ファンド比較、運用状況、決算

【国内株式(TOPIX)インデックスファンドの評価】2019年人気(資金流出入額)ランキング、運用成績の比較。

投稿日:2019年4月8日 更新日:

TOPIXとの連動を目指す国内株式インデックスファンドについて、純資産総額、資金流出入額、運用成績(騰落率、ベンチマークとの乖離)を調査します。

*原則、3カ月毎に更新します。

[最終更新日:2019.4.19]eMAXIS Slim 2019.5.14からの信託報酬引下げを反映
[2019.4.8]<購入・換金手数料なし>の実質コストを更新
[2019.4.8]2019年3月末日時点の情報に更新

国内株式を代表する指数としてTOPIX、日経平均株価がありますが、両者の違い・比較については下記の記事をご覧ください。
参考記事【国内株式インデックスファンド】TOPIX、日経平均株価どちらを選ぶ? 過去の成績を徹底比較。

*本記事は原則2019年3月末日時点の情報に基づき記載しています。

先ず、各ファンドの純資産総額、及び、月次資金流出入額から人気のファンドを調べます。

さらに、各ファンドにより実質コスト(信託報酬+α)は異なりますが、それがちゃんとファンド騰落率に反映されているか、そしてベンチマークとの乖離(トラッキングエラー)を確認します。

尚、ベンチマークとの乖離、各社、決算時の運用報告書や月報に記載されていますが、これを信じてはいけません。同じTOPIXといっても、各社のベンチマークは配当込・除くと2種類有り、そのベンチマーク騰落率が異なるからです。
参考記事【インデックスファンド】運用報告書でのベンチマークとの乖離の見方、乖離0だから単純に素晴らしいファンドとは言えません。

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比較した国内株式(TOPIX)インデックスファンド、その信託報酬・実質コスト・純資産総額

比較したファンド、及び、その信託報酬・実質コスト、設定日、2019年3月末日時点の純資産総額を下表にまとめます。(信託報酬の低い順に並べてあります)

NewseMAXIS Slim信託報酬引下げ。(2019.5.14より)
NewsDIAM DC国内株式信託報酬引下げ。
NewsSmart-i TOPIX信託報酬引下げ(2019.2.26より)。
News<購入・換金手数料なし>、eMAXIS、三井住友・DC、SMT、インデックスe 実質コスト更新。

*DC専用ファンド、ETFは参考値扱い。(表中グレーの行のファンド)

ファンド 信託報酬
(実質コスト)
設定日 純資産総額(億円)
TOPIX連動型上場投信[ETF:1306] 0.1188%
(0.128%)
2001/7/11 88,506
eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX) 0.1512%
(0.157%)
2017/2/27 75.3
DIAM DC 国内株式インデックスファンド 0.1620%
(0.166%)
2007/9/27 313.8
Smart-i TOPIXインデックス 0.1674%
(0.261%)
2017/8/29 2.6
<購入・換金手数料なし>ニッセイTOPIXインデックスファンド 0.17172%
(0.175%)
2015/4/27 225.3
iFree TOPIXインデックス 0.17172%
(0.180%)
2016/9/8 9.9
三井住友・DCつみたてNISA・日本株インデックスファンド 0.1728%
(0.191%)
2011/12/9 221.2
たわらノーロードTOPIX 0.1836%
(0.186%)
2017/3/21 10.5
i-SMT TOPIXインデックス 0.1836%
(0.189%)
2018/1/12 0.6
(三菱)つみたて日本株式(TOPIX) 0.1944%
(0.199%)
2017/8/16 39.4
日本株式インデックスe 0.3996%
(0.406%)
2010/4/6 31.6
SMT TOPIXインデックス・オープン 0.3996%
(0.408%)
2008/1/9 145.6
野村インデックスファンド・TOPIX[Funds-i] 0.432%
(0.436%)
2010/11/26 30.9
eMAXIS TOPIXインデックス 0.432%
(0.437%)
2009/10/28 189.4
[日興]インデックスファンドTOPIX(日本株式) 0.6696%
0.675%
2001/10/31 161.8

信託報酬ではSmart-i TOPIXインデックスが2019.2.26からの引下げを発表しましたが、即座にeMAXIS Slim国内株式(TOPIX)が追従、さらに2019.5.14から再度の引下げを行い単独トップとなります。

純資産総額1位は<購入・換金手数料なし>ニッセイTOPIXインデックスファンド。低コスト・インデックスファンドの代表的な存在で、設定から4年ほどですが早くも200億円を超え、今まで首位だったeMAXIS TOPIXインデックスを抜き去りました。

低コスト・インデックスファンドの中では三井住友・DCつみたてNISA・日本株インデックスファンドも健闘しており200億を超えています。

常に信託報酬最低水準を目指すeMAXIS Slimも設定が新しい事を考慮すると、まずまずの純資産総額です。

一方、第2グループといっても良いたわらノーロードiFreeは10億前後、設定の新しいi-SMTはまだ1億にも達していません。

Smart-iは信託報酬は低いものの実質コストが非常に高く、純資産総額も2.6億に留まっています。

尚、確定拠出年金専用ファンドで、参考データとして記載したDIAM DC 国内株式インデックスファンド(マネック証券等のiDeCoに採用されているファンド)、一時期はeMAXIS Slim国内株式(TOPIX)と信託報酬が同率となりますが、2019.4に引下げを行い、現在は信託報酬単独で最安値、純資産総額もトップです。しかし、2019.5.14以降は再度の引下げを行うeMAXIS Slim国内株式(TOPIX)がトップを奪い返します。

最新の信託報酬・実質コスト等は下記記事を参照して下さい。


資金流出入額 [国内株式(TOPIX)インデックスファンド 人気ランキング]

直近3カ月(2019年1~3月)の月次資金流出入額合計(*)、及び2018年の累計(1~12月の12カ月間の合計)を見てみます。

直近3カ月の資金流出入額の大きい順にならべてあります。

どのファンドが多く購入されているかの人気ランキングになりますが、純資産が増える事は、それだけ安定した運用にもつながりますし、繰上償還のリスクも減ります。

ただの人気ランキングとしてではなく、ファンド選択の重要な指標の一つとしてみて下さい。

(*)月次資金流出入額は、日々の純資産総額の増減額に騰落率を考慮して算出。
例えば、3月5日の日次資金流出入額は
(3月5日の純資産総額) - (3月4日の純資産総額) x (日次騰落率 + 1)で計算し、
これを1カ月分足して月次資金流出入額としています。

国内株式(TOPIX) インデックスファンド 資金流出入額
直近3カ月(2019年1~3月) 2018年累計
順位 ファンド (億円) 順位 (億円)
1 三井住友・DCつみたてNISA・日本株インデックスファンド 23.7 1 108.9
2 <購入・換金手数料なし>ニッセイTOPIXインデックスファンド 12.3 2 93.6
3 eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX) 12.0 3 56.0
4 iFree TOPIXインデックス 1.3 9 5.9
5 たわらノーロードTOPIX 1.1 8 6.8
6 (三菱)つみたて日本株式(TOPIX) 0.7 4 41.0
7 Smart-i TOPIXインデックス 0.6 10 2.0
8 インデックスファンドTOPIX(日本株式) 0.1 6 16.1
9 i-SMT TOPIXインデックス 0.1 11 0.6
10 日本株式インデックスe -0.4 12 -0.2
11 野村インデックスファンド・TOPIX -0.6 7 13.2
12 SMT TOPIXインデックス・オープン -1.6 5 26.2
13 eMAXIS TOPIXインデックス -8.9 13 -13.3
参考 DIAM DC 国内株式インデックスファンド 12.2 参考 103.9

直近3カ月のランキングは、

1位 三井住友・DCつみたてNISA・日本株インデックスファンド

2位  <購入・換金手数料なし>ニッセイTOPIXインデックスファンド

3位 eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)

1~3位の3本は2018年ランキングでも同一順位で安定した資金流入を維持しています。直近3カ月では三井住友・DCつみたてNISAが2位以下を大きく引き離し、2位、3位の<購入・換金手数料なし>ニッセイeMAXIS Slimは僅差となっています

比較的低コストながら資金流入が伸びないのが、たわらノーロードiFreeSmart-ii-SMT

 

三井住友・DC、<購入・換金手数料なし>ニッセイ、eMAXIS Slimの月次資金流出入額の比較

1位~3位の三井住友・DCつみたてNISA<購入・換金手数料なし>ニッセイeMAXIS Slim、この3本の月次資金流出入額の推移を見てみます。

国内株式(TOPIX)インデックスファンド

2018年は三井住友・DCつみたてNISA<購入・換金手数料なし>ニッセイの2本が激しくトップを競っていましたが、2019年に入りeMAXIS Slimが徐々に迫ってきているように見えます。

 

リターンの比較。実質コスト(信託報酬+α)が騰落率に反映されているか? ベンチマークとの乖離(トラッキングエラー)は?

2019年3月末時点の各ファンドの騰落率を見てみます。

*騰落率は各ファンドの基準価額から「しんたろう」が独自に計算した結果です。
*騰落率は全て分配金再投資時(分配金課税無)の基準価額より計算。

*実質コストに対する騰落率を見ていきますが、期中に信託報酬の変更があったファンドは、その期間に応じて按分した実質コストを用います。

騰落率とコストの関係は、理想的には(配当課税を適切に考慮した)インデックス騰落率から決まる傾き、切片の直線になります。国内株式の場合、配当が出ると、それに課税される事無くファンドの資産に入りますので、配当込指数がインデックス騰落率となります。

 

3カ月騰落率

先ずは、2019年3月末日時点の3カ月騰落率を見てみます。

実質コスト/4に対して3カ月騰落率をプロットします。

国内株式(TOPIX)インデックスファンド

図中、茶色の横線は配当込指数の値です。そして、グレーの点線が傾きが-(1+インデックス騰落率)、切片(コストが0の時)がインデックス騰落率(=配当込指数)の直線です。

全てのファンドが概ねこの点線上にのっており、コスト要因を除けばベンチマークとの乖離がない運用がなされている事がわかります。

尚、超低コストのファンドの騰落率は、そのコスト差が小さい事もあり、約±0.015%の範囲内でばらついておりファンド間の差は良く分かりません。(この程度は許容範囲かな・・・)

 

1年騰落率

次に2019年3月末日時点の1年騰落率を見てみます。

国内株式(TOPIX)インデックスファンド

1年騰落率でみても、概ねコスト要因以外でのベンチマークとの乖離が無い運用となっています。

ただ、三井住友・DCつみたてNISA・日本株インデックスファンドだけは若干プラス側に乖離しています。これは、2018年9月4日に1日だけで約0.1%という大きなプラス乖離を起こした事に起因するものです(*)

(*)このプラス乖離は、オリンパス(株)の有価証券報告書虚偽記載に対する訴訟で得た和解金をマザーファンドに計上した事によるものです(運用報告書より)。よって運用上の問題ではなく、受益者にとっては寧ろ有益な乖離という事になります。(ただ、訴訟にもし負けていたら・・・)

騰落率は、ETF[1306]、プラス乖離の三井住友・DCを除き、僅差ですがeMAXIS Slimが最も大きくなっています。

 

まとめ & おすすめファンド

以上、国内株式(TOPIX)インデックスファンドについて、純資産総額、資金流出入額、騰落率、さらにベンチマークとの乖離を評価しました。

人気を集めている=資金流入額が大きいのが三井住友・DCつみたてNISA・日本株インデックスファンド<購入・換金手数料なし>ニッセイTOPIXインデックスファンドeMAXIS Slim国内株式(TOPIX)の3本

信託報酬、実質コストはeMAXIS Slim国内株式(TOPIX)が最も低くなっています。

ベンチマークとの乖離は全てのファンドで問題なく、コストで説明できる騰落率となっています。

 

おすすめの国内株式(TOPIX)インデックスファンド

(ここでは示しませんでしたが)マザーファンドの大きさ、さらに今後の信託報酬引下げ競争でも優位にたつであろう点を考慮すれば、

eMAXIS Slim国内株式(TOPIX)

が現時点のおすすめファンド。

ただ、コスト差が小さことから、

<購入・換金手数料なし>ニッセイTOPIXインデックスファンド三井住友・DCつみたてNISA・日本株インデックスファンドを選択しても大きな差はないでしょう。

*「おすすめ」というのは必ず利益が出るという意味ではありません。他の類似ファンドに比べ、同等以上の成績を残すであろうと管理人の主観・推測で選んだものです。最終的なファンドの選択はご自身の判断で行ってください。

 

eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)は下記の金融機関で購入出来ます。

販売会社 SBI証券楽天証券 マネックス証券カブドットコム証券SMBC日興証券(ダイレクトコース)松井証券岡三オンライン証券GMOクリック証券 、ジャパンネット銀行、岩井コスモ証券(ネット専用)、フィデリティ証券、三菱UFJ国際投信ダイレクト(matttoco)

現時点(2019.4)で、上記金融機関以外では購入出来ません。低い信託報酬(販売会社の利益が少ない)、かつ機動的な信託報酬の引下げに合意できる金融機関のみが取扱うという事でしょう。

勿論、つみたてNISA対象のファンドです。(上記金融機関でもつみたてNISAを取扱っていない場合があります)

楽天証券なら楽天カード(クレジットカード)で投資信託を積立購入する事が出来ます。勿論ポイント還元があり事実上1%割引で購入出来るようなものです(上限5万円/月)。さらに、そのポイントで投資信託を購入する事も出来ます。
公式サイト楽天カード

 

また、参考データとして取り上げた信託報酬最安値のDIAM DC国内株式インデックスファンドは、確定拠出年金専用ファンドで、個人型確定拠出年金(iDeCo)では、マネックス証券 iDeCo松井証券 iDeCoイオン銀行 iDeCoで取扱っています。

 

国内株式であればSMBC日興証券のキンカブ、FROGGYを利用して1銘柄500円からの買付・積立てが可能です(しかも100万円まで買付手数料無料)。TOPIXや日経平均株価といった既存のインデックスではなく、自分自身で広く分散したポートフォリオを作る事も可能です。詳細は下記記事を参照して下さい。

 

他のアセットクラスの最新の情報・結果は下記記事を参照して下さい。

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国内株式(TOPIX)インデックスファンド(本記事)

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