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ファンド紹介・解説

楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンドの評価・評判・人気。eMAXIS Slim(オルカン)との比較も!

投稿日:2024年4月6日 更新日:

1本のファンドで日本を含む全世界の株式に投資するインデックスファンド楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンド(愛称:楽天・オールカントリー) について解説します。

[最終更新日:2024.4.6]純資産総額、「最新の騰落率」を2024.4末時点の情報に更新。
[2024.4.6]全て最新の情報に更新。
本記事は(一部を除き)原則2024.3末日時点の情報に基づき記載しています。

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楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンド の基本情報

本記事で解説するのは1本のファンドで日本を含む全世界の株式に投資する楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンド

愛称は楽天・オールカントリー。

楽天+(プラス)シリーズの一つで、2023年10月27日設定と未だ運用を開始したばかりの新しいファンドです。

先ず、楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンドの基本情報をまとめます。

運用会社楽天投信投資顧問
設定日2023年10月27日
運用形態インデックスファンド
投資形態ファミリーファンド
ベンチマークMSCI All Country World Index
購入時手数料
信託財産留保額
信託報酬(税込)0.0561%
実質コスト決算前
純資産総額 1,163億円(2024.4.30時点)
(マザーファンド) 純資産総額 [先進国株式]---億円(xxx時点)
[新興国株式]---億円(xxx時点)
[日本株式] ---億円(xxx時点)
分配金実績
NISA(つみたて投資枠)対象商品
NISA(成長投資枠)対象商品
SBI証券ポイント還元年率取扱い無
楽天証券ポイント還元年率0.017%
マネックス証券ポイント還元年率取扱い無
松井証券ポイント還元年率取扱い無

 

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投資対象

ベンチマークMSCI All Country World Index [ACWI]で日本を含む先進国、新興国の株式に投資します。

MSCI ACWIは全世界47カ国・地域(先進国23カ国+新興国24カ国)の大型株、中型株、約2,900の銘柄から構成される時価総額加重平均型の指数です。これだけで全世界株式の時価総額の約85%をカバーします。

尚、ベンチマークが配当込みが否か、また配当込みだとしたら配当に対する源泉徴収税を考慮したネットか税引前のグロスか、どの指数を採用しているかは未だ分かりません。

*インデックスファンドのベンチマークは[除く配当]と[税引前配当込/グロス]、[税引後配当込/ネット]の3種類ありますが、ベンチマークの配当除く・含むは運用成績に直接関係するものではありません(少なくとも過去においては)。但し、運用報告書などに記載されているベンチマークとの乖離を見る時は注意が必要です。詳細は下記記事を参照して下さい。
参考記事インデックスファンドのベンチマーク(除く配当/プライス、配当込/グロス・ネット)と乖離の評価方法。

 

マザーファンド

楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンドは、ファミリーファンド方式で下記マザーファンドに投資します。

楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンド

画像引用:楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンド交付目論見書

日本株式、先進国株式、エマージング(新興国)株式と地域別の3つのマザーファンドを介して全世界の株式に投資します。

尚、各マザーファンドは2023.9.26に設定されたものです。

*為替ヘッジは行いません。
*投資信託財産で保有する有価証券の貸付取引を行う場合があります。

 

投資国比率

(ベンチマークの)投資国比率は下図のようになります(2024.1末時点)

MSCI All Country World Index(MSCI ACWI)構成国比率

トップはアメリカで63%、全体の半分以上を占めます。そして日本 6%、イギリス 4%と続きます。

詳細は下記記事を参照して下さい。
参考記事【外国株式インデックスファンド】各インデックス(指数)、そして先進国、新興国ってどこの国? 

 

楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンドの2024年2月の組入上位10銘柄

楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンドの月次レポート2024.2の組入上位10銘柄です。

楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンド

画像引用:楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンド月次レポート2024.2

組入1位のiShare Core MSCI Emerging Markets ETF【IEMG】は新興国株式に投資する米国ETF(経費率0.09%)で、 楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンドの新興国株式部分はほぼこのETFで構成されているようです。

勿論、ETFの経費率 0.09% x 6.8% = 0.006%程度の費用はファンドが負担する事になります。

またIEMGがベンチマークとしている指数(MSCI Emerging Markets IMI) は小型株をも含み、楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンドのベンチマークとは異なります。この辺もベンチマークとの乖離の一因となる可能性もあります。

IEMGの構成比率は 2023.11 8.6%、2023.12 7.8%、2024.1 6.8%と減少していましたが、2024.2は8.1%と逆に上昇しています。 

 先進国は、月報の投資信託比率がIEMG比率と一致する事から、(ETFを介する事無く)現物株式に投資していると推測します(正確には運用報告書が出ないと分かりませんが)

 

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手数料(信託報酬、実質コストなど)

楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンドの最大の魅力は何と言っても圧倒的な信託報酬の低さ。

全世界株式インデックスファンドだけでなく、ファンド全体としても最低水準の0.0561%(税込)です。

まだ設定されたばかりですので実質コストはわかりません。

勿論、購入時手数料無料(ノーロード)、信託財産留保額は無です。

 

他社 全世界株式インデックスファンドとの信託報酬・実質コスト比較

MSCI ACWIをベンチマークとする他社のインデックスファンド、及びベンチマークは異なりますが(日本を含む)全世界の株式に時価総額比率で投資するインデックスファンドと比較してみます。

さらに、eMAXIS Slimシリーズの個別のファンド(TOPIX、先進国株式、新興国株式)を6%:83%:11%の比率で組み合わせた場合も参考までに記載します。

(注)下表は基本的に最新の情報に随時更新しています。よって記事中の記載と異なる場合がありますが、その際は下表の値が最新の情報となります。

*ファンド名下の[]内はベンチマーク。[FTSE]はFTSE Global All Cap Index、[MSCI]はMSCI All Country World Indexの略。

 ファンド信託報酬実質コスト
1楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンド
[MSCI]
0.05610%---
2eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
[MSCI]
0.05775%0.111%
2はじめてのNISA・全世界株式インデックス
[MSCI]
0.05775%---
2'Tracers MSCIオール・カントリー・インデックス(全世界株式)
[MSCI]
0.05775%
(上限0.08775%)
5ステート・ストリート全世界株式インデックス・オープン
[MSCI]
0.0748%---
6PayPay投資信託インデックス世界株式
[FTSE]
0.0983%---
7SBI・全世界株式インデックス・ファンド
[FTSE]
0.1022%0.112%
個別ファンドの組合せ0.1074%
8たわらノーロード 全世界株式
[MSCI]
0.1133%0.187%
9Smart-i Select 全世界株式
[MSCI]
0.1144%0.181%
10SBI・V・全世界株式インデックス・ファンド
[FTSE]
0.1338%0.151%
11楽天・全世界株式インデックス・ファンド
[FTSE]
0.192%0.217%
12つみたて全世界株式
[MSCI]
0.1980%0.254%
13ステート・ストリート
全世界株式インデックス
[MSCI]
0.5280%0.595%

楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンドは、ベンチマークが異なるファンドを含めても単独最安値。

ただ、2番手のeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)等との差は0.0017ポイントと僅かです。

 

信託報酬の変更履歴

楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンドは設定後すぐに信託報酬の引下げを行いました。

楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンドの信託報酬変更履歴
引下げ日信託報酬(税込)備考
2023/10/27
 0.05775%新規設定(eMAXIS Slimなどと同率)
2023/12/1
0.0561%単独最安値

設定時はeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)等と同率最安値でしたが、設定後僅か1カ月で信託報酬を引下げ単独最安値となりました。

 

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楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンド の運用状況

運用状況といっても、設定から僅か5カ月ですので、あくまで参考データとして見て下さい。

 

資金流出入額 & 純資産総額 (評判・人気は?)

月次資金流出入額から楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンドの売れ行き・人気を見てみます。

(*)資金流出入額は、日々の純資産総額の増減額に騰落率を考慮して算出した概算値です。

全世界株式インデックスファンドの人気・評判(オルカン、トレカン、はじカン、ラクカン)

eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)は毎月数百億レベル(2024年は月1,000億以上)の資金流入があり(上図にもプロットしていません)、これには当然敵いませんが、Slim以外のファンドよりは多くの資金を集め、販売会社が楽天証券1社にも関わらず早くも人気を集めています。

そして新NISAが始まった2024年1~3月の3カ月で796億もの資金流入がありました。

因みに2024年1~3月の3カ月間資金流出入額は、

  1.  eMAXIS Slimオルカン 7,652億
  2.  楽天オルカン 796億
  3.  たわら全世界株式 134億
  4.  つみたて全世界 109億
  5.  はじめてのNISA 66億
  6.  Smart-i Select全世界株式  15億
  7.  Tracers MSCIオーオールカントリー 8億

 

運用状況は? eMAXIS Slimオルカンに勝てるか?

インデックスファンドでは、ベンチマークとの乖離が小さい事がファンド評価の重要な要素です。そして、乖離がなければ、そのコストに応じた騰落率になる筈です。

下図は2024年3月末日時点の3カ月騰落率をベンチマークが同じ複数のファンドでプロットしたものです。

*といっても楽天オールカントリー、はじめてのNISA、Tracersは未だ実質コストが分かりませんので、楽天・はじめてのNISAは信託報酬、Tracersは信託報酬+諸費用上限(0.03%)でプロットしてあります。

そして、配当課税を適切に考慮した真のベンチマークから決まるコストと騰落率の関係が図中グレーの点線です(多くのファンドがコスト要因以外での乖離がないであろうとの仮定の下、管理人の主観で決めた値)

このグレーの点線上にあればコスト要因以外でのベンチマークとの乖離がないと推測できます。

あるいは、実質コストを推測する事も出来ます。

楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンドの評価

3カ月と短期の比較という事もあって正確な判断は出来ませんが、それでも、楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンドは他のファンドと比較して若干プラス側に乖離している事がわかります(インデックスファンドではマイナスだけでなくプラス乖離も望ましい事ではありません)

 

この3カ月を1カ月毎に分解し、2024年1月、2月、3月の1カ月騰落率もプロットします。

[クリックすると拡大します]

楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンドの評価

2024年1、3月はプラス乖離、2月はマイナス乖離と安定していないように見えます。

 

日次騰落率のeMAXIS Slimとの比較

日次騰落率をeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)と比較します。

下図は日々の騰落率のeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)との差をプロットしたものです。

*同時にたわらノーロード全世界株式Tracers MSCIオール・カントリー・インデックス(全世界株式)はじめてのNISA・全世界株式インデックス(オール・カントリー)もプロットしてあります。

楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンドの評価

*縦軸は%ポイント

たわらノーロード、Tracers、はじめてのNISAが殆どeMAXIS Slimと同等の日次騰落率を示しているのに対し、楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンドeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)と比較して最大+-0.25%ポイントの範囲内でばらついています。

設定されたばかりという事もあり、まだ安定していないようです。

勿論、設定当初は多くのファンドで乖離が見られる事がありますので、この短期間のデータだけで判断するのではなく、今後の騰落率に注目する必要があります。

 

以上、運用結果の評価ですが、設定から5カ月、ファンドの優劣をつけるのは早計です。繰り返しになりますが、あくまで参考として見て下さい。

今後も継続して評価、本記事をアップデートしていきます。

 

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最新の騰落率[利回り](eMAXIS Slimオルカン、Tracers、はじめてのNISA、たわらノーロードなどと比較) ~2024年4月末日時点~

*本章は原則毎月更新します。

最新の騰落率をライバルファンドとともにまとめます。

*3年・5年騰落率は年率表記。

[表をクリックすると拡大します]

楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンドの利回り

楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンドの騰落率は、ベンチマークが同じeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)等と比較し1,3カ月,年初来(4カ月)で上回っていますが、前章のように日次騰落率までみると未だ運用が不安定な印象を受けます。

尚、楽天・全世界株式インデックス・ファンドSBI・V・全世界株式インデックス・ファンドはベンチマークが異なりますので参考値として見て下さい。小型株を含むからと言って必ずしもリターンが勝るわけでもありませんし、将来どちらが勝つかは分かりません。

 

楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンド の分配金

当然、楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンドは未だ分配金を出した実績はありません。

今後も出さないと予測しますが・・・

これから資産を築いていこうとする資産形成期においては分配金を出さない投資信託の方が有利です。
分配金を出すか否かは運用会社が決定しますが、多くのインデックスファンドが分配金を出さない、無分配としています。
勿論、保有する株式から出た配当はファンドの資産となり、基準価額の上昇につながります。

 

[PR]なぜ時価総額比率なのか?
eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)は全世界の株式に時価総額比率で投資しますが、現代ポートフォリオ理論では、市場ポートフォリオ=時価総額比率が最も効率的とされています。詳しくは下記書籍などを参照して下さい。

 

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まとめ

楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンドは、MSCI ACWIをベンチマークとし全世界の株式に投資出来る信託報酬単独最安値の新しいファンドです。

現時点では楽天証券1社だけの販売ながら、早くも大きな人気を集めています(さすがにeMAXIS Slimオルカンには敵いませんが)

まだ設定から5カ月強という事もあり、ベンチマークとの乖離が見られますが、今後の運用結果に期待しましょう。

*ベンチマークとの連動性の向上には新興国株式部分がキーになるように思えます。

いずれにせよ2024年から始まった新NISAの投資先として、有力な選択肢の一つとなるファンドになると期待しています。

 

販売会社

楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンドは現時点で楽天証券のみの販売です。

楽天証券 クレジットカード & 楽天キャシュ積立 
楽天証券では楽天カードで投資信託積立が出来ます。信託報酬(販売会社分)が税込0.4%未満のファンドの還元率は0.5%(ゴールド、プレミアムなら還元率アップ)、0.4%以上のファンドの還元率は1.0%(2023.6買付分より)
また、楽天キャッシュ決済でも投資信託積立が出来ます。楽天カードから楽天キャッシュへチャージすると0.5%のポイント還元(2024.6.4からはチャージ時ではなく利用時にポイント還元に変更)。
楽天カード決済で10万円、楽天キャシュ決済で5万円、あわせて月15万円まで利用可能。
さらに、楽天ポイントで投資信託を購入できます。

公式サイト楽天証券

公式サイト楽天カード

勿論、NISA(つみたて投資枠)対象のファンドです。(成長投資枠でも購入出来ます)

 

 

ライバルとなるファンド

eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)  

楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンド (本記事)

はじめてのNISA・全世界株式インデックス(オール・カントリー) 

Tracers MSCIオール・カントリー・インデックス(全世界株式) 

たわらノーロード 全世界株式

eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)

eMAXIS Slim 全世界株式(3地域均等型)

SBI・V・全世界株式インデックス・ファンド

SBI・全世界株式インデックス・ファンド(愛称:雪だるま)

楽天・全世界株式インデックス・ファンド(楽天・VT)

 

他の全世界株式インデックスファンドとの比較、最新の人気・運用状況は下記記事を参照して下さい。

 

インデックスファンドの信託報酬、実質コスト、純資産総額の一覧は下記記事を参照して下さい。

 

 

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マネックス証券のクレジットカード投信積立

マネックス証券

マネックスカード(クレジットカード)での投信積立でのポイント還元率は月5万円までは最高水準の1.1%(5~10万円部分の還元率は下がります)

*マネックスカードの発行はマネックス証券の口座が必要です。

公式サイトマネックス証券

 
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au Payカード(クレジットカード)での投信積立が2022.3.28より始まりました。投信積立でのポイント還元率は月10万円まで1.0%

公式サイトauカブコム証券

 

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