアーズ米国株式(S&P500)インデックス
[S&P500]
0.0938%0.102%
11SBI・V・全米株式インデックス
[CRSP US]
0.0938%0.110%
14SMBC・DCインデックスファンド(S&P500)
[S&P500]
0.0968%0.152%
14My SMT S&P500・インデックス
[S&P500]
0.0968%0.291%
14My SMT ダウ・ジョーンズ・インデックス
[NYダウ]
0.0968%0.117%
17Tracers S&P500配当貴族インデックス
[S&P500配当貴族]
0.1155%---
18SBI・V・米国高配当株式インデックス
[FTSE High Dividend Yield]
0.1238%0.149%
18SBI・V・米国増配株式インデックス
[S&P U.S. Dividend Growers]
0.1238%---
20楽天・全米株式インデックス・ファンド
[CRSP US]
0.1620%0.186%
21楽天・米国高配当株式インデックス
[FTSE High Dividend Yield]
0.1920%0.237%
22iFree S&P500・インデックス
[S&P500]
0.1980%0.215%
22PayPay投信 NYダウインデックス
[NYダウ]
0.1980%0.279%
24PayPay投信NASDAQ100
[NASDAQ100]
0.2024%0.702%
25<購入・換金手数料なし>ニッセイ>NASDAQ100
[NASDAQ100]
0.2035%---
26つみたて米国株式(S&P500)
[S&P500]
0.2200%0.235%
27NZAM・ベータ・S&P500
[S&P500]
0.2200%0.287%
28NZAM・ベータ・NYダウ30
[NYダウ]
0.2310%0.313%
29SBI・インベスコQQQ・NASDAQ100
[NASDAQ100]
0.2388%---
30Smart-i S&P500インデックス
[S&P500]
0.242%0.301%
31iFree NYダウ・インデックス
[NYダウ]
0.2475%0.261%
31たわらノーロード NYダウ
[NYダウ]
0.2475%0.267%
-eMAXIS NYダウインデックス
[NYダウ]
0.6600%0.676%

S&P500連動型インデックスファンドに限れば、楽天・S&P500インデックス・ファンドは信託報酬3位。

ただ、ステート・ストリートS&P500インデックス・オープンは現時点(2024.4.6)で販売会社が松井証券、auカブコム証券に限定されており、またつみたてiシェアーズ米国株式(S&P500)インデックスは期間限定の信託報酬です。

人気のeMAXIS Slim米国株式(S&P500)との差は0.017ポイント。

尚、ベンチマークは異なりますが、Solactive GBS United States 500との連動を目指す<購入・換金手数料なし>ニッセイ・S米国株式インデックスファンドが米国株式に投資するインデックスファンドとしては信託報酬最安値となります。(ただ、2023.11.13設定で未だ実績がありませんが)

 

信託報酬の変更履歴

楽天・S&P500インデックス・ファンドは設定後すぐに信託報酬の引下げを行いました。

楽天・S&P500インデックス・ファンドの信託報酬変更履歴
引下げ日信託報酬(税込)備考
2023/10/27
 0.09372%新規設定(eMAXIS Slimなどと同率)
2023/12/1
0.077%(当時)単独最安値

設定時はeMAXIS Slim米国株式(S&P500)等と同率最安値でしたが、設定後僅か1カ月で信託報酬を引下げ、(その時点では)単独最安値となりました。

 

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楽天・S&P500インデックス・ファンド の運用状況

運用状況といっても、設定から僅か5カ月強ですので、あくまで参考データとして見て下さい。

 

資金流出入額 & 純資産総額 (評判・人気は?)

月次資金流出入額から楽天・S&P500インデックス・ファンドの売れ行き・人気を見てみます。

(*)資金流出入額は、日々の純資産総額の増減額に騰落率を考慮して算出した概算値です。

楽天・S&P500インデックス・ファンドの人気・評判

新NISAが始まった2024年に入り資金流入は大幅に増え、2024年1~3月の3カ月だけで1,051億円と楽天証券1社にも関わらず早くも大きな人気を集めています。

因みに2024年1~3月の米国株式インデックスファンドの3カ月資金流出入額は、

  1. eMAXIS Slim米国株式(S&P500)     5,461億円
  2. 楽天・S&P500                            1,051億円
  3. iFreeNEXT FANG+インデックス        867億円
  4. <購入・換金手数料なし>ニッセイNASDAQ100  795億円
  5. SBI・V・S&P500                        790億円

*管理人が調査対象としているファンドの中だけでのランキングです。

さすがにeMAXIS Slim米国株式(S&P500)とは大きな差がありますが、楽天・S&P500インデックス・ファンドも販売会社1社ながら十分売れていると言って良いでしょう。

 

運用状況は? eMAXIS Slim米国株式(S&P500)に勝てるか?

3カ月騰落率

インデックスファンドでは、ベンチマークとの乖離が小さい事がファンド評価の重要な要素です。そして、乖離がなければ、そのコストに応じた騰落率になる筈です。

下図は2024年3月末日時点の3カ月騰落率をベンチマークが同じ複数のファンドでプロットしたものです。

*といっても楽天S&P500、はじめてのNISAは未だ実質コストが分かりませんので信託報酬でプロットしてあります。

そして、配当課税を適切に考慮した真のベンチマークから決まるコストと騰落率の関係が図中グレーの点線です(多くのファンドがコスト要因以外での乖離がないであろうとの仮定の下、管理人の主観で決めた値)

このグレーの点線上にあればコスト要因以外でのベンチマークとの乖離がないと推測できます。

あるいは、実質コストを推測する事も出来ます。

楽天・S&P500インデックス・ファンドのリターン評価

3カ月と短期の比較という事もあって正確な判断は出来ませんが、それでも、楽天・S&P500インデックス・ファンドは概ねベンチマークとのコスト要因以外での乖離がない運用になっているようです。

実質コストもそう高くなっていないと推測できます。

 

1カ月騰落率

次に、同様の手法で2024年3月末日時点の1カ月騰落率を見てみます。

楽天・S&P500インデックス・ファンドのリターン評価

1カ月と短期ですが、楽天・S&P500インデックス・ファンドeMAXIS Slim等に比べ僅かですがマイナス乖離(もしくは実質コストの増大)している可能性がありますが、そう大きな値ではありません。

 

eMAXIS Slim米国株式(S&P500)との日次騰落率の差

さらに詳しく見る為、(ベンチマークとのコスト要因以外での乖離が少ないと思われる)eMAXIS Slim米国株式(S&P500)との日次騰落率の差を見てみます。

*同時にiFree S&P500の結果もプロット

楽天・S&P500インデックス・ファンドとeMAXIS Slim米国株式(S&P500)の比較

設定当初はeMAXIS Slimの日次騰落率と大きな差がある日が多かったのですが、2023.12末頃より、その差も小さくなってきているように見えます。

 

以上、運用状況を評価してきましたが、楽天・S&P500インデックス・ファンドは設定当初こそベンチマークに対して大きな乖離がありましたが、その乖離も次第に小さくなってきているようです(=低いコストに応じた高い騰落率になる)

但し、僅か5カ月、ファンドの優劣をつけるのは早計です。この短期間だけで判断するのではなく、今後の騰落率に注目する必要があります。繰り返しになりますが、あくまで参考として見て下さい。

今後も継続して評価、本記事をアップデートしていきます。

 

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最新の騰落率[利回り](eMAXIS Slim/SBI・V・S&P500との比較) ~2024年3月末日時点~

*本章は原則毎月更新します。

最新の騰落率をライバルファンドとともにまとめます。

*3,5年騰落率は年率表記。

[表をクリックすると拡大します]

楽天・S&P500インデックス・ファンド 利回り

楽天・S&P500インデックス・ファンドは、eMAXIS Slim米国株式(S&P500)より1カ月は概ね同等、3カ月は高い騰落率になっています。これは2024.2に楽天が若干のプラス乖離した為と推測。

まだ設定されたばかりという事でベンチマークとの乖離が生じている可能性がありますが、その乖離も徐々に小さくなってきているように見えます。

尚、楽天・全米株式インデックス・ファンドSBI・V・全米株式インデックス・ファンドはベンチマークが異なりますので参考値として見て下さい(中小型株有無の違い)

 

楽天・S&P500インデックス・ファンド の分配金

当然、楽天・S&P500インデックス・ファンドは未だ分配金を出した実績はありません。

今後も出さないと予測しますが・・・

これから資産を築いていこうとする資産形成期においては分配金を出さない投資信託の方が有利です。
分配金を出すか否かは運用会社が決定しますが、多くのインデックスファンドが分配金を出さない、無分配としています。
勿論、保有する株式から出た配当はファンドの資産となり、基準価額の上昇につながります。

 

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まとめ

楽天・S&P500インデックス・ファンドは、S&P500をベンチマークとし米国株式に投資するファンドとして概ね最低水準の信託報酬です。

現時点では楽天証券1社だけの販売ながら、早くも大きな人気を集めています(さすがにeMAXIS Slim米国株式には敵いませんが)

まだ設定から5カ月強ですが、設定当初に見られたベンチマークとの乖離(または実質コストの増大)も直近3カ月では小さくなってきており、ほぼ問題のないレベルに落ち着いてきています。

2024年から始まった新NISAで米国株式に投資したい方にとって有力な選択肢の一つとなるファンドになると期待しています。

 

販売会社

楽天・S&P500インデックス・ファンドは現時点で楽天証券のみの販売です。

楽天証券 クレジットカード & 楽天キャシュ積立 
楽天証券では楽天カードで投資信託積立が出来ます。信託報酬(販売会社分)が税込0.4%未満のファンドの還元率は0.5%(ゴールド、プレミアムなら還元率アップ)、0.4%以上のファンドの還元率は1.0%(2023.6買付分より)
また、楽天キャッシュ決済でも投資信託積立が出来ます。楽天カードから楽天キャッシュへチャージすると0.5%のポイント還元(2024.6.4からはチャージ時ではなく利用時にポイント還元に変更)。
楽天カード決済で10万円、楽天キャシュ決済で5万円、あわせて月15万円まで利用可能。
さらに、楽天ポイントで投資信託を購入できます。

公式サイト(PR)楽天証券

公式サイト(PR)楽天カード

勿論、NISA(つみたて投資枠)対象のファンドです。(成長投資枠でも購入出来ます)

 

 

ライバルとなるファンド

eMAXIS Slim米国株式(S&P500)

楽天・S&P500インデックス・ファンド(本記事)

SBI・V・S&P500インデックス・ファンド

SBI・V・全米株式インデックス・ファンド

楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天・VTI)

iFree S&P500インデックス

 

他の米国株式(S&P500、CRSP USトータル・マーケット・インデックス)インデックスファンドとの比較、最新の人気・運用状況は下記記事を参照して下さい。

 

インデックスファンドの信託報酬、実質コスト、純資産総額の一覧は下記記事を参照して下さい。

 

 

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マネックス証券のクレジットカード投信積立

マネックス証券

マネックスカード(クレジットカード)での投信積立でのポイント還元率は月5万円までは最高水準の1.1%(5~10万円部分の還元率は下がります)

*マネックスカードの発行はマネックス証券の口座が必要です。

公式サイト(PR)マネックス証券

マネックス証券の口座はSBI新生銀行経由でも開設出来ます。

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au Payカード(クレジットカード)での投信積立が2022.3.28より始まりました。投信積立でのポイント還元率は月10万円まで1.0%

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