ファンド紹介・解説

eMAXIS Slim 国内株式(日経平均)の評価・評判・人気。~低コスト・インデックスファンド~

投稿日:2022年3月14日 更新日:

eMAXIS Slim 国内株式(日経平均)

国内の株式に投資し、日経平均株価との連動を目指すインデックスファンドeMAXIS Slim 国内株式(日経平均)について解説します。

[最終更新日:2022.3.14]全て最新の情報に更新。
本記事は原則2022年2月末日時点の情報に基づき記載しています。

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eMAXIS Slim 国内株式(日経平均)の基本情報

eMAXIS Slim(イーマクシス スリム)シリーズは「業界最低水準の運用コストを将来にわたってめざし続ける」をコンセプトとした三菱UFJ国際投信が運用するインデックスファンドで、「他社類似ファンドの運用コストに注意を払い、機動的に信託報酬を引き下げることによって、今も、そしてこれからも業界最低水準を目指し続ける」と公表しています。実際、設定から既に数回の信託報酬引下げを行い、最低水準、もしくはそれに近い座を維持しています。

今回解説するのは、国内の株式に投資するeMAXIS Slim 国内株式(日経平均)

先ず、eMAXIS Slim 国内株式(日経平均)の基本情報をまとめます。

運用会社三菱UFJ国際投信
設定日2018年2月2日
運用形態インデックスファンド
投資形態ファミリーファンド
ベンチマーク日経平均株価(配当込み)
(日経平均トータルリターン・インデックス)
購入時手数料
信託財産留保額
信託報酬(税込)0.1540%
実質コスト0.160%(*1)
純資産総額 196.8億円(2022.2.28時点)
(マザーファンド) 純資産総額 2,710億円(2021.5.24時点)
分配金実績
つみたてNISA対象商品
SBI証券ポイント還元年率0.05%
楽天証券ポイント還元年率---%(*2)
マネックス証券ポイント還元年率0.03%

(*1)実質コストは2021.4.26決算時点
(*2)楽天証券 2022.4より投資信託保有による毎月のポイント還元は廃止され、残高が初めて一定の金額を超えたときのポイント付与に変更

 

投資対象

ベンチマーク日経平均株価[配当込](日経平均トータルリターンインデックス)で国内の株式に投資します。

*日経平均トータルリターン・インデックスは日経平均株価に配当を含めた指数です。

*インデックスファンドのベンチマークは[除く配当]と[税引前配当込/グロス]、[税引後配当込/ネット]の3種類ありますが、ベンチマークの配当除く・含むは運用成績に直接関係するものではありません(少なくとも過去においては)。但し、運用報告書などに記載されているベンチマークとの乖離を見る時は注意が必要です。詳細は下記記事を参照して下さい。

 

 

マザーファンド

eMAXIS Slim 国内株式(日経平均)は、ファミリーファンド方式で、下記マザーファンドに投資します。

eMAXIS Slim 国内株式(日経平均)

画像引用:eMAXIS Slim国内株式(日経平均)交付目論見書

日経225マザーファンドは、eMAXIS 日経225インデックス(Slimがつかない)つみたて日本株式(日経平均)などと同じマザーファンドで、2,000億円を超える巨額の純資産を持っています。

 

投資銘柄

投資している銘柄数は225(2022.2月末日時点)、日経平均株価の構成銘柄を全て保有しています。

組入上位10銘柄を、日経平均株価とならんで国内株式を代表する指数TOPIXとの連動を目指すeMAXIS Slim国内株式(TOPIX)と比較できるよう下表にまとめます。

 eMAXIS Slim国内株式
(日経平均)
eMAXIS Slim国内株式
(TOPIX)
 銘柄比率銘柄比率
1ファーストリテイリング8.1%トヨタ自動車4.2%
2東京エレクトロン
7.3%ソニー2.8%
3ソフトバンクグループ4.0%キーエンス
1.9%
4KDDI
3.0%三菱UFJ FG1.7%
5ダイキン工業2.8%リクルートHD1.4%
6ファナック
2.8%東京エレクトロン1.4%
7アドバンテスト2.4%日本電信電話1.3%
8信越化学工業2.3%任天堂1.3%
9テルモ1.9%ソフトバンクグループ
1.2%
10リクルートHD1.9%信越化学工業1.1%

データ引用:eMAXIS Slim国内株式(日経平均、TOPIX)月次レポート(2022/2)

日経平均、TOPIXとも日本を代表する企業が並んでいますが、TOPIXの2,177銘柄(2022.2時点)に対し、日経平均は225銘柄と少なく、一部の銘柄、特に株価の高い銘柄(値がさ株)に集中する傾向があります。

勿論、将来どちらのパフォーマンスが良いかは分かりませんが。

TOPIX、日経平均株価の違い・比較については下記記事をご覧ください。
参考記事【国内株式インデックスファンド】TOPIX、日経平均株価どちらを選ぶ? 過去の成績を徹底比較。

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手数料(信託報酬、実質コストなど)

eMAXIS Slim 国内株式(日経平均)の最大の魅力は何と言っても信託報酬の低さ。

国内株式(日経平均)インデックスファンドとしては最低水準の0.1540%(税込)

実質コスト0.160%(税込、2021.4決算より)

勿論、購入時手数料無料(ノーロード)、信託財産留保額は無です。

 

受益者還元型信託報酬

eMAXIS Slim 国内株式(日経平均)は、下表のように純資産総額に応じて信託報酬率が変わる受益者還元型信託報酬を採用しています。

純資産総額信託報酬(税込)
500億円未満の部分0.1540%
500億円以上1,000億円未満の部分0.1485%
1,000億円以上の部分0.1430%

但し、設定から4年弱で純資産総額約200億円ですので、500億円以上になるのはまだまだ先の事でしょう。

 

他社 国内株式(日経平均株価)インデックスファンドとの信託報酬・実質コスト比較

日経平均株価をベンチマークとする他社の低コスト・インデックスファンドと信託報酬・実質コストを比較します。

(注)下表は基本的に最新の情報に随時更新しています。よって記事中の記載と異なる場合がありますが、その際は下表の値が最新の情報となります。

 ファンド信託報酬実質コスト
1PayPay投信 日経225インデックス0.1430%(決算前)
2eMAXIS Slim 国内株式(日経平均)0.1540%0.160%
2<購入・換金手数料なし>ニッセイ日経平均インデックスファンド0.1540%0.157%
2iFree 日経225インデックス0.1540%0.161%
2SMBC・DCインデックスファンド(日経225)0.1540%0.164%
6NZAM・ベータ日経2250.1760%0.184%
7野村つみたて日本株投信0.1870%0.194%
7たわらノーロード日経2250.1870%0.195%
7i-SMT 日経225インデックス0.1870%0.196%
7Smart-i 日経225インデックス0.1870%0.207%
11(三菱UFJ)つみたて日本株式(日経平均)0.1980%0.204%
12日経225 インデックスe0.2090%0.218%
--ニッセイ日経225インデックスファンド0.2750%0.279%

信託報酬最安値はPayPay投信 日経225インデックス

eMAXIS Slim 国内株式(日経平均)iFree 日経225インデックス<購入・換金手数料なし>ニッセイ日経平均インデックスファンド等と同率で2位です。

eMAXIS Slimは他のファンドが信託報酬を引き下げてもそれに追従して引き下げる(保証は出来ませんが)という安心感がありますので、コストで選ぶならeMAXIS Slim 国内株式(日経平均)と言って良いでしょう。

PayPay投信 日経225インデックスが2021.3.8にeMAXIS Slimより低い信託報酬で設定されました(発表は2021.2.19)。既に発表から1年経過していますが、eMAXIS Slimは対抗した信託報酬引下げを未だ発表していません。よって現時点では信託報酬最安値の座をPayPay投信に譲り2位となっています。

 

信託報酬の変更履歴

eMAXIS Slim 国内株式(日経平均)は、業界最低水準の信託報酬を目指し続けるというコンセプト通り、既に設定から2回信託報酬引下げを行い、PayPay投信日経225設定までは信託報酬最安値の座を維持してきました。

eMAXIS Slim国内株式(日経平均)の信託報酬変更履歴
引下げ日信託報酬(税込)備考
2018/2/2
 0.17172%新規設定
2019/2/150.1674%Smart-i TOPIXの引下げに対抗
2019/5/140.1512%野村DC国内株式インデックスファンド・TOPIX等に対抗
2019/10/10.1540%消費税増税(8%-->10%)

2019年2月、5月の信託報酬引下げはTOPIXとの連動を目指すインデックスファンドの引下げに対抗したもので、国内株式という括りであれば、日経平均株価だけではなく、TOPIXにも対抗する事を示したものです。

 

eMAXIS Slim 国内株式(日経平均)の運用状況(評価・人気)

資金流出入額 & 純資産総額 (評判・人気は?)

月次資金流出入額純資産総額からeMAXIS Slim 国内株式(日経平均)の売れ行き・人気を見てみます。

(*)月次資金流出入額は、日々の純資産総額の増減額に騰落率を考慮して算出した概算値です。

eMAXIS Slim 国内株式(日経平均)の人気・評判

これは日経平均株価との連動を目指すインデックスファンド全般に言える事ですが、資金流出入額が安定しません。短期的な売買にインデックスファンドを使っている方が多いのでしょう。

eMAXIS Slim 国内株式(日経平均)も同様の傾向にあり、安定した資金流入があるとは言えません。ただ、直近1年では増加傾向、2021年1年間合計で約110億円の資金流入となっており、まずまず売れていると言って良いでしょう。

尚、(eMAXIS Slimより高コストにもかかわらず)もっと売れている日経平均インデックスファンドも複数あります。eMAXIS Slimへの投資は主にネット取引となりますが、そういう方は日経平均株価よりTOPIXを好む傾向にあるのかもしれません。

 

運用状況は?

インデックスファンドでは、ベンチマークとの乖離が小さい事がファンド評価の重要な要素です。そして、乖離がなければ、そのコストに応じた騰落率になる筈です。

*ベンチマークは同じ日経平均株価でも配当込・除くなどファンドにより異なりますが、実際の運用は両者で変わらない事から、配当込インデックスを、ここではベンチマークと定義します。
尚、国内株式の場合、所有する銘柄から配当があっても、それに課税される事無くファンドの資産となります。

下図は、2022年2月末日時点の実質コストに対する1年騰落率を複数のファンドでプロットしたものです。

eMAXIS Slim 国内株式(日経平均)の評価

図中グレーの点線は、コストが0の時、配当込指数と一致し、ベンチマーク騰落率から決まる傾きの直線です。但し多くのファンドがこのグレーの点線より下方に位置しています(理由はよく分かりませんが、日経平均では良く見られる現象です。配当がファンド、指数に入る時期が異なるのでしょうか???)。
そこで、多くのファンドが乖離がないという前提のもの、主観を含めて引いた線が水色の点線。この点線を基準にベンチマークとの乖離を評価します。
グラフの左側(コストが低い)、上側(騰落率が高い)にあり、そして水色の点線上にある(乖離が少ない)ファンドが優秀なファンドという事になります。

eMAXIS Slim 国内株式(日経平均)は、最もコストが低く、そして、その低いコストに応じた高い騰落率になっている事がわかります。そして、ベンチマークとの乖離もほとんどありません。

 

eMAXIS Slim 国内株式(日経平均)の分配金

eMAXIS Slim 国内株式(日経平均)は分配金を出した実績はありません。

これから資産を築いていこうとする資産形成期においては分配金を出さない投資信託の方が有利です。
分配金を出すか否かは運用会社が決定しますが、本ファンドは「信託財産の成長を優先とし、原則として分配を抑制する」方針です。
勿論、保有する株式から出た配当はファンドの資産となり、基準価額の上昇につながります。

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まとめ

eMAXIS Slim 国内株式(日経平均)は他社類似ファンドが引下げを行っても、(今までの実績では)即座に、それに対抗した引下げを行うなど、将来にわたってコスト面では優位にたつであろうファンドです。

ただ、PayPay投信には未だ対抗しておらず信託報酬2位に甘んじていますが、その運用結果から判断し、依然トータルコストでは最低水準です。

他のeMAXIS Slimシリーズのように巨額の資金流入がある訳ではなく、純資産もそう大きくないという懸念もありますが、今後、ゆっくりとしたペースながら伸びていく事でしょう。

さらに巨額の純資産を持つマザーファンドで安定した運用も行われています。

国内株式(日経平均株価)インデックスファンドとして、お勧めできるファンドの一つです。

尚、三菱UFJ国際投信が運用するeMAXIS 日経225インデックス(Slimがつかない)つみたて日本株式(日経平均)(つみたてんとうシリーズ)は、eMAXIS Slim 国内株式(日経平均)と同じマザーファンドで運用する姉妹ファンドですので、この中では、コストが圧倒的に低いeMAXIS Slimを強くお勧めします。

 

販売会社

eMAXIS Slim 国内株式(日経平均)は下記の金融機関で購入出来ます。

*主にネット証券、ネット取引での取扱いとなります。

マネックス証券 クレジットカード積立 最高水準のポイント還元率1.1%
マネックス証券ではマネックスカード(クレジットカード)で投資信託が積立出来ます。ポイント還元率は最高水準の1.1%
また投資信託保有でポイントもたまります(一部ファンドを除く)

*マネックスカードの発行にはマネックス証券の口座開設が必要です。

公式サイトマネックス証券

 

SBI証券 クレジットカード積立 ポイント還元率0.5%~
SBI証券では三井住友カードで投資信託積立が出来ます。ポイント還元率はスタンダードカードで0.5%、ゴールドカードなら1.0%(プラチナカードなら2.0%)
また投資信託保有でTポイント、Pontaポイント、dポイントがもらえます。さらにT/Pontaポイントで投資信託を購入できます。

公式サイト SBI証券

*三井住友カード(NL)なら年会費永年無料、三井住友カード ゴールド(NL)は年間100万円の利用で翌年以降の年会費永年無料。

公式サイト三井住友カード(NL)

公式サイト三井住友カード ゴールド(NL)

 

auカブコム証券のクレジットカード積立 & auじぶん銀行との連携
auカブコム証券はau Payカードで投資信託積立が出来ます。Pontaポイント還元率は1.0%。さらにau/UQmobileユーザー特典有。
Pontaポイントで投資信託の購入も可能。
また、auじぶん銀行との連携(auマネーコネクト)でauじぶん銀行普通預金金利0.1%、au Payアプリ等の連携で最大0.20%になるのも魅力。

公式サイトauカブコム証券

 

楽天証券 クレジットカード & 楽天キャシュ積立 
楽天証券では楽天カードで投資信託積立が出来ます。ただ信託報酬(販売会社分)が税込0.4%未満のファンドの還元率は0.2%に低下、0.4%以上のファンドの還元率は1.0%(2022.9買付分より)
また、2022年8月より楽天キャッシュ決済で投資信託積立が出来るようになります。楽天カードからチャージすると0.5%のポイント還元(2022.12買付分まではキャンペーンで+0.5% 計1.0%)。
楽天カード決済で5万円、楽天キャシュ決済で5万円、あわせて月10万円まで利用可能。
さらに、楽天ポイントで投資信託を購入できます。

公式サイト楽天証券

公式サイト楽天カード

 

勿論、つみたてNISA対象のファンドです。

 

ライバルとなるファンド

eMAXIS Slim 国内株式(日経平均)  (本記事)

<購入・換金手数料なし>ニッセイ日経平均インデックスファンド

iFree 日経225インデックス 

ニッセイ日経225インデックスファンド  

つみたて日本株式(日経平均)

 

他の国内株式(日経平均)インデックスファンドとの比較、最新の人気・運用状況は下記記事を参照して下さい。

 

本サイトでは、広く分散(銘柄、投資国)された投資を推奨しています。もし国内株式だけに投資されているのであれば、外国株式にも目を向けてみませんか?外国株式にも簡単に投資できるのが投資信託の魅力の一つです。
例えば先進国株式インデックス。eMAXIS Slimシリーズにも先進国株式に投資できるファンドがあります。
参考記事【インデックスファンド評価・解説】eMAXIS Slim先進国株式インデックス。

 

インデックスファンドの信託報酬、実質コスト、純資産総額の一覧は下記記事を参照して下さい。

 

eMAXIS Slimシリーズの他のファンドの評価・解説は下記記事をご覧ください。

eMAXIS Slim 先進国株式インデックス

eMAXIS Slim 新興国株式インデックス

eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)

eMAXIS Slim 全世界株式(3地域均等型)

eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)

eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX) 

eMAXIS Slim 国内株式(日経平均) *本記事

eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)

eMAXIS Slim 国内リートインデックス

eMAXIS Slim 先進国リートインデックス

eMAXIS Slim 先進国債券インデックス

 

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マネックス証券のクレジットカード投信積立

マネックス証券

マネックスカード(クレジットカード)での投信積立が2022.2.25より始まりました。投信積立でのポイント還元率は最高水準の1.1%

*マネックスカードの発行はマネックス証券の口座が必要です。

公式サイトマネックス証券

マネックス証券の口座は新生銀行経由でも開設出来ます。新生銀行口座を新規に開設すると取引条件に応じて最大8,000ポイントがプレゼント!

公式サイト新生銀行

 
auカブコム証券のクレジットカード投信積立

auカブコム証券

au Payカード(クレジットカード)での投信積立が2022.3.28より始まりました。投信積立でのポイント還元率は1.0%

*1年間だけながらauユーザーは最大5%、UQ mobileユーザーなら最大3%

公式サイトauカブコム証券

 
無リスク資産の預け先として最適な銀行定期預金

UI銀行(東京きらぼしフィナンシャルグループ)

円定期1年/2年/3年/5年 0.20%(税引前)
他行宛振込手数料も条件により一定回数無料になります。

公式サイトUI銀行
 

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