ファンド比較、運用状況、決算

【インデックス型バランスファンド 6資産均等型・4資産均等型】2019年人気(資金流出入額)ランキング、運用成績の比較。

投稿日:2019年10月10日 更新日:

インデックス型のバランスファンドとして、多くの運用会社が設定し、コスト(信託報酬)的にも低水準のファンドが揃っているのが8資産均等型

ただ、8資産均等型では新興国やリートがそれぞれ25%も占める事から、ご自身のアセットアロケーションと一致しないという方も多いかと思います。

そこで、8資産均等型から新興国を除いた6資産均等型

さらにリートを除いた4資産均等型も複数のファンドが設定されています。

そんな6資産均等型 & 4資産均等型バランスファンドを解説するとともに、各社のファンドを比較します。

[最終更新日:2019.10.10]最新の情報に更新。
消費税10%表記に変更。

*本記事は原則2019年9月末日時点の情報に基づき記載しております。

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6資産均等型・4資産均等型とは? そのリスク・リターンは?

6資産均等型とは?

国内債券、国内株式、先進国債券、先進国株式、国内リート、先進国リートの6資産に均等に投資するバランスファンドです。

8資産均等型から新興国を除いた資産配分になります。バランスファンド6資産均等型

[注意]本記事では6資産均等型をこのように定義しますが、例えば、野村アセットマネジメントの世界6資産分散ファンド(愛称:コアシックス)のように国内債券・株式、先進国債券・株式、新興国債券・株式の6資産均等となっているファンドもあります。

 

4資産均等型とは?

国内債券、国内株式、先進国債券、先進国株式の4資産に均等に投資するバランスファンドです。

8資産均等型から、新興国及びリートを除いた資産配分になります。

バランスファンド4資産均等型

 

6資産均等型・4資産均等型のパフォーマンス(リターン・リスク) (世界経済インデックスファンドやセゾン・バンガード・グローバルバランスファンドとも比較)

投資する上で、そのリスク・リターンを把握しておく事が重要です。

そこで、個々の資産クラスのインデックスファンド、及び人気の世界経済インデックスファンドセゾン・バンガード・グローバルバランスファンド、さらに8資産均等型とリスク・リターンを比較します。

尚、8/6/4資産均等型は設定が比較的新しく、評価するには十分な期間が無いことから、個々のアセットクラスのインデックスファンド基準価額から8/6/4資産均等型となる合成データを作成し比較します。

*個々のインデックスファンドはSMTインデックスシリーズの基準価額を使用。勿論、SMTのコストが引かれた後の値となります。
*8資産均等型は、新興国債券はJPモルガン・ガバメント・ボンド・インデックス・エマージング・マーケッツ グローバル ダイバーシファイド、新興国株式はMSCIエマージングをベンチマークとした合成データです。

 

比較したバランスファンドの資産配分

8資産均等型6資産均等型4資産均等型、さらに世界経済インデックスファンドセゾン・バンガード・グローバルバランスファンドの資産配分比率をまとめます。

8資産均等型バランスファンド

 

6資産・4資産均等型のパフォーマンス

直近10年のリターン・リスク

2019年9月末時点の直近10年間のリターン・リスクを下図にまとめます。

6資産・4資産均等型バランスファンド

 

 リターン(年率)リスク(年率)シャープレシオ
8資産均等型7.48%11.16%0.67
6資産均等型8.57%10.34%0.83
4資産均等型6.42%9.63%0.67
セゾンVGBF6.61%11.24%0.59
世界経済IF5.94%12.27%0.48

ここで取り上げたバランスファンドは株式・債券両方に分散投資するファンドですので、当然、リスク・リターンは債券・株式の概ね中間の値をとります。

その中で、6資産均等型は比較的小さいリスクにもかかわらず、最もリターンが大きく、シャープレシオ(投資効率)が高い成績を残しています。

4資産均等型はリスクが最も小さく、その分リターンも低くなりますが、シャープレシオは8資産均等型と同じ、6資産均等型に次いで2位という結果です。

時価総額でもGDP比率でもない、ただ均等に配分しただけの6資産/4資産均等型ですが、人気の世界経済インデックスファンドセゾン・バンガード・グローバルバランスファンドをも上回る成績を残していると言って良いでしょう。

 

5年間のリターンのバラツキ

上述の直近のリターンは、現在の基準価額に大きく左右され、十分な評価とは言えません。そこで、2009年1月から投資月を1カ月ずつずらしていった複数の5年間リターンの分布を見てみます。全部で69区間のデータとなりますが、その平均値、最大値、最小値をプロットします。(リターンは年率換算)

6資産・4資産均等型バランスファンド

6資産均等型は、8資産均等型セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド世界経済インデックスファンドをも上回る成績を残しています。

一方、4資産均等型は、そのバラツキの小ささ(=リスク小)が特徴的です。リターンもそう悪くありません。

 

 

各社の6資産・4資産均等型バランスファンドの比較

6資産均等型は2本、4資産均等型は3本の低コストファンドが運用・販売されていますが、それらの信託報酬、純資産総額、資金流出入額、騰落率(リターン)を比較します。

 

信託報酬、実質コスト、純資産総額の比較

現在、販売されている主な6資産・4資産均等型のバランスファンドを下表にまとめます。

*純資産総額は2019年9月末日時点。信託報酬等は税込み(10%)。
*実質コストは信託報酬以外のコストに全て消費税がかかると仮定して消費税率10%に換算した概算値。

ファンド 信託報酬
(実質コスト)
設定日 純資産総額
(億円)
6資産均等型
<購入・換金手数料なし>ニッセイ・
インデックスバランスファンド(6資産均等型)
0.1749%
(0.233%)
2017/10/134.1
野村6資産均等バランス0.2420%
(0.280%)
2017/9/1972.7
4資産均等型
<購入・換金手数料なし>ニッセイ・
インデックスバランスファンド(4資産均等型)
0.1540%
(0.188%)
2015/8/2741.4
つみたて4資産均等バランス0.2420%
(0.268%)
2017/8/1616.7
eMAXIS バランス(4資産均等型)0.550%
(0.575%)
2015/8/2718.2

6資産均等型は2本とも2017年秋設定と新しいファンドですが、野村6資産均等バランスが圧倒的に純資産総額が大きくなっています。

4資産均等型は信託報酬最安値の<購入・換金手数料なし>ニッセイの純資産総額が同時期に設定されたeMAXISの2倍以上となっています。

信託報酬では<購入・換金手数料なし>ニッセイが2018年8月21日に6資産、4資産均等型とも引下げ、さらに4資産均等型は2019年6月27日にも引き下げており2位以下に大きな差をつけての1位です。

 

資金流出入額  [6資産・4資産均等型人気ランキング]

直近3カ月(2019年7~9月)の月次資金流出入額合計(*)、及び2019年の累計(1~9月の9ヶ月の合計)を見てみます。

直近3カ月の資金流出入額の大きい順にならべてあります。

どのファンドが多く購入されているかの人気ランキングになりますが、純資産が増える事は、それだけ安定した運用にもつながりますし、繰上償還のリスクも減ります。

ただの人気ランキングとしてではなく、ファンド選択の重要な指標の一つとしてみて下さい。

(*)月次資金流出入額は、日々の純資産総額の増減額に騰落率を考慮して算出。
例えば、3月5日の日次資金流出入額は
(3月5日の純資産総額) - (3月4日の純資産総額) x (日次騰落率 + 1)で計算し、
これを1カ月分足して月次資金流出入額としています。

6資産・4資産均等型バランスファンド 資金流出入額
直近3カ月(2019年7~9月)  2019年累計 
順位ファンド(億円)順位(億円)
6資産均等型
1野村6資産均等バランス15.9140.5
2<購入・換金手数料なし>ニッセイ・インデックスバランスファンド(6資産均等型)0.622.2
4資産均等型
1<購入・換金手数料なし>ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型)4.0110.6
2つみたて4資産均等バランス3.9310.4
3eMAXIS バランス(4資産均等型)1.324.0

総じて6資産、4資産均等型は、8資産均等型に比べると売れていません。

6資産均等型では野村6資産均等バランスの圧勝。<購入・換金手数料なし>ニッセイは苦戦しています。

一方、4資産均等型では<購入・換金手数料なし>ニッセイが1位ですが、2位のつみたて4資産均等バランスとの差は僅かです。

 

6資産均・4資産均等型のベンチマーク

6資産均等型、4資産均等型の各資産クラスのベンチマークは下表のようになります。

 
 資産クラスベンチマーク
国内債券NOMURA BPI総合
国内株式TOPIX
先進国債券FTSE世界国債インデックス
先進国株式MSCI Kokusai
国内REIT
(6資産のみ)
東証REIT指数
先進国REIT
(6資産のみ)
S&P先進国REIT指数(除く日本)

いずれも、それぞれの資産クラスで一般的なベンチマークです。

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6資産・4資産均等型 各ファンドのパフォーマンス比較

各ファンドの騰落率(リターン)を比較します。

また、eMAXISSMT<購入・換金手数料なし>ニッセイ(*)の個別のインデックスファンドを組み合わせて6資産・4資産均等型となる合成データを作成し、これとも比較します。

(*)<購入・換金手数料なし>ニッセイは先進国リートに投資するファンドが無いため4資産のみ合成データ作成。

 

6資産均等型の騰落率

各ファンドの実質コストに対し1年騰落率をプロットします。

6資産均等型バランスファンド

野村6資産均等バランスは、SMTeMAXISの合成データと同一直線上にある(=乖離はないと推測される)のに対し、<購入・換金手数料なし>ニッセイは明らかにマイナス側に乖離が見えます。

月報の各マザーファンド騰落率から推測するに国内リート・先進国リートに起因する乖離と思われます。

 

4資産均等型の騰落率

各ファンドの実質コストに対し1年騰落率をプロットします。

4資産均等型バランスファンド

つみたて4資産均等バランスeMAXIS 4資産は、(ニッセイを含め)個別のインデックスファンドの合成データと概ね同一直線上にのっています(=乖離はないと推測される)

一方、4資産均等型でも<購入・換金手数料なし>ニッセイは明らかにマイナス側に乖離が見えます。ニッセイの個々のファンドを組み合わせた場合は問題ない事から、バランスファンドとしての資産配分、そのリバランスのタイミング等が異なるのでしょうか???

尚、この1年の<購入・換金手数料なし>ニッセイの平均信託報酬は0.1664%、最新の信託報酬は0.1512%(消費税8%)/0.1540%(消費税10%)と、ここから若干下がりますが、それでもつみたて4資産均等バランスを上回る事は出来ません。

 

まとめ

以上、6資産均等型/4資産均等型バランスファンドについて、そのリターン・リスク、各ファンドの純資産総額・ベンチマーク・資金流出入額、及び騰落率等をまとめました。

6資産均等型は、過去においては人気の8資産均等型世界経済インデックスファンドセゾン・バンガード・グローバルファンドをも上回るリターンを出しておりシャープレシオでも勝っています。

一方、4資産均等型は、そのリスクの小ささが特徴です。

そして、人気=資金流入額トップは、6資産均等型は野村6資産均等バランスの圧勝、4資産均等型では<購入・換金手数料なし>ニッセイが辛勝。

信託報酬では圧倒的に低い<購入・換金手数料なし>ニッセイですが、まだ大きな人気を集めるまでには至っていません。そして、その運用も不安定に見えます。

 

6資産均等型のおすすめファンドは?

2本の中からの選択となりますが、現時点でのお勧めは野村6資産均等バランス。信託報酬では<購入・換金手数料なし>ニッセイに負けますが、運用の安定性を重視。

 

4資産均等型のおすすめファンドは?

お勧めは信託報酬最低水準の<購入・換金手数料なし>ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型)としたいところですが、これも運用に懸念あり。

信託報酬で選ぶなら<購入・換金手数料なし>ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型)、運用の安定性を重視するならつみたて4資産バランス

尚、三菱UFJ国際投信のeMAIXSバランス(4資産均等型)つみたて4資産バランスと2本ありますが、この2本の選択ではeMAXISを選ぶ理由はありません。信託報酬が低いつみたて4資産を選びましょう。

 

野村6資産均等バランス<購入・換金手数料なし>ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型)つみたて4資産バランスは、下記のネット証券などで購入出来ます。

販売会社 SBI証券楽天証券 マネックス証券 

楽天証券なら楽天カード(クレジットカード)で投資信託を積立購入する事が出来ます。勿論ポイント還元があり事実上1%割引で購入出来るようなものです(上限5万円/月)。さらに、そのポイントで投資信託を購入する事も出来ます。
公式サイト楽天カード

 

8資産均等型については下記記事をご覧ください。

 

他のバランスファンドの一覧は下記記事にまとめてあります。

 

個々のアセットクラスのインデックスファンドの最新情報・運用結果は下記記事を参照して下さい。

先進国株式インデックスファンド

新興国株式インデックスファンド

米国株式インデックスファンド

全世界株式インデックスファンド

国内株式(TOPIX)インデックスファンド

国内株式(日経平均株価)インデックスファンド

国内株式(JPX日経中小型株指数)インデックスファンド

先進国債券インデックスファンド

新興国債券インデックスファンド

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先進国REITインデックスファンド 

国内REITインデックスファンド

 

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