ファンド比較、運用状況、決算

【インデックス型バランスファンド 6資産均等型・4資産均等型】2020年人気(資金流出入額)ランキング、運用成績の比較。

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インデックス型のバランスファンドとして、多くの運用会社が設定し、コスト(信託報酬)的にも低水準のファンドが揃っているのが8資産均等型バランスファンド

ただ、8資産均等型では新興国やリートがそれぞれ25%も占める事から、ご自身のアセットアロケーションと一致しないという方も多いかと思います。

そこで、8資産均等型から新興国を除いた6資産均等型、さらにリートを除いた4資産均等型も複数のファンドが設定されています。

そんな6資産均等型 & 4資産均等型バランスファンドを解説するとともに、各社のファンドを比較します。

[最終更新日:2020.7.30]2020.6月末日時点の情報に更新。

*本記事は原則2020年6月末日時点の情報に基づき記載しております。

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6資産均等型・4資産均等型とは? そのリスク・リターンは?

6資産均等型とは?

国内債券、国内株式、先進国債券、先進国株式、国内リート、先進国リートの6資産に均等に投資するバランスファンドです。

8資産均等型から新興国を除いた資産配分になります。

6資産均等型バランスファンド

[注意]本記事では6資産均等型をこのように定義しますが、例えば、野村アセットマネジメントの世界6資産分散ファンド(愛称:コアシックス)のように国内債券・株式、先進国債券・株式、新興国債券・株式の6資産均等となっているファンドもあります。

 

4資産均等型とは?

国内債券、国内株式、先進国債券、先進国株式の4資産に均等に投資するバランスファンドです。

8資産均等型から、新興国及びリートを除いた資産配分になります。

4資産均等型バランスファンド

 

6資産均等型・4資産均等型のパフォーマンス(リターン・リスク) (世界経済インデックスファンドやセゾン・バンガード・グローバルバランスファンドとも比較)

投資する上で、そのリスク・リターンを把握しておく事が重要です。

そこで、個々の資産クラスのインデックスファンド、及び人気の世界経済インデックスファンドセゾン・バンガード・グローバルバランスファンド、さらに8資産均等型とリスク・リターンを比較します。

尚、8/6/4資産均等型は設定が比較的新しく、評価するには十分な期間が無いことから、個々のアセットクラスのインデックスファンド基準価額から8/6/4資産均等型となる合成データを作成し比較します。

*個々のインデックスファンドはSMTインデックスシリーズの基準価額を使用。勿論、SMTのコストが引かれた後の値となります。
*8資産均等型は、新興国債券はJPモルガン・ガバメント・ボンド・インデックス・エマージング・マーケッツ グローバル ダイバーシファイド、新興国株式はMSCIエマージングをベンチマークとした合成データです。

 

比較したバランスファンドの資産配分

8資産均等型6資産均等型4資産均等型、さらに世界経済インデックスファンドセゾン・バンガード・グローバルバランスファンドの資産配分比率をまとめます。

8資産均等型バランスファンド

 

6資産・4資産均等型のパフォーマンス

直近10年のリターン・リスク

2020年6月末時点の直近10年間のリターン・リスクを下図にまとめます。

6資産均等型・4資産均等型バランスファンド

 

 リターン(年率)リスク(年率)シャープレシオ
8資産均等型7.31%11.08%0.66
6資産均等型8.43%10.19%0.83
4資産均等型7.13%9.23%0.77
セゾンVGBF7.43%11.12%0.67
世界経済IF6.65%11.91%0.56

ここで取り上げたバランスファンドは株式・債券両方に分散投資するファンドですので、当然、リスク・リターンは債券・株式の概ね中間の値をとります。

その中で、6資産均等型は比較的小さいリスクにもかかわらず、最もリターンが大きく、シャープレシオ(投資効率)が高い成績を残しています。

4資産均等型はリスクが最も小さく、その分リターンも低くなりますが、シャープレシオは6資産均等型に次ぐ高さです。

時価総額でもGDP比率でもない、ただ均等に配分しただけの6資産/4資産均等型ですが、人気の世界経済インデックスファンドセゾン・バンガード・グローバルバランスファンドをも上回る成績を残していると言って良いでしょう。

 

5年間のリターンのバラツキ

上述の直近のリターンは、現在の基準価額に大きく左右され、十分な評価とは言えません。そこで、2009年1月から投資月を1カ月ずつずらしていった複数の5年間リターンの分布を見てみます。全部で78区間のデータとなりますが、その平均値、最大値、最小値をプロットします。(リターンは年率換算)

6資産均等型・4資産均等型バランスファンド

6資産均等型は、8資産均等型セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド世界経済インデックスファンドをも上回る成績を残しています。

一方、4資産均等型は、そのバラツキの小ささ(=リスク小)が特徴的です。リターンもそう悪くありません。

 

各社の6資産・4資産均等型バランスファンドの比較

6資産均等型は2本、4資産均等型は3本の低コストファンドが運用・販売されていますが、それらの信託報酬、純資産総額、資金流出入額、騰落率(リターン)を比較します。

 

信託報酬、実質コスト、純資産総額の比較

現在、販売されている主な6資産・4資産均等型のバランスファンドを下表にまとめます。

*純資産総額は2020年6月末日時点。信託報酬等は税込み(10%)。
*実質コストは信託報酬以外のコストに全て消費税がかかると仮定して消費税率10%に換算した概算値。

ファンド 信託報酬
(実質コスト)
設定日 純資産総額
(億円)
6資産均等型
<購入・換金手数料なし>ニッセイ・
インデックスバランスファンド(6資産均等型)
0.1749%
(0.214%)
2017/10/135.8
野村6資産均等バランス0.2420%
(0.280%)
2017/9/19125.5
4資産均等型
<購入・換金手数料なし>ニッセイ・
インデックスバランスファンド(4資産均等型)
0.1540%
(0.180%)
2015/8/2760.8
つみたて4資産均等バランス0.2420%
(0.268%)
2017/8/1631.8
eMAXIS バランス(4資産均等型)0.5500%
(0.572%)
2015/8/2723.8

6資産均等型は2本とも2017年秋設定と新しいファンドですが、野村6資産均等バランスが圧倒的に純資産総額が大きくなっています。

4資産均等型は信託報酬最安値の<購入・換金手数料なし>ニッセイの純資産総額が同時期に設定されたeMAXISの2.5倍以上となっています。

信託報酬では<購入・換金手数料なし>ニッセイが2018年8月21日に6資産、4資産均等型とも引下げ、さらに4資産均等型は2019年6月27日にも引き下げており2位以下に大きな差をつけての1位です。

 

資金流出入額  [6資産・4資産均等型人気ランキング]

2020年上期(1~6月)の概算の月次資金流出入額(*)6カ月合計、及び2019年1年間の累計を見てみます。

2020年上期の資金流出入額が大きい順にならべてあります。

どのファンドが多く購入されているかの人気ランキングになりますが、純資産が増える事は、それだけ安定した運用にもつながりますし、繰上償還のリスクも減ります。

ただの人気ランキングとしてではなく、ファンド選択の重要な指標の一つとしてみて下さい。

(*)月次資金流出入額は、日々の純資産総額の増減額に騰落率を考慮して算出。
例えば、3月5日の日次資金流出入額は
(3月5日の純資産総額) - (3月4日の純資産総額) x (日次騰落率 + 1)で計算し、
これを1カ月分足して月次資金流出入額としています。

6資産・4資産均等型バランスファンド 資金流出入額
2020年1~6月  2019年累計 
順位ファンド(億円)順位(億円)
6資産均等型
1野村6資産均等バランス40.8158.5
2<購入・換金手数料なし>ニッセイ・インデックスバランスファンド(6資産均等型)1.222.9
4資産均等型
1<購入・換金手数料なし>ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型)13.2115.4
2つみたて4資産均等バランス10.8214.2
3eMAXIS バランス(4資産均等型)3.535.8

総じて6資産、4資産均等型は、8資産均等型に比べると売れていません。

その中で6資産均等型では野村6資産均等バランスの圧勝。<購入・換金手数料なし>ニッセイは苦戦しています。

一方、4資産均等型では<購入・換金手数料なし>ニッセイが1位ですが、2位のつみたて4資産均等バランスとの差は僅かです。

 

6資産均・4資産均等型のベンチマーク

6資産均等型、4資産均等型の各資産クラスのベンチマークは下表のようになります。

 
 資産クラスベンチマーク
国内債券NOMURA BPI総合
国内株式TOPIX
先進国債券FTSE世界国債インデックス
先進国株式MSCI Kokusai
国内REIT
(6資産のみ)
東証REIT指数
先進国REIT
(6資産のみ)
S&P先進国REIT指数(除く日本)

いずれも、それぞれの資産クラスで一般的なベンチマークです。

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6資産・4資産均等型 各ファンドのパフォーマンス比較

2020年6月末時点の各ファンドの騰落率を見てみます。

*騰落率は各ファンドの基準価額から管理人が独自に計算した結果です。
*実質コストに対する騰落率を見ていきますが、期中に信託報酬の変更があったファンドは、その期間に応じて按分した実質コストを用います。

騰落率とコストの関係は、理想的にはインデックス騰落率から決まる傾き、切片の直線になります。ただ、バランスファンドの場合、正確なインデックス騰落率がわかりませんので、管理人の主観で、図中グレーの点線を引いています。

また、eMAXISSMTFunds-i<購入・換金手数料なし>ニッセイ(*)の個別のインデックスファンドを組み合わせて6資産・4資産均等型となる合成データを作成し、これとも比較します。

(*)<購入・換金手数料なし>ニッセイは先進国リートに投資するファンドが無いため4資産のみ合成データ作成。

 

6資産均等型の騰落率

各ファンドの実質コストに対し2020年6月末日時点の1年騰落率をプロットします。

6資産均等型バランスファンド

野村6資産均等バランス購入・換金手数料なし>ニッセイで騰落率が大きく異なります。

個別ファンドの組合せ結果との比較から、<購入・換金手数料なし>ニッセイがよりベンチマークに近い運用になっていると思われます。

一方、野村6資産均等バランスは大きなマイナス乖離。ただ、同じマザーファンドで運用するFunds-iの組合せは、他ファンドと同等の騰落率を示している事から、各資産の配分比率やリバランスのタイミン等が乖離の原因になったと推測します。

因みに、前回の評価(2019年)では野村6資産均等バランスがベンチマーク通り、<購入・換金手数料なし>ニッセイがマイナス乖離を示していました。

 

4資産均等型の騰落率

各ファンドの実質コストに対し2020年6月末日時点の1年騰落率をプロットします。

4資産均等型バランスファンド

個別ファンドの組合せは4ファンドとも同一直線上になっているのに対し、

つみたて4資産均等バランスeMAXIS 4資産はマイナス側、<購入・換金手数料なし>ニッセイはプラス側に乖離しているように見えます。

バランスファンドは、必ずしも個別ファンドの組合せと一致するわけではなさそうです。

 

まとめ

以上、6資産均等型/4資産均等型バランスファンドについて、そのリターン・リスク、各ファンドの純資産総額・ベンチマーク・資金流出入額、及び騰落率等をまとめました。

6資産均等型は、過去においては人気の8資産均等型世界経済インデックスファンドセゾン・バンガード・グローバルバランスファンドをも上回るリターンを出しておりシャープレシオでも勝っています。

一方、4資産均等型は、そのリスクの小ささが特徴です。

そして、人気=資金流入額トップは、6資産均等型は野村6資産均等バランスの圧勝、4資産均等型では<購入・換金手数料なし>ニッセイが辛勝。

 

6資産均等型のおすすめファンドは?

2本の中からの選択となりますが、現時点でのお勧めは

保留

前回は野村6資産均等バランスをおすすめとしていましたが、今回大きなマイナス乖離を起こしてしまいました。

一方、信託報酬の低い<購入・換金手数料なし>ニッセイは資金流入、純資産が小さいという懸念があり、どちらか一方に絞る事は出来ませんでした。

 

4資産均等型のおすすめファンドは?

お勧めは信託報酬最低水準の

<購入・換金手数料なし>ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型)

つみたて4資産バランスとどちらがベンチマークに近い運用になっているかは判断出来ませんでしたが、コストの低さ、資金流入も勝っている事からお勧めとしました。

尚、三菱UFJ国際投信にはeMAIXSバランス(4資産均等型)つみたて4資産バランスと2本ありますが、この2本の選択ではeMAXISを選ぶ理由はありません。信託報酬が低いつみたて4資産を選びましょう。

 

販売会社

ここにあげた6資産、4資産均等型バランスファンドは下記の金融機関で購入出来ます。

SBI証券
投資信託保有で毎月Tポイントがもらえます。さらにTポイントで投資信託を購入する事も出来ます。
(つみたてNISAでも購入可能)
公式サイト SBI証券

楽天証券
投資信託保有で毎月楽天ポイントがもらえます。さらに楽天ポイントで投資信託を購入する事も出来ます。また、楽天カード(クレジットカード)で投資信託を積立購入する事が出来ます(上限5万円/月)。勿論ポイント還元があり事実上1%割引で購入出来るようなものです。
(つみたてNISAでも購入可能)
公式サイト楽天証券楽天カード

SMBC日興証券(ダイレクトコース)
大手店頭証券で唯一低コストファンドを取扱い(ダイレクトコースのみ)。
国内株式を定額(100円~)、買付手数料無料(100万円以下)で買付・積立出来、さらにdポイントも使えるキンカブ・日興フロッギーも魅力の証券会社。
(つみたてNISAでも購入可能)
公式サイトSMBC日興証券

松井証券
松井証券は、複数の投資信託を積立する際、設定したポートフォリオ(配分比率)になるよう自動的に購入商品・金額を調整してくれる「リバランス積立」が魅力(無料で利用可能)。
(つみたてNISAでも購入可能、但しリバランス積立はつみたてNISAでは非対応)
公式サイト松井証券

その他のネット証券
マネックス証券auカブコム証券等。

今回比較の対象とした5本のファンドはつみたてNISA対象です。(上記金融機関でもつみたてNISAを取扱っていない場合があります。)

 

8資産均等型については下記記事をご覧ください。

 

他のバランスファンドの一覧は下記記事にまとめてあります。

 

個々のアセットクラスのインデックスファンドの最新情報・運用結果は下記記事を参照して下さい。

先進国株式インデックスファンド

新興国株式インデックスファンド

米国株式インデックスファンド

全世界株式インデックスファンド

国内株式(TOPIX)インデックスファンド

国内株式(日経平均株価)インデックスファンド

国内株式(JPX日経中小型株指数)インデックスファンド

先進国債券インデックスファンド

新興国債券インデックスファンド

国内債券インデックスファンド

先進国REITインデックスファンド 

国内REITインデックスファンド

 

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