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【先進国株式インデックスファンド】eMAXIS Slim先進国株式、<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式、たわらノーロード先進国株式 徹底比較。

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たわらノーロード先進国株式が下記記事で紹介した通り2019年10月1日からの信託報酬引下げを発表し、MSCI Kokusaiとの連動を目指す先進国株式インデックスファンドとして下記3本が同率で信託報酬最安値となりました。そこで、この3本のインデックスファンドを徹底比較します。

[最終更新日:2019.9.13]初版。本記事は2019.9.13時点の情報に基づき記載しています。ただし「たわらノーロード」の信託報酬は2019年10月1日より。
消費税は10%で記載。

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【先進国株式】eMAXIS Slim、<購入・換金手数料なし>ニッセイ、たわらノーロードのコスト比較

信託報酬、実質コスト

インデックスファンド選択で最も重要な要素が信託報酬等のコスト。

2019年10月1日のたわらノーロード先進国株式の信託報酬引下げで3本とも同一信託報酬となります。

信託報酬に加え、実質コストの比較を下表にまとめます。(税込み表記10%)

ファンド信託報酬実質コスト
(決算日)
eMAXIS Slim先進国株式インデックス0.10989%0.187%
(2019.4.25)
<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド0.195%
(2018.11.20)
たわらノーロード先進国株式0.146%
(2018.10.12)

*実質コストは決算日における信託報酬以外のコストを最新の信託報酬に足した値。信託報酬以外のコストは全て消費税がかかると仮定して1.1/1.08倍して消費税10%に換算。
*<購入・換金手数料なし>ニッセイは2018.11.21以降の監査費用削減を含んだ値。

 

信託報酬

信託報酬は3本とも同率。

ただ、eMAXIS Slim先進国株式インデックスは純資産総額が500億円以上、1,000億円以上の部分は0.005%(税抜)ずつ下がる受益者還元型信託報酬を採用し、既に純資産総額500億を突破している事から他の2本より若干低コストになります。

 

実質コスト

信託報酬で並んだ3本ですが、実質コストでは差があり低い順に、

  1. たわらノーロード先進国株式
  2. eMAXIS Slim先進国株式インデックス
  3. <購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド

となります。特にたわらノーロード先進国株式の実質コストが低く、他の2本と0.04~0.05%の差をつけています。

*実質コストは全ての費用が含まれているわけではなく単純に比較する事は出来ないとの指摘もあります。後述のリターンの結果と合わせてご判断下さい。

 

信託報酬の引下げ履歴

3本のファンドの今までの信託報酬引下げ回数です。ファンド設定日とともにまとめます。

ファンドファンド
設定日
信託報酬
引下げ回数
eMAXIS Slim先進国株式インデックス2017.2.275
<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド2013.12.105
たわらノーロード先進国株式2015.12.182

また過去の信託報酬の履歴を下図にまとめます。

先進国株式インデックスファンド 信託報酬変更履歴

引下げ回数は<購入・換金手数料なし>ニッセイeMAXIS Slimがともに5回。お互い最安値を競い合っていますが、eMAXIS Slimが2018年1月30日に0.20412%から0.11826%と40%以上の大幅な引き下げを行ったの対し、<購入・換金手数料なし>ニッセイはこの水準に引き下げるまで約7カ月遅れをとっています。

一方、たわらノーロードは引下げ回数2回、概ね2年に一度といったペースです。

信託報酬の迅速な引き下げ対応という点では、常に最低水準の信託報酬を目指すeMAXIS Slimが大きくリードと言って良いでしょう。

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【先進国株式】eMAXIS Slim、<購入・換金手数料なし>ニッセイ、たわらノーロードの純資産総額、資金流出入額比較

ファンド純資産総額、マザーファンド純資産総額

大きな純資産総額は、後述の資金流入額と合わせて繰上償還リスクの低減、また運用の安定性(実質コストとも関係)にもつながります。

*ファンド純資産総額は2019年9月12日時点。マザーファンド純資産総額はそれぞれの決算日の値。

ファンドファンド
純資産総額
[億円]
マザーファンド
純資産総額
[億円]
(決算日)
eMAXIS Slim先進国株式インデックス5793,372
(2019.4.25)
<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド1,3471,497
(2018.11.20)
たわらノーロード先進国株式3872,845
(2018.10.12)

ファンド純資産総額では<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド

マザーファンド純資産総額ではeMAXIS Slim先進国株式インデックス

が最も大きくなっています。

ただ、いずれも大きな純資産を有しており大きな差ではないでしょう。またこの3本であれば繰上償還のリスクも極めて小さいと推測します。

 

資金流出入額

資金流出入額を比較します。どれだけ売れているか、人気があるかを表す指標です。

(*)月次資金流出入額は、日々の純資産総額の増減額に騰落率を考慮して算出。
例えば、3月5日の日次資金流出入額は
(3月5日の純資産総額) - (3月4日の純資産総額) x (日次騰落率 + 1)で計算し、
これを1カ月分足して月次資金流出入額としています。

先ずは2019年1月~8月の8カ月間の資金流出入額合計です。

ファンド資金流出入額
[億円]
eMAXIS Slim先進国株式インデックス241.6
<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド194.1
たわらノーロード先進国株式70.8

また、2018年からの月次資金流出入額を比較します。

先進国株式インデックスファンド 資金流出入額

資金流出入額では、

  1. eMAXIS Slim先進国株式インデックス
  2. <購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド
  3. たわらノーロード先進国株式

の順。

eMAXIS Slim<購入・換金手数料なし>ニッセイの差は僅かですが、3位のたわらノーロードは信託報酬の差が大きかった時期が長く、資金流入額でも大きな差をつけられています。ただ、それでも5~10億/月の安定した資金流入があり、他のファンドに比べると十分売れているファンドです。

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【先進国株式】eMAXIS Slim、<購入・換金手数料なし>ニッセイ、たわらノーロードのリターン

実際のリターン(騰落率)を見てみます。

直近のリターンを見るだけでは、今までの信託報酬・実質コストの差が出てくるだけですので、2019年7月末時点の1年騰落率を、信託報酬・実質コストが最新の値だったと仮定し、それに対応する騰落率を推定し比較してみます。

*ファンド騰落率 = (1 + r) x (1 - s) -1 [r : ベンチマーク騰落率   s : 実質コスト]より、最新の実質コストで騰落率を換算。

先ずは2019年7月末日時点の実際の騰落率のデータ。
*期中に信託報酬の引下げがあったeMAXIS Slim、<購入・換金手数料なし>ニッセイは日数で按分して年間コストを計算。

先進国株式インデックスファンド

騰落率は期中の実質コストが低いeMAXIS Slim<購入・換金手数料なし>ニッセイたわらノーロードの順に高くなっています。

次に、これを最新の実質コスト、それに応じた騰落率に換算した値をプロットします。あくまで推定値である事に注意してください。

先進国株式インデックスファンド

信託報酬で同率の3本ですが、その差は小さいものの実質コストが低い分だけたわらノーロードの騰落率が高くなっています。

尚、前述のように実質コストは全てのコストを含んでいませんが、このように騰落率で差が見えていることから、依然、ファンド評価の有効な指標であると言えるでしょう。

そして実質コスト最安値のたわらノーロードが、今後、騰落率でも上回る可能性が高いと推測します。

*記事執筆時点で2019年8月のデータが最新ですが、8月は各ファンド、ベンチマークとの乖離が生じている事から敢えて7月のデータを採用しました。
因みに8月はeMAXIS Slimがプラス側、たわらノーロードがマイナス側に乖離していると推測され、最新の実質コストに換算した8月末時点の1年騰落率ではeMAXIS Slim > たわらノーロード > <購入・換金手数料なし>ニッセイとなりました。

 

まとめ

多くの方がアセットアロケーションの中心にしているであろう先進国株式インデックスファンド、同率で信託報酬最安値となったeMAXIS Slim先進国株式インデックス<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンドたわらノーロード先進国株式の3本を比較しました。

3本とも信託報酬0.10989%と十分低コスト、純資産総額も大きく、安定した資金流入もあります。

強いて言えば、

受益者還元型信託報酬、そして、他社類似ファンドでさらなる信託報酬引下げがあっても、それに迅速に対抗し常に最低水準のコストを維持するであろうeMAXIS Slim先進国株式インデックス

そして、過去の実績からeMAXIS Slimの引下げにも追従する可能性が高く、ファンド純資産総額が最も大きい<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド

信託報酬引下げの対応は決して早いとは言えませんが、信託報酬以外のコストが低いたわらノーロード先進国株式

という特徴があります。

*将来の信託報酬引下げを保証するものでもありませんし、また実質コストは毎年変動します。

この3本であれば、どれを選んでも大きな違いはないでしょう。

 

先進国株式インデックスファンドの最新の人気・運用状況は下記記事を参照して下さい。

 

これら3本のファンドは下記の金融機関などで購入出来ます。

販売会社 SBI証券楽天証券 マネックス証券auカブコム証券SMBC日興証券(ダイレクトコース)など

勿論、つみたてNISA対象のファンドです。(上記金融機関でもつみたてNISAを取扱っていない場合があります)

楽天証券なら楽天カード(クレジットカード)で投資信託を積立購入する事が出来ます。勿論ポイント還元があり事実上1%割引で購入出来るようなものです(上限5万円/月)。さらに、そのポイントで投資信託を購入する事も出来ます。
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